抗がん剤標準量=最大耐用量、アンスラサイクリンの副作用は怖い セカンドオピニオンまとめ | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

2015年2月27日(金)

術前化学療法後の病理検査結果が芳しく
なかったために、
術前に効いたと体感したFECの2回追加
を希望し、
     ダウン
     がん研有明  2015年2月20日(金)
     ダウン
     聖路加  2015年2月21日(土)
     ダウン
     がんセンター  2015年2月27日(金)

聞いたこと、学んだことを、
まとめてみました(当時のメモより)


■FEC2回追加(6回)の是非
(術後補助療法として)FECの追加は、
   非現実的ということが、分かった。

【理由】
2014年12月に(本当に直前、ホット)
    FEC6回とAC4回で効果が変わらない
    (FEC4回とAC4回の効果は同等)、
   との臨床試験結果が出た、

   その結果を受けて、術後補助療法で、
   FEC2回追加、6回する病院、
    医師はいないだろう。

個でのメリットは、ひょっとしたら
    あるかもしれないが、証明できない。
    患者全体としては、一定のリスク
    あることは分かっている。
    ⇒  医師としては、勧められない

アンスラサイクリンの心毒性は蓄積
   される、4回⇒8回で重篤な副作用の
   発生率が10倍近い、20人に1人、
   副作用が怖い。


学んだ(気付いた)こと

抗がん剤治療を積極的に勧める
 (セカンドオピニオン先は、そういう病院
  であると、よく言われていますが、、、)
病院の医師たちでさえ、
口をを揃えて止めて下さった

アンスラサイクリン副作用
   (蓄積される心毒性骨髄抑制)は、
   それだけ怖い ってこと、

標準量=最大耐用量
 (それ以上は危険、癌を何とかしないと死ぬ
  他に手がない、という時に、患者が
  どうしても、と言えば、
  それを超えても使うかもしれない)

ということを、改めて学びました。


心に響いた話

癌そのもので弱るのは、
 本当の終末期だけ。 
 それまでは抗がん剤で弱っていく。

・忘れちゃいけない重要なことは、
 腫瘍縮小に抗がん剤は
 手助けしただけで、
 治したのは、
 あなた自身の身体、免疫力
  だということ、

抗がん剤も放射線もせずに、
 なぜだか分からないが、
 予想を遥かに超えて
 長期生存している
 再発転移患者が何人もいる。
  (病気のことなど、あまり考えていないのが
   いいらしい)

  誤解を招くと大先生に申し訳ないので、
  補足しておきますと、

 「どうしても、抗がん剤も放射線も嫌だと
  言われたら、医師は無理に治療するわけに
  いかない。
  そういう患者さんでも、経過観察が重要
  だから、経過観察をしている。
  怪しげな代替治療をするところは、
  その後の面倒まで見てくれないところが
  ほとんどだから、気をつけなさい。
  面倒を見てもらえなくなって、
  セカンドオピニオンに来た患者は、
  元の病院に戻れとも言えず、
  私のところで面倒を見ている。」

  と先生はおっしゃられました。

  外科の先生ですが、 当然、天下の大病院、
  抗がん剤治療や放射線治療を勧めない
  わけではないです。

  それを拒否した患者も、ちゃんと面倒を
  見ている。
  治療をせずに長期生存している患者さんの 
  ことも、事実は事実として教えて下さる。
  医療は手助けであり、治すのは患者の
  免疫力だ、と諭して下さった謙虚な姿勢。

  そこに、先生の医師としての偉大さを
  感じました。

  勿論、肩書きもお有りの先生ですが、
  私、肩書きにも弱いですが、
  肩書きだけの方は大嫌いなので、
  肩書きだけで「大先生」とは呼びません。


私の転移リスクの見立て

・リンパ節転移は、局所とも言えるが、
   遠隔転移の1つとも言える。
  そのリンパ節転移がpCR
  しているのは評価でき、
  遠隔転移にも効いているのではないか、
  との見立てもできるのではないか。
  (がん研有明)

