感情の起伏が伴った「涙」を流す＝「泣く」事は
ストレス解消にもってこい！
なぜ、人は泣くとストレスが解消されて
スッキリするのでしょう？
それは、人間が涙を流す時に副交感神経が働いているからです。
それによって、身体をリラックスさせてくれます。
人間が生きていく上で、体の臓器や分泌腺を支配している
「自律神経」のバランスを整っていることはとても大切。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の２つから成り立っています。
「涙」は大きく分けて3種類。
①目の表面を保護したり酸素を供給したりするために基礎的に分泌される涙
②玉ねぎを切った時や、煙やゴミが目に入ったとき、
ワサビを食べた時などに出る刺激性の涙。
③情動の起伏によって出る感情性の涙です。
通常、人が「泣く」という時の涙は、感情による涙を指します。
人は外界から何かメッセージを受け取ったと時
大脳辺縁系にある重要な神経核「扁桃体」で、「好き・嫌い」「快・不快」
といった感情が作られます。
多次元キネシオロジー【扁桃体のネガティブな感情/感覚の除去】
扁桃体のすぐ隣には視床下部があり、そこから自律神経が体に伸びています。
特に涙は自律神経の中でも、交感神経と強く結びついていて、
感情によって交感神経が優位になると、抹消にあるまぶたの奥の涙腺が刺激され、
涙が流れるのです。
感情によって涙が流れると、脳から分泌されるホルモンの「プロラクチン」、
副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」
といったストレス物質も涙と一緒に体外に流れ出ます。
つまり、感情が高ぶって流れる涙には、
ストレスの原因になる物質を排出する重要な役割があるのです！
ストレスが溜まると、気分が憂鬱になるだけではなく
脳から分泌されるストレス物質と呼ばれるホルモンの量が増えるのです。
これらを排出するのに役立つのが、心が動いた＝感動の涙。
涙にはこれらのストレス物質が含まれるので
泣けばストレス物質の量が減るという訳です。
また、涙にはストレスによって生じる苦痛をやわらげる
脳内モルヒネ「エンドルフィン」に似た物質も含まれているといわれています。
＊エンドルフィンには強い鎮静作用があり、適度な運動の後などにはこの物質が増加して
ストレス解消とすっきり感をもたらすことが知られています。
目にゴミが入ったりして涙が出てもストレス物質は流れませんが、
悲しいときや悔しい時に思いっきり泣くと、
ストレス物質を排出し、苦痛を緩和することができるのです！
自然に泣ける方法
人は傷ついたとき、強がったり、いい人ぶったりして、
本当の感情を歪曲して防衛していることがよくあります。
（インナーチャイルドや感覚を抑圧する遺伝の要因も大きいと思います）
例えば「この失敗もオレのキャリアの１つだね」などと無理して
頭でっかちにプラス思考を装っていても
実は体内では
ストレス物質のアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、
胃がきゅーっと収縮したり、免疫力が落ちたりしています。
このように抑えた感情を表出していくためには、
ぬるめのお風呂にゆったり浸かったり、
上半身の力を抜いて、
へそ下４、５cmの所にある丹田に意識を向けて呼吸する
「丹田呼吸(腹式呼吸)」をして、心身をリラックスさせてあげる。
そして、「本当は、あのとき○○したかったんだよなあ」
「本当は、あのとき気持ちを理解してほしかったんだよなあ」
「考えてみれば、私もよく耐えてきたよなあ」などと自分の心に寄り添ってみる。
そうすると、押し殺していた自分の本当の感情に気づく事ができるかも知れません。
そうする事によって、自然と涙が流れて癒される事に繋がりるでしょう。
こちらの記事より
多次元キネシオロジーのセッションでは、こういった脳内から分泌されるホルモンや
神経伝達物質のバランス調整も行います。
泣くこ事は、リラックスと共に心身ともにメリットがあるのですね
泣く事の効果まとめと補足
１心のデトックス効果
２リラックスした状態になる
３痛みの緩和
４自分の解放
補足
マンガンの低減
体内のマンガンのレベルが上昇すると、
人は攻撃性や怒りっぽさ、不安と関連して一定量を超えて蓄積すると
うつ病になるリスクが増える物質だとも言われている。
泣く事で、余計なマンガンを体の外に排出し減らす事ができる。
安眠効果
思い切り泣くことで疲労を感じ、いつもより寝つきが良かったり
熟睡できたりして、起きた時にスッキリする。
精神の安定や安心感や平常心、頭の回転を良くして直感力をあげる事に関わる
脳内物質「セロトニン」も増える。
大人になると簡単に泣く事ができない状況もあります。
置かれている環境や立場上、むしろその場では我慢せざるを得ない事もあります。
そう言った事が続くと、
感情を感じないように心に蓋をしている状態が普通になり
感覚が麻痺してしまってる事もある。
だからこそ、ちゃんと「泣く」事を
自分に用意してあげたらどうだろう？
１週間に１回でも
１ヶ月に一回でも
自分の心に寄り添う時間を作り
上記のバスタイムを利用して、知らずに抑えていた感情はないだろうか？と
自分の心に寄り添う時間を、振り返る時間を
「泣く」時間を
スケジュールに入れてみる。
男性の場合は
男が人前で涙を見せるのはとっても恥ずかしい事だ
と言う暗黙の了解みたいなものがあるから、男性は難しいかも知れない。
でも、女性は男性より泣く事で感情を解放しやすい。
長引くコロナで知らずのウチに
心の底に不安が溜まっているかも知れないし
それでなくても、生きていたら色々あります。
我慢しないで思いっきり泣いてみてください
最近いつ涙を流しましたか？