転移リンパ節はどこに消えた?8 主治医に渡したラブレター? | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

2015年4月20日(金)
主治医診療
⇒術後ハーセプチン3回目

3月30日(月)に主治医T先生と話し
   ※前記事(その6 終局)をご参照下さい。

私としては主治医T先生を全く責めては
いない点(郭清漏れ)を、
主治医T先生は責められたと感じて
嫌だった、と、仰っていたので、

私は外科医ではないしT先生ではないので、
責めてないって言ってるのに、なぜ、
そこを責められてると思うのかは、
やっぱり、本当には、よくは分からない
ところではありますが、、、

感情的な行き違いは、何とかしておきたい
と思い、

放射線医SW先生宛に、私がいかにT先生
を信頼し、いい先生と思っているか、を
書いて出した手紙
    ※前記事(セカオピを入れた私への
      放射線科医の反応)をご参照下さい。

を、T先生にもお渡しすることにしました。

ーーーーー

T先生

言葉・文章が下手で(文系ではないので、、)
上手く伝えられないことは多いかもしれ
ませんが、表/裏はなく、言葉通りで、
はっきり言う(言い過ぎてしまって、
すみません)タイプなので、
深読みしないで下さい。

T先生には全てを提示してしまっています
ので、出していないのは、下記の2月17日付
の放射線科医SW先生宛てのお手紙
だけです。
T先生ご本人にお渡しするのも何ですが、、
念のため、お渡ししておきますね。

これで、全てです。

ーーーー
(2015年2月17日付の手紙)

SW先生

大変お世話になっております。
本日の先生の診療での、「T先生をもう少し
信頼してあげて」との一言が気にかかって
おり、T先生が院内で誤解を受け、
あるいはT先生が誤解して気にしていらっ
しゃるようでしたら大変申し訳ないと思い、
急ぎ、お手紙を書くことにしました。

直接お話をする方がよいかもしれませんが、
慌ただしい時間内に、上手く伝えられるか
自信がなく、まずはお手紙を書こう、
と思いました。

私はT先生を信頼しております。
もう、半年以上お世話になっておりますので
T先生が本当にいい人、いい先生なのは、
私も自分の感覚で思い、感じております

私には、ものすごく合っている先生だと、
私は(私の友人たちも)思っております
(T先生は、面倒な患者だなぁと思っていらっ
 しゃるかもしれません、、。かなりの我儘を
 聞いていただいておりますので、、。)

今以上信頼するのは難しいくらい、
私の中では最大級に信頼していることが、
SW先生にも、T先生にも(通じていると
思っていたのですが、、、)、周りの方々
にも、上手く通じるとよいのですが。

以下、私のT先生への信頼をご理解
いただければ、と思い、例示します。

■T先生を信頼している理由のうち、
   いくつか抜粋
   (思い出せば、他にも色々あります)

・初診時、私の状況(画像)をよく見て
    下さった上での説明が、非常に効率的
    かつ分かり易かった。

・時間節約のために、読めば分かるものは
   冊子を渡すとか、ネット検索で十分なこと
   は、「自分で調べて」とのスタンスも、
   私には非常に合っている。
   (私に合わせて、そうしていただいている
    面も大きいかと思います)

・自分でも調べて、結局は、T先生の
   端的な説明に行きつく。
     ※調べて、自分なりの筋道で納得しないと
      気が済まないのは、私の性分です。
  (T先生の経験踏まえた説明・結論がある
   から、調べる時間も、迷いも少なく、
   時間がない私には、本当に有難く思って
   おります。信頼していないから調べたり
   考えたりするのではなく、性分であり、
   あまり受け入れたくない、相当近い将来の
   死への高リスクを、冷静に受け止めて
   対処するための、私なりの手段とでも
   いいましょうか、、。)

・先生の臨床経験も踏まえた上での感覚も
   含め、病状・治療方針などの説明をして
   下さる。

   ※T先生の見解として、曖昧さがないのが、
    私には非常に合っています。
    T先生の説明で納得がいかないことは、
    T先生への不信ではなく、
    医学のエビデンスや一般的なエビデンス
    解釈に対し私が納得できない点がある
    というだけです。

