ひとりごと絵というのは、きれいにえがこうとすればそうできるけれど、それっぽくできるけれど、それはなかみの薄っぺらな絵だ。絵をうまく描くことばかり(エンドゲイニング)に気もちがいくと、どんなに技術があっても、さみしい絵になる。絵は心を深くのぞきこんだ結果、表れるものだから、だからそこに感動が生まれるんだ。そこに技術はあったにこしたことはないけれど、技術におぼれたら、だめなんだ。技術以上に、技術を踏みにじってでも、表したいことを見つけて、表せたなら・・・。