ＭＯＴＯＩ ★★★★★
今年１月にＯＰＥＮしたばかりのモトイさんに行ってきました。
『京都にすごいお屋敷フレンチのお店が出来たって』、
『シェフは大阪の三ツ星レストランＨａｊｉｍｅさんにいたんだって』、
いろいろ噂は聞いておりましたが、
結論、お料理もサービスもとっても素晴らしかったです！
場所は富小路二条を下がったところ。
広ーい、店内。高ーい、天井。もともとは呉服屋さんのお屋敷だったそうです。
メニューはおまかせのコースひとつ。
アペリティフにシャンパンをいただきつつ、キャラメリゼしたヘーゼルナッツと、マドレーヌのケーク・サレ。どちらもジャンパンと抜群に合います！
・キャラメリゼしたヘーゼルナッツ、マドラス風味
・細かく刻んだオリーブが入ったマドレーヌのケーク・サレ
・鯉の洗い、野かんぞうとカリフラワーのピュレ
あら珍しい、鯉の洗い？なんて思ったら、こいのぼりの季節でしたね。
・豚バラ肉を広東の技法を用いて焼き上げたもの
カリっカリ、ジュージーな豚肉ちゃん。見たまんまの美味しさです。
添えてあるルーコラのベビーリーフは自家菜園で作ったものだそうです。
お次は、すっぽんを２種の調理と２種の温度で。
・すっぽんのブータンノワール（温）
ブータンノワールとは豚の血の入ったソーセージのことですが、「すっぽん」のは初めていただきました。
パリパリのパイ皮に包まれ、驚くほど上品で美味。
・すっぽんとフカヒレ、すっぽんスープのジュレ（冷）
こちらも本当に上品な味。花穂じそがさわやかなアクセントになっています。
・ナチュラルなフォワグラ、
ショコラのチュイル、葡萄とペコロスのマリネ
フォワグラに、ビターなショコラのチュイル、お塩、そして干しブドウを裏ごししたソース、こんなに美味しい合わせ技は初めてです！！
・オマール海老をたっぷりのお野菜と共に
オレンジ色はアメリケーヌソース。白いのは、なんと腐乳！！！
泡状に含気するとこんなに軽やかになるんですねー。驚き。
・一汐のグジ
ロメインレタスとフルーツトマト、クリアなヒュメ
グジの骨で取ったスープに、ほんのりショウガ風味が香る、極旨スープ！
カリカリの鱗と、ふわふわの身、フレンチ？と思うほどにやさしい味。
・亀岡の鹿のロティ、塚原の白子筍とともに
２時間かけてゆっくりローストした鹿肉。
塚原の筍は、先日、緒方さんでもいただきましたが本当に絶品。
塚原の筍はアクがなく、色が白いのが特徴。
シェフが朝掘ったものを真水で茹でているそうです。灰汁抜きをすると筍の風味も抜けてしまうのだとか。
・フロマージュのグラス
ペドロヒメネスのエッセンス
ロックフォールのアイスに、コンテの粉チーズ。ペドロヒメネスの甘いエッセンスが良く合います。
・たまごに入ったプリン
これ、絶品です！
底から、プリン、パッションフルーツのソース、ココナッツのアイス。
・ババと小夏のキャラメリゼ
写真を撮るのを失念してしまいました。。。
・ミニャルディーズ
左から、カヌレ、マドレーヌ、大徳寺納豆のマカロン、薔薇のエッセンスの入ったマシュマロ、最後の何だったっけ？大徳寺納豆のマカロンが気に入りました。
紅茶も美味しかったな。(´ー｀)
ダージリンをお願いすると、春摘み、夏摘みの２種類から、すっきり甘い春摘みを薦めてくださいました。
あ、そうそう、パンがとても美味しかったので、
「自家製ですか？」と尋ねたら、
長岡京市のパンやさんに作っていただいているとのことで、
パン屋さんのショップカードをくださいました。なんて親切。
当然のことながら、バターも美味しかったです。
ソムリエさんも、サービスの女性も、とても気持ちの良いおもてなしで、会話上手。
食事の終わりには、前田シェフがテーブルまで挨拶に出て来られました。
名刺をいただき、お店の名前が前田元シェフのお名前だと分かりました。
食後に、蔵を改装した個室を案内してくださいました。
８席ありますが、予約は２名からO.Kで、前田シェフの特別メニュー（２万５千円）をいただくことができるんですって！
ちなみに今回のお会計ですが、グラスシャンパン、白ワイン１/２本、グラスワイン白、赤、含め、ふたりで4万5千円くらいでした。
ゴールデンウィーク中としてみれば、お客さんが静かでしたが、
きっとそのうち予約の難しいお店になるんだろうなー。
ステキなディナーをありがとうございました☆