”乳がん幹細胞とは? 乳がん細胞の最初の1個” 広大病院乳腺外科 角舎准教授 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

時々リブログさせていただいている
広島大学病院乳腺外科ブログ

角舎先生の記事をリブログさせて
いただきます。


それは、乳がん幹細胞が元になっていろんなタイプの乳がん細胞を作り出すからなんですね

 

乳がん幹細胞の特徴は

(1)増殖は比較的遅い

(2)薬剤の効果が少ない左矢印 これ重要!

(3)細胞数が少数でも転移することができる

ということです。


上の図のように、ほとんどの乳がん細胞が薬で死滅しても、乳がん幹細胞は残っていて、再び増殖してきます

ですから、乳がん治療の真のターゲットはこの乳がん幹細胞なのです

 

(中略)

細胞を使って薬剤感受性テストを行えば、患者さんに投与する前に効果があるかどうかわかりますよね薬

(転記させていただきました)


私が4~5年前に
初期治療の術前化学療法でpCRせずに
癌が残った(手術で取り除いてはいます)後で
術後に、当時は、まず、
効いた方のFECを2回追加できないか、

(それは、セカンドオピニオンの先生方が皆さん
  心毒性の怖さも強調して止めてくださったし
  後の術後ハーセプチン1年で、
  通常は血圧が標準~低めでしたが、 降圧剤を使う
  くらいまで上がったので、
  不可逆性の心毒性のあるFECの追加は
  得策でなかったんだな、と身をもって理解した
   のではありますが)

主治医と効果について議論をした際に
癌幹細胞の話を出していたなぁ、
その後、世の中でもあまり話題にならなく
なったように感じましたが
(他の話題に押されて)

根治を目指すのであれば、狙う本丸は
やはり癌幹細胞なのですね。

乳癌幹細胞をやっつける薬剤が
早く開発されればいいな、
と期待するのも勿論ですが

細胞を使って薬剤感受性テスト

が、現実的に、実現が近いと思いますので、
是非、早急に保険診療で実施できるように
していただきたいなぁ、
と、期待します。

効果がないのに副作用だけ受けることを
まず避けられれば、患者の、身体は勿論、
精神面でも、とても大きくプラスになる
と思います。


ー◆ー◆ー◆ー


【私のブログの読者さんへのご参考:
   主治医が がん幹細胞に言及した時の会話】

5年近く前のことですが…

(どうしても抗がん剤を追加したかった私を
何とか諦めるよう説得する主治医との会話)

 2017/6/30投稿 (会話日:2015/1/30)

私:
   壊死はしてなくて、癌が残った
   脈管侵襲も高度ということは、
   リンパや血管に癌は垂れ流しだった
   ということで、遠隔転移の可能性が
   とっても高いですよね。
   術後に、FECを2回追加できませんか

主治医:
   できません。(キッパリ)
   術前化学療法で
   pCRしなかった場合に、術後に抗がん剤
  を追加して効果があった、という
  エビデンスはない。

    ※最近、HER2陽性にはカドサイラの追加
      トリネガにはゼローダの追加での
       効果が発表され、カドサイラは術後療法
       への適応拡大が薬事申請されました。
       (2019/11/20追記) 

私:
  エビデンスがないことは構わないです。
  FECは、6回まで標準治療の範囲内
  ですよね。
  術前に言えばよかったですかね。
  壊死していることに期待などせず。

主治医:
   量を増やせばいいんじゃないかってのは、
   医者だって、まず考えることで、
   昔、大量の抗がん剤が投与された
   時代もあったけど、
   生存率が改善しなかった
   だから、今は、やらない。

   臨床試験結果に基づいたエビデンス
   で、 標準量が決まっている。
    
私:
   そもそも、臨床試験の母集団って、
   ステージや種類(サブタイプ)が混在
   しているので、

   ※ステージ3までの術後補助療法の
      集団は一括り。
      最近の臨床試験はサブタイプや
      ターゲット因子別に組まれたり解析
      された結果も公表されています。
      (2019/11/20紫字追記)

   その結果だけでは、
   参考にはなっても、
   それ以外はダメです、というほどの
   納得性はないですよね。
   人間の臨床試験では、救命措置
    (クロスオーバー、他の治療)もする
   現代医学が癌を克服できていない以上
   長期で見た時の生存率が変わらないのは
   当たり前のような気がするんですが。

主治医:
   臨床試験結果のメタアナリシス
   標準治療が決まっている。

私:
   自分のステージやタイプと関係ないもの
   を含む結果を、メタアナリシスされたら、
   さらに、自分に当てはまるか懐疑的
   ですよね。

私:
   FECの間、腫瘤は縮小し続け、
   ドセ+ハーセプチンで縮小しなくなった
    のだから、結果論ではありますが
   FECを6回やっていれば
    pCRが得られたんじゃないか、
    と。
    投与量が足りなかったんじゃないか
    って思うんですが。

   HER2タイプにアンスラサイクリンが
   よく効くという説もありますよね?