   (母集団の均一化が不十分と思える
    エビデンスのメタアナリシスは、
    ホルモン非反応HER2、早期でない、
    という、少数派の私のケースについて
    考える時に感覚的に納得性がない
    ~不十分性は論理的に説明しようと思えば
    できますが、省略します~、
    また、人間相手にはクロスオーバーも
    するし、転移したら根治できない以上、
    どの比較試験でも、長期的に見たら
    生存率が変わらなくなるのは当たり前の
    ような気もし、、。)

・「気持ちは分かるが」と気持ちは理解して
    下さる。
   ※様々調べた後で治療に入ったのではなく、
    一刻も早く治療を開始しなければ、という
    状況での乳癌告知で、基本的に知識ゼロで
    治療に突入したため、お医者様から見たら
    笑ってしまうような質問も多かったと
    思いますが、真面目に全て回答して
    下さる。

・私は針や注射が大嫌い、大の苦手で

       (若い頃、最初の勤務先での健診は、
       その機関内の医院での実施だったためか
       断れたので、断っていたり、勤務中、
       耐えられない蕁麻疹などで診てもらった
       時の注射も「すぐに楽になるのになぁ~」
       と何度勧められても断固断っていた
       くらい 大嫌い)

    初診の針生検時、本当に緊張していたの
    ですが、不思議と安心感があった。
    実際、麻酔なしの細胞診も、あまり痛く
    なかった。ネットのブログなどで、
    他院、他先生の針生検後の傷の治りへの
    不満などもかなり掲載されているが、
    私の場合、3箇所採っても、翌日には
    傷が、全く綺麗に治っていた
    ※私が、手術はこの先生に!と直感で
      感じた出来事です。

・述前化学療法か手術を先にするか迷った
   際に、抗がん剤が効かない場合に癌が
   成長して皮膚を突き破ることを恐れていた
   私に、『毎回エコーで診て、抗がん剤が、
   効かなかったら、手術に切り替えること』
   を約束してくれた。
   
   ※この安心感は(T先生のオーラを感じ
     ました照れ) 私にとって、非常に
      大きかったです。

・肝臓の影が、肝転移(遠隔転移)であっても
   乳房の腫瘍は手術で取って欲しいとの
   要望も、即、快諾してくれた。
   ※この安心感も、私にとって非常に大き
     かったです。
     遠隔転移していようが、生存率が変わら
     かろうが、QOL(気持ちも含め)維持のため
     に、私にとって、乳房の腫瘍除去の
     位置付けは、非常に高かったのです。

・術後の痛みは、ほぼなかった
   腕もそれほど痛くなく、すぐに上がった
    ※他の先生は知らないので比較はできない
      ですが、私は、T先生は腕がいいのだと
      思っています。
     (ごく一般的な慣れた手術、同じように
      手術しても個体差がある、偶々だ、と
      T先生はおっしゃるでしょうが)
     生検時の自分の勘は当たったと、
     思っています照れ

    ※因みに、O先生の注射(点滴)も、本当に
      安心感があります、、。

・入院中、「T先生にやっていただかないと
    嫌だ」と無理を言った、本来、T先生の
   お仕事でない処置も、して下さった
   ※痛いことは、T先生にしていただきたく。
     術後、受診日を間違えてT先生不在
     だった時に、他の先生(T先生より位は上)
     が処置して下さると言って下さったの
     ですが、他の先生を存じ上げないので、
     やはりT先生にしていただかないと、と、
     思い、T先生の診療日に出直しました。
     研修医(入院時の処置)だったから嫌だ、
     というだけではないです。
     針生検からの安心感です。

ちょっと訳あり/若干問題ありの娘を、
    手術前の診療時に立ち会わせた時、
    娘の質問(病状説明と全く関係ない。
    CT画像上の各臓器への興味本位の質問)
    に根気良く相手をして下さった
    確か19時過ぎていましたが、、。

・T先生の説明で納得いかない点は、
    セカンドオピニオンを勧める
    ※①述前化学療法か、手術が先か迷った時
      ②FECをあと2回やりたいこと

