渓太郎に余命宣告がされたとき、私は腫瘍科部長に詰め寄った。
「先生、渓太郎がただ生きていてくれればいいから・・・。それだけでいいから、治してください」
いくら声を荒げても首を縦に振ることはない医師に向かって、私は最後、とんでもない言葉を吐き捨てた。
「もういい!!医療で直せないなら、私の愛情で治します。だからもういい!!」
するとその瞬間。
医師はやっと首を縦に振ったのだ。
「本当にそうです。その通りです。
医療には限界があるけれど、お母さんの愛情には限界がありません。
渓太郎くんの病気に一番効果があるのは、お母さんの愛情です」
我が子の病気を治すのに効果があると聞けば、親はどんなものにもすがろうとする。
私も実際、「誰かによる祈り」などに300万円のお金を費やした。
しかし・・・。
親以上にその子を想い、深く祈れる人が他にいるだろうか・・・。
自分の身を削り、その子のためになら命さえ捧げてもいいと思える人が、他にいるだろうか・・・。
私自身のことを振り返ってみても、医師の言う通り。
誰よりも深い祈りを捧げ、無限に愛情を注げる人は、まぎれもなく自分自身だった。
もし今、藁をも掴む思いで、「誰かによる祈り」のようなものに大切な時間とお金を費やそうと考えている人がいるならば、一旦、ご自身の心に訊いてみてください。
誰が一番、その子を愛しているのでしょう・・・
その子のためなら、身を削り、命さえ捧げられると思っている人は誰なのでしょう・・・
親御さんの心の奥に秘められた強い想いが、親御さんご自身の心と、大切な親子の時間を守ってくれますように・・・。
(パパママの想いが最強だよ♡)
【PTA講演会・看護師会など各種講演のご依頼はこちらから】 ⇒⇒⇒ 中村美幸オフィシャルサイト
参加お申込み:https://forms.gle/b2hgY4KE2MVzfps8A
【(長野会場)時間:14時~16時 会場:NEXT NAGANO】
1回目 「いのちと命」 ~イノチのあり方について~ 【7月22日(土)】(現在 残席3)
2回目 「いのちと命」 ~さまざまなカタチの死について~ 【8月26日(土)】(残席2)
3回目 「いのちと命」 ~いのちの中で「生きること」~ 【9月16日(土)】(残席3)
4回目 「いのちの中で生きる」 ~幸せの意味~ 【10月28日(土)】(残席3)
5回目 「いのちの中で生きる」 ~存在=愛~ 【11月25日(土)】(残席3)
6回目 「いのちの中で生きる」 ~他者と自分~ 【12月16日(土)】(残席3)
☆テキストを配布します。筆記用具をお持ちください。
※参加協力金:1,000円(ご協力頂ける方 開催当日頂戴いたします)
【松本会場では協力金を1,500円とさせていただいておりましたが、長野会場は有料駐車場をご利用いただくことから協力金の設定が変わっております】
※複数人でお申し込みされる場合は、増席させていただきますのでお知らせください。
☆現在、渓太郎との日々がデジタル漫画となった「500日を生きた天使」を無料でご覧いただけます☆
私にできることは、あなたと語り合い、心を通わせ合って、『あなたが抱えている悲しみや葛藤の奥にある「いのち」や「愛」に気づいてもらうこと』
『見える「いのち」ではなく、「いのち」の本当の繋がりを感じてもらうこと』
聴かせていただくだけでなく、必要であれば私の経験もお話させていただきます。
詳細・お申込みはこちらをご覧ください ⇒ 個別セッション「あなたと私のおはなしの時間」