主治医:
   投与量が足りなかった可能性も
   否定はしませんが、
   僕は、
  抗がん剤が効かないか、
  耐性を持った細胞が
  生き残った可能性の方が
  高いと思う。

    最近では、pCRしたら予後がよい、
    という説と異なる説も出ているし、

     ※最近、HER2陽性やトリネガでは
       pCRすれば予後が良い、という
       メタ解析結果が出て、
       pCRしなかった場合の術後の
       カドサイラ、ゼローダ追加が標準治療に
       なる流れになってきました。
       ホルモン陽性、HER2陰性だと
       相関がない。  (2019/11/20追記)
       
    pCRしても、転移する人もいる。

    癌細胞が1つでも残って、それが
    成長したら、転移するわけだから。

    がん幹細胞説もあるでしょ?

私:
   ? 何ですか?

主治医:
   女王蜂と働き蜂のような。
   活発に転移してくのが、働き蜂みたいな
   細胞で、働き蜂は抗がん剤でやっつけ
   られても、女王蜂は動かないから、
   抗がん剤にやられないで残る。

   根治術で取り除いたわけだから。

私:
   女王蜂から複製されて女王蜂になる細胞
   もありますよね?

主治医:
   そりゃ、あるでしょうね。

私:
   複製された女王蜂が、体内を巡っている
   可能性もありますよね?

主治医:
   あるかもしれないですね。
   HER2タイプには分子標的薬
   があるから。
   残り14回、ハーセプチン
   をやって、再発・転移率を下げる。
     
私:
   そのハーセプチン+ドセの効果が
    (腫瘍縮小という点では)
    出なかったんですが。
    ドセは 脱毛・味覚障害以外の副作用も
    出なかったので、
           ※細かい副作用は省略、別の過去記事をご参照
             下さい。副作用はありましたが、私は大した
             ことに感じなかったレベルだということ。
             FECの副作用は、私でもキツかった、相当な
             副作用、あぁ、毒薬なんだなと冷静に感じる
             レベルではありました。もう1回続けていたら
             G-CFS(白血球を増やす薬)が必要だったはず
             ゴンゴン2000ずつ落ちていたから…
             それでも追加したかった、癌の増殖の方が
             怖くて、微小転移を撲滅したかったから。
             (ブログの読者さん向けに念のため補記)
   ドセが効かなかった可能性も
    大きいような気もしますが。
    
   どうしても、FEC2回追加することは
   できないですか?

主治医:
   気持ちは分かるけど、
   医師として、根拠のない治療はできない。
   (キッパリ)

私:
   患者が、自己責任で、
   どうしてもやりたいって言っても?

主治医:
  僕は、医師として、勧められない。
  セカンドオピニオンに行ってきたら?
   
   (略)

私:
   では、セカンドオピニオンに
    行ってきます。
   お勧めの病院はありますか?

主治医:
   がん研、がんセンター、聖路加、
   順天、女子医大、虎ノ門、都立駒込、、、
   中村先生の昭和大とか。

私:
   がん研有明、がんセンター、聖路加
   中村先生のところに行ってきます。

  (中村先生のセカンドオピニオンは、
    3か月待ちと分かったので断念)

主治医:
   放射線治療はどうしますか?

私:
   放射線は一回しかできないですよね?
   今すると転移後にできなくなりますか?
   今、やらない方がいいですか?

主治医:
   一回しかできないけれど、
   やるなら、今、やった方がいい。
   放射線は、○○さん(私)判断で、
   どちらでもいいですよ。

    ※皮膚浸潤なし、リンパ節はcCR、
       画像上、消えてはいた、
       また、この記事に書くのは省略したけれど、
        欧米は放射線治療重視ですよね、とか、
        たとえ早期でも私は全摘を選ぶ、理由の1つに
        放射線治療しなくていいし、とか、
        言ったこともあったし、
        ほぼ、するつもりもなかったけれど
        参考までに再建のことも一応聞いたかな
       (転移リスクが高いから、しばらくは
        しない方がよい、という回答でした。
        私は、命に関わらないことで、一定のリスクの
        ある手術をする気はないから、再建は、たとえ
        早期であっても、ほぼ考えない、ほとんど興味が
        ないことを、 前から話してはいた上での会話では
        あります。)

私:
   皮膚、腋窩リンパ節レベル3、
   胸骨傍リンパ節は手術で取ったわけじゃ
   ないので、勿論、やります。
   局所再発防止のために。

  (やらないという選択を、私がするとは
   思っていなかったでしょう>先生口笛)

ーーー

後に、主治医に、なぜFECの心毒性を理由に
止めなかったのか、を聞いたところ、
私は副作用をほとんど気にしないから、と。
副作用を気にする患者さんには副作用を
説明する、
「僕は患者さんに合わせますから」。
効果しか気にしない私には、
効果の方で説明、納得させないと、
ですものね…。

紫字を追記したのは、医学も進歩しており
現時点で会話すれば、会話も、その新しい
内容を踏まえて変わるでしょうから、
誤解のないよう、念のため補記した
ものです。
主治医に文句を書いているわけでは
ありません、ということも、
さらに念のため補記しておきます。


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