[4月1日 T先生向けに追記]
他にも、いい先生だなぁ、と特に印象に
残っていることを追加すると、、

・述前化学療法を決意した日、
    「一緒に闘いましょう」と握手して
    いただいたこと。

・抗がん剤がドセ/ハーセプチンに変わって
   からの、エコーが利用不可だった日、

 私:
    リンパが時々、ミシミシズキズキする
    けど、転移が進んでるってこと、
    ないですよね?
    (真剣)
 T先生:
    ないない、そう言う人も多いんだよね
    (余裕の笑)
 私:
    乳房のしこりも、ちょっと大きくなった
    ような気もするし硬くなった気もする。
    大きさは気のせいかもしれないけど、
    硬くなったのは間違いないと思う。
   (真剣)

  先生の表情が真剣に変わって、速攻で、
  触診で確認して、

T先生:大丈夫(笑)   って。

  ポイントを押さえて対応して下さるんだな
  と、先生の真剣な表情に、「医師」への
  尊敬というんでしょうか、安心感という
  んでしょうか、を覚えました。

[4月1日 T先生向けに追記 おわり]

etc.

長々とまとまりなく書き連ねてしまい
ましたが、私のT先生への信頼、
T先生が大好きなこと(←変な意味では
ありません(笑))が少しでも伝われば
幸いです。

また、私が放射線科で質問したことは、
勿論、T先生の見解もお聞きして理解して
おり、それに対して不信感があるからでは
なく、餅は餅屋、放射線専門医の先生の
見解も、直接お伺いしてみたかったから
です。

お医者様、医療関係者の皆様には奇異に
映るのでしょうか?
私は、
自分の病気・病状については
自分なりに納得がいくように
知りたい、
(特にT先生の見解に疑問を持っていない
 ことであっても)、
治療についても、
自分なりに納得した上で
受けたい、
ただ、それだけです。

今回、FECをあと2回やりたいことの
セカンドオピニオン(今回3院)とM病院の
病理診断科の述前化学療法効果の説明を
聞くのは、
T先生を信頼していないわけではなく

①遺残癌は抗がん剤が効かない強いものが
   残ったか、耐性を持った可能性が高い、
   という、T先生の見解(推論)と、
   効果のエビデンスがないことは、
   医師として勧められないこと、

は、納得性を持って理解はした上で、

②実際抗がん剤を自分の身体で体験した上で
   T先生にエコー測定もしてもらった
   私の勘、結果論だが、FECをあと2回
   やっていたら完全奏効した可能性が高い
   私の進行させてしまった癌の大きさ・量に
   対しては、FEC投与量が足りなかった
   可能性が高い、完全奏効すれば予後がよい
   (診療ガイドラインにも書かれています、
   完全奏効しても15%は再発・転移して
   いますが、、)こと←感覚的にも納得性が
   ある、を考えれば、
   静脈浸潤もあり、 癌細胞が回っている
   のは確実な私の状況では、
   リスク軽減のため、量が足りなかった
   可能性の方を潰すために、
   FECをあと2回やっておきたい
   質的に無理だった可能性の方は、医療では
   如何ともしがたいので、諦められる
   (西洋医学以外の方法で免疫力を高める
    努力をしますが)

という私の感覚、希望(納得性)が異なる
だけです。

もしも、セカンドオピニオン等の話もお耳
に入っての、本日のSW先生からのご指摘
でしたら、T先生にご迷惑がかからないよう
周囲の方々?、または、T先生が気にされて
いたらT先生に、SW先生からも、
私はT先生を信頼していることを
お伝えいただければ、幸いです。

諸事情あり時間のない中で書きなぐり
ました。乱筆乱文お許し下さい。

2015年2月17日
(署名)

ーーーーー

この手紙を渡して、私は化学療法センターに
ハーセプチン点滴をしに行ったのですが、
T先生が、次回予約の時間の調整?のために
やって来て、針が刺されるのを、観察して?
帰っていきました。

(後にも先にも、この時以外、
 T先生が化学療法センターに来たことは
  なかったし、
  「針を刺してからにして。
    今は話はできない」
  と言っても、
  「緊張するから見ないで」
  と言っても、

  ~「緊張するのは、貴女じゃなくて私だよ」
    とO先生も、いつになく緊張?

  O先生が針を刺すのを見ながら話を継続
  したので、

  針の嫌いな私を観察に来たのか!?
  責められたと思った?分、責め返された?!
  実はサディストなのかも?!しれません。)

この手紙が効を奏したかどうかは、
定かではありませんが、
険悪な関係は、それなりに回復できたように
思います。

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