ご訪問ありがとうございます。
時々リブログさせていただいている
※最近は頻繁に。なぜならば、癌罹患者
の私が最も気がかりだし、知りたいのが
緩和医療だから。
大津先生の、ビビッときた記事。
※私自身は長年の習慣により、
戦略を考えるタチなので…。
この記事は、自分のためというより、
皆さんへのご紹介として
リブログさせていただきます。
「
戦略レベルの間違いは、
厳しい結果になりがちです。
予後がかなり厳しい状態で
状況改善のために緩和ケアを求めるのも、
(悪いことではありませんし、
一時的に良くなることも多いですが、
それは)戦術レベルの話であり、
大勢を変えることはできません。
戦略を失敗しないようにすることが大切
であり、そのためには正しい情報の収集は
欠かせません。
知らずに戦術レベルの闘いに追いやられる
のではなく、
主体的に、
協働できる医療者と
戦略を練る
ようにすることが、勝ちへの方程式です。
」
まさに、仰る通りだと思います。
大津先生は、その戦略を、
「
診断、標準治療、一定の水準の病院
が揃った時に、
勝ちやすくなる体制が構築されます。
これが戦略です。
」
と仰っています。
私も、そう思います。
「標準治療」とは、
診療ガイドライン通りというのでなく、
診療ガイドラインをベースに
(ツールとして)、
医師の経験と患者の状況・価値観で
個々の治療選択をしていく、
というのが「標準治療」である、
との前提で。
(なお、
・植松先生のUMSは、自由診療ですが
「標準治療」に匹敵する治療
をされていると私は思いますし、
・ ステージ4であれば、
積極的治療をせずに緩和のみ、
という選択も、
患者本人が後から後悔しないのであれば、
よいのだと思いますし、
私自身、
殺細胞性抗がん剤(昔ながらの抗がん剤)
の特性
~増殖能の高い細胞を無差別に殺す可能性、
縮小の可能性はある、
効かない細胞は残る~
や、
癌の性質
~ 癌も遺伝子がさらに傷ついたり、
⬆抗がん剤や放射線治療によっても
免疫からの攻撃を逃れる能力を獲得したり
進化?というか悪性度が上がっていく~
を考えれば、
使わない選択も、
大いにありだとは思い、
使い方も迷ってはいます。
転移したら、
すぐに決断しなきゃいけないんだけど。
なぜなら、
使うのであれば、癌が悪性度を増す前の
小さいうちの選択と結果が、
その後にも大きな影響を与える
でしょうし、
まさに戦略が重要な感覚。
・最初から積極的治療をせず緩和
~終末期の緩和だけでなく、
がん疼痛への緩和~
という選択も、
患者本人の確固たる意思で
後から後悔しない、幸せなのであれば、
よいのだと思います。
~美香さんのような~
私とは価値観というか感覚が違いますが。
・ 基礎疾患や初期治療の結果の副作用後
などで積極的治療を出来ない方、
出来る治療が限られている方も
いらっしゃる。
※私も右胸壁・鎖骨上部、その他、
照射野に入っていた部分には、
もう放射線は使えない、
初期治療で効いたアンスラサイクリンは
命がけの賭け、ハーセプチンを使えなく
なることを考えると最後の手段かな、
動注化学療法で使えないか素人的な
期待はある、過去記事に書いた通り。
タキサンのドセは効かなかった、
癌細胞も変化しているだろから、
骨髄抑制の副作用も私には出なかったから
もう一度短期的に試してもいいけど、
味覚障害がずっと続くのは
考えちゃうなぁ、
とか、自分の身体、癌に試した経験から
考えることもあるわけです、
一般論でなく。
最低減必要なのは、
医療というかの原点とも言える
「苦痛の緩和」
なのではないでしょうか。
ただし、
根治を狙えるタイミング、治療を逃して
からでは根治治療はできない、
そういう後悔をしないために、
知識は必要かな、と思います。
それも目指しているのが、
大津先生、押川先生の
早期からの緩和ケアなのかな、
と感じます。
)
大津先生の3つの戦略のうち、
診断が確かな病院か、
一定の水準の病院か、
は非常に重要だと、
ほとんどの方が同意見だと思いますが、
その判断が、素人には難しいです…。
私は、
偶々検診・告知を受けた病院、先生
(婦人科の病院に、非常勤でいらしていた
乳腺外科の先生でしたが、
その後、国がんに異動されたので、
乳癌のプロの先生だったのだと思います)
の診断、紹介を急いで下さった判断、
※エコーをしながらの説明も分かりやすく、
まだ電子媒体で検査結果を出力していない
病院でしたが、
紙ベースで細かく何枚ものエコー画像を
付けて下さり、
まぁ、どの乳腺専門医が見ても、素人の
私が見ても、明らかに癌、リンパ節転移あり
(3つは転移しているように見える画像も
付けて下さっていました)
のクッキリ、ハッキリした画像写真でした…。
今通う病院も、後から振り返れば
検査を大至急で入れていただけての
造影CT、造影MRI、骨シンチ
(大きめの病院であれば、どこでも同じかな
と思っていたのですが、後で知ったのですが
その道のプロ中のプロの先生だった
のですね…。MRIはDWIBSと何が違うか
未だに理解出来ない私…。)
病理検査も、セカンドオピニオンも
しているプロ中のプロの先生の診断。
偶々、恵まれていた、恵まれている
病院を選んだのだと思います。
(時間的余裕もなかったので、症例数と立地
で選んだ病院だったのですが…)
初期治療の過程で
納得の出来なかった出来事があり、
それを自分で追求したからこそ、
逆に、「診断」の信頼性の高さに気付き、
一方、「診断」絡みのこと
(検査部門と依頼部門のコミニュケーション)
に、一抹の不安が燻っていたけれど、
それも、その後の検査や主治医の対応で
払拭していただけました…。
「
また担当医は通常、
治療の様々な見通しが見えているものです。
例えば、この薬が効かなくなったらこれ、
これが効かなくなったらあれ、等と
治療のロードマップ
が見えています。
基本的には、
それ
を共有してくれる医師が最適
でしょう。
当事者は患者さんなのです。
情報不足では闘えません。
その基本戦略の上に、
自分なりに何かを戦術レベルで足す
ということは十分考えられます。
(略)
いろいろなプラスαを、
その方に与えられた状況で出来る範囲で
行えば良いと考えます。
」
まさに、仰る通りだと思います。