救急搬送、今度はワタシ。 | Rin Rin Rin

Rin Rin Rin

コレって、子育て日記になるのかしらねん。

月曜日。

またまた、救急車ば乗りました。



あー。

今度は、私が、酸素マスクやら付けられた方です。


夫婦揃って、なんだか、ちょいちょい

申し訳ないくらい利用しちゃって、ごめんなさいね。



そう、魔の月曜日。


旦那方親戚宅にて、4月の合同お誕生会直後

いきなり、耳鳴りがひどくなり

みんなの声が遠くなりましてね。



あれ?


あれれ?


なんか、オカシイぞ。コレ。


とか、思っているうちに


頭がぼわーんとして

両手が、ものすごく痺れ始めましたの。



結構、気合いで、なんとかなるタイプなので


「 ごめん、お水もらっていい? 」


と、頼んでみるものの、自分の声が遠い。



あ、ダメ。


これ、すごい、なんか、ダメな感じ。


どぉしょ。


と、思いながら、水を2杯飲み、横になる。



血圧は、上が160を超え

結構な感じで手が痺れ、震え始めた。

頭痛もなく、意識はハッキリしているものの

我ながら、すごいヤバイ感じが、する。



叔母が、親戚の看護婦さんへ電話して

症状と血圧を話すと


「 あー、ヤバイねー。

 もし、血管系なら、詰まっても通る

 ゴールデンタイムと言うのがあるので

 すぐに病院へ行った方が良いよ。 」



てなワケで、運ばれたワケでありますが

救急車内で、どんどん上昇する血圧をよそに

どんどん下降する体温。



氷のように冷たく、震え始めた指先を

一緒に同乗した義母の温かい手が包んでくれた。



普段は、正直、結構ウザイ事も多い。

加齢と共に口うるさくなって来た義母に

あーもう、うるさい!と思う事も少なくない。



でも、あの温もりが、エライ安心したのよねー。



このまま、ワシ、死ぬっちゃないかいなー。

怖い。怖い。て、気持ちが、和らいだんよねー。



あー、ちょっと、仲良くなり過ぎて

怠慢な態度取り始めていた嫁っぷりを

反省しかけた頃、病院到着。



待ち構えていたのは、若く可愛い数人の女医と

インターンっぽいボーイが一人。



「 大丈夫ですからねー。

  病院着きましたからねー。

  安心して下さいねー。

  とりあえず先を急ぎますので

  動脈採血からさせて頂きますよ。

  太ももの付け根から、採血しまーす。 」


と、Gパンを下ろされた。


おー。そうだ!

今日に限って、なぜか

無駄に勝負パンチーを履いていたのだ!


あぁ、神様ありがとう。


いつぞやの久留米絣のリベンジが出来ました。


と、喜んだのも束の間。



インターンボーイが

その勝負おパンツを、いきなり

アイフロントに引き上げたのだ。


嘘やろっ!?


両サイドから、丸出しのまま

太もも付け根をグイグイ押しながら

動脈を探す。



普段なら、若い男に触ってもらえるなんて

こちらから、金を払いたいぐらいなのだが

この時ばかりは、数分間に渡る

地獄のような耐え難い拷問であったなー。



しかし、残念ながら、その時のワシには

抵抗する力も残ってなかったので

薄れゆく意識の中で、ど素人の動脈探しに付き合った。



されるがままに、身を委ねた

CT、動脈、心電図検査の結果は

血管系ではなく、ここ3ヶ月間に

高血圧症を持っていた可能性も低い。との事。



自律神経からの多呼吸(過呼吸やないょ。多呼吸だって。

おかげさまで、旦那からはタコキューという

NEWニックネームば頂きました。)


により、酸素のバランスが崩れ

手足が痺れ、血圧が急上昇したのでしょう。



何か急激なストレスを感じるような事ありました?