・抗がん剤はかなり効いていると思う。
  特に、リンパ節転移がpCR
 しているのは大きい。
  転移確率は6~7割。
  転移しない可能性も十分出てきたと
  思ってもよいのではないか。
  (聖路加)

・私だったら、
 リンパ節転移のpCR
  もっとポジティブに捉える
  けどなぁ。
  (がんセンター)

ーーー

  そう、リンパ節が15~20個あって、
  転移なし、だったら、私も、
  FECや他剤追加を、
  T先生に止められた段階で諦めた
  ど思うのです。

  郭清したリンパ節の個数が4個
  どう考えても少なすぎて、
  原発巣の結果の悪さと合わせて考えると、
  pCRとは、
 素直に思えなかった、
  そこだったのです、
  もう1つの問題は。

リンパ節の組織が抗がん剤でなくなるか

・リンパ節というのは豆粒みたいなもので、
  転移していると、さらに硬いから、
  触れば絶対に分かる。
  取り漏れはないだろう。
  個人差はあるが、レベル1、2を取って
  4個ということはないだろう。
  (病理検査レポートを見ながら)
  抗がん剤で判別不可能な状態になった
  ということだろう。
  (がん研有明)

・答えに詰まり、回答なし。
   (聖路加)

センチネルじゃなく郭清してるんだよね?
  確かに少ないけど、抗がん剤でなくなる
  ことはない。
  (がんセンター)

ーーー

2月27日(金)は、

朝:放射線治療
午前中:仕事
午後:セカンドオピニオン
夕方:主治医診療
           (セカンドオピニオン報告)

と、M病院は2度、通院しました。
(近いし、セカンドオピニオンの病院ほどは
 混んでいない、放射線治療も、
 主治医T先生も、 時間の融通を聞いて下さり  仕事を続けながら、育児?をしながら、
 通院治療ができる、
 私には、有り難い病院です。)

セカンドオピニオンの報告をした際、
主治医のT先生は、

リンパ節の組織が、抗がん剤でなくなる
  とは、僕も思えない。
  僕は、しっかり取ったつもりだが、
  郭清範囲が、同じレベル1、2でも、
  がん研有明の方が広いのかもしれない。
  取り漏れがあったかもしれない。
  申し訳ない。

と頭を下げられてしまいました。

私は、T先生の取り漏れは、全く疑って
いなかったので、正直、困惑しました。

取り漏れというには、あまりに数が
少なすぎる。
主治医T先生の経験年数(手術数)から
しても腑に落ちず、

本当に先生が執刀してくれたんだよね?
(申し訳ないけれど、研修医は危なそうな
 入院日のいきさつがあったから、
 術前説明で念押し確認して、
 「研修医は押さえるだけ。一人じゃ手術
  できないから、押さえるくらい、
  いいだろう」
 と言われたんですよね、、。)

ということと、

入院日に、看護士さんが、センチネルの
説明が私には不要だと私が言っても、
強行に説明を継続したことも思い出し、

何がしか、手違いで、
(センチネルで手続きされ~申し訳ないが、
 入院日、手術日の研修医の失態からは
 あり得ることと、想像してしまう~
 など)
きちんと病理検査されていない
のではないか、

ということが、頭をよぎりました。

原発巣の抗がん剤効果判定も、
腑に落ちなかったので、
病理の先生に話を聞きたい、
と申し入れました。

一旦は看護士さん経由で断わられましたが、
M病院は、病理のセカンドオピニオンも
受け入れていて、
また、自院の患者も、希望すれば、
直接、病理の先生が説明します、
とHPでも謳っているのに、
対応していただけないのは、
おかしいのではないか、
と、正当性を主張して、
渋るT先生に、入れてもらいました。

  (病理の先生は、全然、渋ってなかった
   ような感じでした。)

リンパ節pCRは、
セカンドオピニオンをお願いした、
どの先生も、
転移リスク見立ての根拠
していた、

私も、
リンパ浮腫リスク
を取ってした、
私にとっての、
リンパ節郭清の主目的でもある、

リンパ節の個数と状況

それは、
はっきりさせたかったので、
餅は餅屋、病理の先生に
お伺いすることにしました。
その模様は、別記事で書きます。

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