”カテーテル治療のタイミング(全身抗がん剤治療の中で)” 関明彦医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

癌カテーテル治療(血管内治療:動注化学療法、
塞栓術)の関明彦先生が

ブログでカテーテル治療のタイミング
について書いてくださっている記事を、
ご紹介リブログします。

※どちらかというと、自分の備忘保管の
  ためのリブログですが…。
  (アプリ内保管してたのですが、
   記事に飛べない難点が…)


局所治療の目的は、

1)完治

2)palliation(緩和)、salvage(救済)

に大きく二分されます。

1)の目的は、早期がんに限定されます。パワーのあることが局所治療の特徴となり、これを生かして、早期で根治が期待できる場合にまず、科学的根拠の高い、手術や放射線治療が検討されることは妥当でしょう。


乳癌では診療ガイドラインでも、
手術が標準治療で、
温存手術や、局所進行or炎症性乳癌では
放射線治療の追加が標準治療。

※私は、その他、自由診療ですが、
  植松先生のピンポイント放射線治療も
  根治手段だと思っています。
  私自身は生命維持に直結しない乳房の癌
  については何の迷いもなく手術派ですが…。



2)に関して。

にゃんこは、ここでカテーテル治療をしているわけですが、定義が難しい。
具体的には、中盤戦以降でこれが求められます。

早期の状態では、みなさんの体力もあり、抗がん剤などの副作用の蓄積もなく、治療を導入するための条件が整っていますので、ガイドラインに準じた治療選択が求められるべきでしょう。

一方、中盤戦以降は難しい。
(中略)
中盤戦に差し掛かってる状態の時、個人個人の状態はみなさん本当に様々。
そして、実際そこに行き着くまでに、がんの悪性度もいろいろと変化してます。
(中略)
中盤戦以降は、引き出しの数が大切となる。
エビデンスが薄い時期です。ご本人にあった選択が大切となります。

ということで、
癌カテーテル治療(血管内治療:動注化学療法、
塞栓術)は

①まず、標準治療で、
「例え横ばいであっても、とことん共存して元気に生活できる環境を作り出すための抗がん剤の処方。」での治療をした後、

②「全身衰弱した人には向かない」

①と②の間のタイミングで実施する、

そして、
局所治療は、短期のリリーフ
(中略)
にゃんこは、カテーテルで命に関わる転移巣を積極的に治療してますが、治療が成功し、次の展望が開けた場合、維持療法として全身治療(無理のない範囲の種類)をご提案することも多々あります。


という治療なのですね。


適切なタイミングを知るために、にゃんこを信頼してくれる患者さんは、二番目の主治医として定期的に情報を持って通院してくださり、早すぎない、遅すぎないタイミングでカテーテル治療を導入することができます。

とのことです。