怜生が言葉を発するようになった。



離乳食食べながら、食べさす手が止まると、
『まんま~!』と言うのである。



まだ生後6ヶ月。
確かに、なん語も早めから出ていたし、
5ヶ月を過ぎたころから、そのなん語もハッキリとしだしていた。



しゃべるの早いかなぁとは思っていたが、
まさか6ヶ月で言葉が出るとは。



琉生の影響が大きいのもあるはず。



怜生が離乳食食べてる横で『まんまー』と言ってるのだから、兄のやる事なす事気になって仕方ない弟にすれば当然かなとも思う。



つかまり立ちもそう遅くないだろう。



ハイハイをとばしてつかまり立ち、つたい歩きになりそう。
琉生もそうだった。



後追いはあるが、人見知りはない。
兄弟揃って得やなぁと思う。



最近はあまり外出してないので、子ども達の相手の合間に琉生のこれからの事や、発達に関して色々調べたりしてる。



もちろん、早めに色々気付けたりするための情報収集であったり、勉強であったり。



調べた中で気になったのが、『医療機関での発達検査は三歳~可能で、どこも半年~一年待ち。』という問題。



琉生は今月で二歳半になる。受診が半年待ちなら、そろそろ予約を考えるべきなのか…?と考えるようになっていた。



でも今は、春からのすくすく教室の通園を控えてる状態。
色々考えた。



すくすく教室に通う事でドコまで効果がでるのか。
効果がでるとし、いつ頃からなのか。

万が一、琉生の発達の遅れが障害からくるものなら、すくすく教室だけで遅れを取り戻すのは難しいのでないか。

万が一、障害がある事が疑われ、医療機関を紹介された場合、すくすく教室からの紹介があれば予約や受診が通常より早まる事があるのだろうか。



全部、すくすく教室に通ってみないとわからない事である事はわかっている。



だけど、私としては琉生の自尊心が芽生える前に出来ることは全てしてやりたいと思っている。



とりあえず、健診や発達相談でお世話になってる子ども健康センターに電話で相談してみた。



うちの担当の保健師さんが電話口に出られ、
私の考えを一通り話した。


少し、ムッとした口調で、『すくすくさんに通われてから考えられてもいいのでは?』と言われたので、

それはわかってるが、すくすくさんと医療機関の両方からのアプローチを考えた方がいいと思ってる。
あまり寝ないし寝付きに落ち着きがない、短時間の記憶力の弱さなど、かなり違和感を感じる部分が目立つように感じてる。と。



『医療機関を受診というのは具体的にはどういう?』
発達検査と、投薬治療などの事も聞いてみたい。


『お父さんはどう考えられているのか?』

私ほど強く色々気にしてるわけではないが、基本的に私の気持ちに寄り添ってはくれている。



などの会話をやり取りした。



そして保健師さんがおっしゃったのが、
『先日の見学会ですくすくさんの事をどのように説明を受けられましたか?』と聞かれ、



何枚かの書類のやり取りと、入室説明会の日程や、すくすくは何曜日とか希望はきけない、くらいで、
あとは正直、よそのお子さんが近くで泣いておられたのでしっかり聞き取れなかった。と言うと、



『そうだったんですね。
見学会に参加してもらい、その時の琉生くんの様子から琉生くんにあった療育方針というのをすくすくさんで考えてらっしゃいます。なので、お母さんのお考えはすくすくさんにお伝えしときますので、それを踏まえてまずすくすくさんに通われてはいかがですか?』との返答。



びっくりした。
まさか、通園する幼児一人一人にあった療育方針というのを決めて、療育指導していくとは知らなかったから。



そういう事なら私の考えはひとまず横に置いとくべきと思い、
すくすくさんの方には、
将来的には医療機関の受診も必要かもしれないくらいで考えてると伝えてもらう事にした。



パパが帰宅して、その事を報告。
保健師さんがムッとしはるのも無理はないとやんわり怒られてしまった。



でも最後は保健師さんの話しを聞いて私が納得したので、それで良かったと言ってくれた。



失敗したぁ…と思った。
我が子の事ばかり考え、相手がどう思うかを考えてなかった。
それに相手はお役所の機関の一つ。あまり色々言うと、見放される事もあるだろう。



私はこういう事がよくある。気になると確認しないと気が済まなかったり、考えると周りが見えなくなったり。



何か物事を行う時は、一呼吸置いて、少し考える。
すぐに行動に移さなくったって、ちょっとくらいなら大丈夫と自分に言い聞かせよう。



それから、
これからは何事もまずパパに相談してから。
決めていた事やったのに、必死になり過ぎて忘れてしまってた。



とりあえず今は、自分なりに色々勉強と情報収集をして、春からのすくすく教室に備えよう。



おわり
このところ…



とにかく寒い。
インフルエンザの流行。
雨続き。
そして何より、私自身が子ども達と出かけるのが怖くなっていた。



まだ小さい怜生。
当たり前の事だが、外出すれば常に抱っこ。
生後半年を過ぎたが、体重は9キロ近くある。

正直…重い。(笑)



