日伊パッケージ考 | Miyuomilan イタリア生活備忘録

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2015年2月からミラノ近郊に住む駐在員妻です。
イタリア語学力ゼロからスタートする初めての海外生活を主婦目線で綴ります。
2016年9月、ブログ名変更しました。(旧・ひよっこ駐妻 イタリア生活備忘録)

主人の会社のイタリア人女性が、日本のお土産「萩の月」を手にして一言。

「日本のお菓子って、本当に素晴らしいわよね~。ひとつひとつ、こんなに美しい箱に包まれて」

と、うっとりしていたそう。

私だって、仕事中に萩の月なんていただいたら、嬉しくてうっとりしちゃいます。でもそれはあくまで美味しいお菓子だから。美しい包装に関しては、当たり前、の領域です。

そう言えば、日本とイタリアの包装・パッケージに関してはお国柄が出ている気がします。


クッキーを例にすると。
日本ではよく、クッキーやおせんべいは1枚毎、2枚毎に個装されていますよね。ある意味親切。ある意味過剰包装。
私の知る限り、イタリアではこの形式を見た事がありません。300gとか500gがドーンと大きな袋に入っているパターンが主流。 よって食べ過ぎます。お菓子メーカーの思うツボです。

次に冷凍食品。
魚のフライなんですが、紙製の箱を開けるといきなり商品!

初めて開けた時は、えっ!そんないきなり!心構えがまだ…状態でした。

固形スープもそう。
さすがに紙には包まれていますが、それがそのまま紙製の外箱に入っています。よって、湿気ています^^; 指で簡単にちぎりやすいからいいのかな?

こないだビックリしたのは卵。
プラ容器に紙が巻きつけてあるので、お店では中身が見えない商品でした。お?日本より頑丈やん。
…と思いつつ家で開けてみたら…羽根!

しかも結構な大きさ。
そりゃ鶏が卵を産むんだもの、ある意味ナチュラル。でも日本じゃ、鳥インフル云々でクレーム殺到の予感。


日本の包装って本当によく工夫されていますよね。時にやり過ぎ感を感じるくらい。
コンビニおにぎりのセロハン剥がすのとか、スライスチーズが一枚毎にセロハンに包まれているのをイタリア人が見たら、どんな反応をするんだろう?

日本の包装プラは、やり過ぎだけど薄くても丈夫だったりしますよね。意外性あり。
イタリアのパッケージは、「ゴツくて丈夫!大きくて大容量!薄いものはすぐ破れる!」と、見たまんまな気がします。意外性はありません。
潔い直球感覚のイタリア包装事情でした。