”抗がん剤の投与量について” 関明彦医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

先の記事でご紹介した、

癌カテーテル治療(血管内治療:動注化学療法、
塞栓術)の関明彦先生が

ブログで抗がん剤の量(&種類)について
書いてくださっている記事を、
ご紹介リブログします。

※どちらかというと、自分の備忘保管の
  ためのリブログですが…。
  (アプリ内保管してたのですが、
   記事に飛べない難点が…)


2年前の記事ではありますが、

8) 抗がん剤の最大投与量は、上述のごとく全身化学療法に関しては第一段階の臨床試験で決定されるが、その際に、有効性を維持できる最小量は検証されていない。つまり、どの程度まで減量して使用できるか、この検証はほぼ全てのがん治療で証明されないまま、抗がん剤は使用されている

9) すなわち、「こんな少ない量では効かない」 とする科学的根拠はない

10) 局所投与される抗がん剤は量が少ないが、上述のごとく全身投与での減量規定に関する科学的根拠もない中で、局所投与の量が少ないことに関する科学的根拠は、良くも悪くもない。否定もできなければ、積極的肯定もできない。

12) 抗がん剤の種類、投与量に関しては、その経験値と、実際その施設(医師)が把握し確認しているデータに依存する要素が高く、経験値の少ない施設で、適当な間隔で用いられる局所抗がん剤使用は、逆に危険といえる。

梅澤先生がお書きになられていることと同じ

5) 一般的に、腫瘍内科に、そんな少ない量では効かない、と言われることがあるが、これは全身投与と局所投与の違いをベースにしていない考え方。

局所投与だから、カテーテルだから、
という部分は、梅澤先生、三好先生とは
違いますが…。

6) 局所投与する理由は、抗がん剤が希釈されずに腫瘍を高濃度で通過する際の、ファストパス効果、に期待している部分が大きい。全身投与と局所投与では、瞬間的な局所抗がん剤濃度は何倍も異なり、瞬間的に高濃度の抗がん剤で暴露されることで抗腫瘍効果が発揮される
プラチナ製剤やアンスラサイクリン製剤、タキサン製剤などは、局所投与に非常に向いた抗がん剤といえる。


私が肝転移したとして、肝動注を希望した
として、使用される薬剤が、
よく使われるタキサンじゃなくて、
アンスラサイクリン、FECを使ってみたい
 (ドセは効きが悪かった、量の問題じゃない
   FECは効いていた、量が足りなくて
   pCRしなかった可能性を私は今でも
   捨てがたい。縮小し続けていたのだから…)
全身に使うのは心毒性の問題があるが
肝臓が主問題の時は肝動注という手が
あるんじゃないか、
と、素人考えではありますが、
ふふっ、嬉しい記事発見…口笛