【お箸は結界の意味】 | ちっちゃな元CAによる接客マナー講習&各種セミナー開催「小笠原実裕花のブログ」

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お箸を横にするのは、
日本だけですね〜
 
韓国や中国では、お箸を使いますが、
縦に置きます。
 
その置き方で、
自然を尊ぶ、和食の精神が込められています。
 
古来、日本人は、
神様からいただいた「神聖な食べ物」は
手を使わず、
お箸を使って食べていました。
(聖徳太子以降…
聖徳太子がお箸を普及させたそうです)
 
 
お箸は、
神様の世界(大自然の世界)と、
人間界との一線を引く、

「結界」の役割がありました。
 
 
そして、
 
「いただきます!」と、
感謝の意を唱え、
お箸を手に取り、
結界を解き、

神聖な食べ物と人間の身体の「和」を
繋いだそうです。
 
 
茶道でも、
お扇子を置き、
結界を引き、
 
「相手から一歩下がった位置から、
ご挨拶をする」
という、謙虚さ、相手を尊ぶ意味だと
聞きました。
 
落語でも、
お客様と自分の間に
扇子を置き、
結界を張り、
ご挨拶しますね〜
 
 
結界には、
相手を尊び、
丁寧、謙虚さを表し、
 
人と自分、
神様と人間、
自然と人間、
霊界と人間界、
 
「聖なる領域」と「俗なる領域」
を分け、
視覚化し、
 
その二つの世「界」を
 
「結」びつけることなのです! 
 
 
 
日本では、
お箸の置き方 ひとつで、
深い意味があるのです!
 


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