あぁ。。。


ビンゴです。。。


ありました。。。


身体は、正直です。。。



今更、こんな事、もうないだろう。

と、思っておりましたが


今回ばかりは、かなり、凹み

珍しく自己嫌悪やら陥りましてねー。



すごく、若い頃


「 アナタのように、誰からも愛されて

  幸せな人間は、人には、すごく優しく出来るけれど

  人の痛みは、わからん人間よね。 」


と、言われました。



それが、ものすごくショックで

今まで、人の気持ちに添えるようになりたい。

と、一生懸命頑張って来たつもりであった。


そう、相手を思えば、思うだけ

いつも、気持ちは、返ってきた。



わかったつもりになっていったのだろうな。


こちらが、こんなに思っているのだから

通じるハズだってな。



思い上がりも、良いとこだなー。


20年も経って、何も成長出来てなかったのだなー。


私の愛情には押し付けがましさがある事も

気付いていたので、時々、意識的に

引く事もしてきたつもりであったがなー。


今まで、うまく行き過ぎて、調子に乗ってたのだろー。



もう自力で、消化出来ない気持ちなどない。

と、思っていたのだが



信頼していた相手から

ここ数年の楽しかった時間も

私の人間性も、全力で否定され



コテンパンに凹み

なかなかうまく立ち上がれないまま

このような異変に至ったので

ひとみちゃんに、嘆いてみた。



「 まぁ、色んな人がおるよ。

  自分の嬉しい言葉が、行動が

  必ずしも、相手の嬉しい言動ではないって事やね。


  難しいよなー。


  私も、還暦超えても、まだまだ失敗してるもん。

  

  彼女に、ミユは必要ないんよ。

  ミユの愛情が、相手を傷つけてしまう事もあるって事よ。


  生まれた時は、みんな同じやのにね。難しいね。


  でも、私は、うちの子は、みんな

  一番大事な物を持って育ってくれた。と、自慢に思ってるよ。


  自分だけが可愛いけりゃ、わざわざ嫌われるような事

  言って、傷つけられずに済むんやもの。


  それが面倒で、先に、手を離す人も多いのよ。


  アナタは、思いやっていたのでしょう。

  それが例え、思い上がりやったとしても、考え違いやったとしても

  私は、あぁ、やっぱり、私の子供やね。と思ったよ。


  逆に、その状態を、黙って見過ごすような娘には、なって欲しくない。


  でも、もう、手は離しなさい。彼女に、アナタは必要ない。 


  でも、反省はしても、卑下したり、悲観する必要はないよ。

  自分の事のように、相手を真剣に思いやる気持ちは

  今後も大事にしなさい。


  まぁ、長い人生、たまには、失敗も、あるある。 」



あぁ、いくつになっても、母は偉大だす。


ここ何日かの、重い気持ちが

すーーーっと、一気に、楽に、なりました。


相手を非難するでもなく、自分を卑下するでもない

毅然とした母。


いつだって、母は、強くて、正しくて、優しい。



実は、母と話すまで、ブログも止めてしまうつもりでした。



私が残してやりたい息子の記録を書く事で

誰かを傷つけてしまう事もあるのかもしれない。

と、思うと、もう、書ける気がしませんでした。



今回、学んだ事は

知らず知らずに思い上がってしまっていた自分への反省と。


必ずしも、自分の嬉しい言動が

相手も嬉しい言動ではないって事。




母の


「 子供に罪はなく、生まれた時は

  みんな同じなんだよね…。 」


と、いう言葉が、胸に染む今日この頃…




夜間の病院で

「 死ぬのか死なないのかハッキリして下さい! 」

と、言う頼もしいアホ息子。


「 ミユ~大丈夫?

  絶対、この間の寿司のせいよ!

  出前持ってくんの遅かったろ?

  悪くなっとったとよ。

  ぼくも昨日、頭痛かったっちゃんね。

  もう、あの寿司頼まんとこうね!」

と、言うホンマもんのアホ息子。



アホ息子よ。

悪くなった寿司で起こり得るのは、下痢くらいだ。


しかし、そんなアホ息子の為に

ひとみちゃんのように


もっと、もっと、強く正しく優しい母になりたい。

と、心から思う。



余談。


救急車へ運び込まれる孫嫁向かって

手を合わせた95歳の旦那の祖母。


酸素マスクを取り付けられながら

救急車のドアを閉める瞬間



旦那の


「 おばあちゃん!

  霊柩車やないっちゃけん!

  手やら合わせんで。 」


と、言う半笑いの声にも、助けられましたばい。



いつも、ありがとう。店長。