いやあ、香港にはお金持ちがたくさんいるんですねえ。
アンティークコレクターのお友達に連れられて
コンベンションセンターで開催されているFine Art Asia
のプレビューに行ってきました。
10月4日から7日までの一般公開の前に
招待客だけが参加できるというスペシャルイベント。
香港セレブやメディア、
タイクーンやタイタイたちの集いのなか、
ワタシはかなり怪しい存在。
ワインやコニャックを持って歩き回るウェイトレスのお姉さんたち。
とりあえず飲んでおきました、何杯か。
1800年代の中国画から仏像、
フランスのアンティークジュエリーからスイスの最新タイタニアムイアリングまで
いろんなものがキラキラ。
友達が気に入ったというナスのカタチをした香水ボトル、
1780年代のものでお値段は4万香港ドル(約56万円)。
5センチくらいのこんなものが、そんなお値段~ひえ~
と驚いていたら、彼女的には「お手頃」だそう。
そ、そうなのぉ?
でもヘタのカッティングがいまひとつ気に入らないから
今日のところは買わずに最終日にまたくるそうです。
もう一人の連れはジュエリーコレクターとかで
スイスのブースで気に入ったというエメラルドとクリスタルのネックレス、
長々と見入っていました。
ワタシも気に入ったものはありました。
それはシャガールの絵。
B5サイズくらいのものが20万ドル(約280万円)ですって。
「お手頃」では全然ないけれど、
がんばったらシャガールを手に入れることができるかもしれないというのは
少し驚きでした。
「家に投資した後は、芸術品に投資するのよ」
だそうです。ふむふむ。
冷やかしに来ているのはワタシくらいなもので
みなさんかなり真剣にその各芸術品について詳しく聞いていました。
こんな世界もあるんですねえ。
コンベンションセンターからの夜景を見ながら、
いつかワタシも
「あら、このシャガールお手頃ね」
なんて言ってみたいぞ、と夢見た夜でした。