その怜生を抱っこした状態で、琉生がもし道路に飛び出したり、危ない事をしようとしたりしたら……



一歩遅れるんではないかと、正直安全を保証してやれない。



そう思うと、外出が怖かった。



そう思って過ごしていたところで、久々の晴れ。



私自身もそろそろ引きこもりに限界を感じ、買い物に出掛けた。



一件目のスーパーで食材を買い、ここまで出て来たんやしと、よく行くショッピングセンターへ。



結局、いつものトコやケド、琉生はお気に入り。



3階にあるゲームセンターとボールプール等が設置されてる遊び場。



ここへ来ると、まずは遊び場の方に入りたがる。



だけどあまり広くないから、怜生を抱っこしたまま一緒に入るのは厳しい。
だからいつも、
『パパがいる時ね』と言って諦めさしてた。



ゲームセンターの方でただひたすら色んなゲームを触るだけでも、十分楽しむ事ができる琉生やから、諦める事ができるんやと思う。


そして、ここへ来たらいつもする約束事。
目と目を合わせ、
『絶対にママから離れて行ったらダメやで。離れて行くんやったら、すぐ帰るよ。わかった?』
『はいっ!』



最近は、目を見てしっかり返事できるようになってきた。



とは言うものの、
私が琉生の後を追うという形は変わらない。
だけど、角を曲がったり、ゲームの影になったりして私が見えなくなると、必ず立ち止まって待ったり、戻ってくるようになってきた。



昨日は特にしっかりとできていたように思った。



何回かに一回はダッシュしてしまって、私に名前を呼ばれてしまってたが、
本当に呼ぶ事が少なくなった。



ふと遊び場の方を見ると、一組の親子の姿しかない。これならいけるかも。
そう思って、琉生に声をかけた。



『ボールのとこ入る?』

一瞬間があり、

『はいっ!』と返事が返ってきた。



店員さんにお金を払い、
いざ入ると、靴も脱がずに入ろうとする琉生。



制限時間は20分。
いつもパパと入る時も、20分遊べば納得して出てくる。



抱っこひもに怜生を抱いた状態なので、一緒に入れないコーナーもある。
そんな場所はあまり長居しない琉生。



ちょっと前までと様子が違う。
ちょっと前までの琉生なら、私がいようがいまいが自分が楽しい時は周りが見えてなかった。



いつもの約束事を、ここでもしっかり守ってるつもりなのか…?
それとも、私が居ない事に不安や戸惑いがあるのか…?



前者でも後者でも、
どちらでも琉生にすれば成長である。



私がベンチに座り見守っていると、私の周りで遊ぶ琉生。



本当に成長してると改めて感じた。



相変わらず、楽しいと視野は狭い様に見えるが、
私の存在の確認ができるようになってきてる。



20分経ちオモチャを片付けさせ出ようとしたら少しグズったが、お土産の風船を貰いすぐ機嫌がなおった。



その後はすんなりカートに乗ってくれ、すんなり買い物もできた。



帰りの車で寝るかと思いきや、到着した時も普通の表情。



ふと公園に目をやると、一組親子が遊んでる。



今日の感じなら、遊ばせてやれるかもしれない。
それに、この公園なら狭いから、目が行き届く。



『ちょっとだけ、公園でシューする?』
『はいっ!』



寒かったし、怜生の授乳時間も気になっていたが、
怜生の機嫌も良かったので少しの時間遊ばせてみた。



琉生より小さい女の子。
いつもの琉生ならグィグィ寄っていくところだが、
滑り台に夢中、走り回る事に夢中で気にはなってたみたいだが、側に寄っていく事はなかった。



ちょっと離れて行こうとしたりしても、呼ばないで見守っていたら、ちゃんと戻ってきた。



さすがに寒くなってきたし、怜生の授乳も気になってきたので、短い時間だったが、帰宅する事にした。



遊び足りない様子だったが、ポストに入っていたチラシを、
『ほら、これ琉生くんが持って。』と言うと、
『はい。』と言って持ってくれた。
『お家に持って帰ってね。』と言うと率先して階段を上がりだした。



帰って、怜生にミルクをやってる間に、いつの間にかコタツにもぐりこんで寝てしまってた。



あっという間に眠りにおちた琉生。



楽しかったし、疲れたんだろうと思った。



日々の言い聞かせや教えている事が、しっかりと伝わってるんだと実感できた1日だった。



琉生が私の前を走り私が後を追う…たまに振り返る琉生。



目が合うと分かる。



『僕、ママから離れないように気を付けてるよ!』
『ちゃんと約束守ってるよ!』



次からは遊びに出た帰りにいっぱい誉めてあげないと。



おわり
今月で、二歳半をむかえる琉生。



まだまだフォークやスプーンが上手に使えない。



食べたい物がすくえなかったりしたら、必ず左手が出る。



ここ1ヶ月くらいで、手が汚れた感覚が分かり始め、『ちれい、ちれい』と言いながらティッシュとかで手や口を拭く事も出来るようになってきた。



だけどまだ、

手で掴む⇒だから手が汚れる

の理屈が理解できないみたい。



汚れたらきれいにしようとするだけ、成長したんだとは思う。



何回も繰り返し教えなきゃいけないのも分かる。



私がよく親に言われた言葉…
『何回同じ事言うたら分かるん』を私も言ってしまってる。



結構傷付いてた言葉。



心の中で、
『分かってるケド出来ない…。』と悲しくなってた。


親が言うのも仕方ない。
でもその言葉がとても感情的で見下されたように感じてた。だから悲しくて仕方なかったのだと思う。



同じ言葉でも、そこにどんな気持ちがこもるかで、受け取る側の受け取り方や、感じ方が違う事を身をもって知ってる。



なのに、つい感情的になってしまう。



親だって完璧じゃないから、ついって事もある。



出来ない事も根気よく。



自分が親からしてもらえなかった事をしてあげる。



思っていても、本当に難しい。



だってしてもらってないから見本がない。



でも、親になった時に決めた事。



自分がされて辛かった事、悲しかった事は絶対にしない。
自分がして欲しくてもしてもらえなかった事は、できるだけしてあげる。



この気持ちだけは忘れないように、根気よく頑張っていこう。



終わり