ご訪問ありがとうございます。
医療の進歩、最新の医療を正しく理解し
玉石混淆の情報で怪しい治療に流されない
ためには、
まず、「標準治療≒保険診療」を
知っておこうよ、押さえておこうよ、
ガイドラインをツールとして
それぞれの治療のメリット、デメリットを
主治医と話し合って
(場合によっては、セカンドオピニオンも
受けて)
患者自身が納得して治療選択する、
場合によっては、人によっては、
先進医療や臨床試験も検討してみる、とか
その上で、代替療法(補完療法)は、
追加で、考えようよ
※その上で、
年齢や基礎疾患や、癌の種類、状態や
それぞれの価値観で、
選択は変わってくるのだと思います。
という主旨で
⚫標準治療(≒保険診療)とは何か、
乳癌治療の目的と概要
時々リブログさせていただいている
広島大学病院乳腺外科ブログで
笹本先生が、コンパクトに最新の動向を
発信してくださっていますので
ご紹介リブログさせていただきます。
⚫再発のリスクの高い患者に対して、
CT検査を毎年行う早期発見・早期治療で
生存期間が長くなるかをみる臨床試験中
「
早期乳がんの患者さんはCTやPETは
必要ないと思います。
検査することで疑陽性(再発でないのに、
再発疑いになる)になることもあり、
患者さんの心配が増えたり、
余分な侵襲的な検査が必要になったりする
こともあります。
」(引用させていただきました)
私は経過観察の中では最高リスク患者
(HER2タイプ、ステージ3C、
ハーセプチン+ドセの効き悪く
pCRせず)
に属し、
リンパ節転移の特殊事情もあり、
(郭清漏れとの結論の前に、腋窩リンパ節
領域は放射線照射野から外していただいて
しまったのもあり)、
転移するなら1年内の可能性が最も高い、
次いで3年内
(結果論としては、まだ、明らかな転移
はせず4年が経過しましたが…)
との見立てだったので
術前に映った肝臓の影
※精密検査せずに(たとえ転移であっても
予定通り手術して下さい、とお願いし)
手術をしたので
の3ヶ月毎のエコー測定と合わせて、
3ヶ月毎のCT検査を4年間
してきました。
※半年毎にしようかな、と思うと
それらしい臓器に影が映って
経過観察してきたのもあり…
肺が著変なしで家庭事情もあったので
今回、初めて半年開けました。
・術前に肝臓に影
➡3か月毎エコーで2年観察
➡大きさ変わらず、
転移じゃなかったね、やれやれ
⬇ 直後
・CTで肋骨に影➡PET-CT2回(半年後)
➡転移じゃなかったね、やれやれ
⬇直後
・CTで肺に小さな影1つ
➡ 3ヶ月後
循環器の造影CTついでに
造影CT 著変なし、
腫瘍マーカーも上がっていないし
とりあえず、やれやれ
術後4年が経過したので、少し欲が出て
被曝を気にし始めました。
※それまでは、CT被曝の影響が出る
先のことより、1年内~3年内の転移の
観察・対処のための検査の方が優先する
との判断でしたが…。
ー◆ー◆ー◆ー
【読者さんへのご参考】(再掲)
◼術後の定期画像(CT)検査
⚫再発リスクの低いステージ1、2乳癌の
術後に定期的な全身画像検査を行わない
ことが勧められる(推奨度合意に至らず)
※ 行わないことを「強く勧める」のか、
「弱く勧める」のか、3回のvotingを
行ったが合意に至らず。
3回とも「弱く」36%、「強く」64%
⚫術後フォローアップにCTを用いた前向き
研究結果は存在しない。
日本での小規模の後ろ向き研究では、
CTを含む画像検査または腫瘍マーカーで
見つかった遠隔転移群はOS、再発後の生存
期間が有意に良好。
(ただし症例数が少ない。ステージ1、2の
検出率は低い。)
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