Debian 12 LXDEを常用していますが、起動できないアプリ等不具合が出たので、Debian 12.4を再インストールしました。
当初から、別パーティションにインストール用の下記2つのファイルを入れており、
linux
initrd.gz
grubの設定ファイルにインストール用ニューを追加しています。
/etc/grub.d/40_custom
40_customの中身は以下。
#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the 'exec tail' line above.
menuentry "Linux Installer (sda4)" {
set root=(hd0,4)
linux /linux
initrd /initrd.gz
}
新たにメニューに追加するなら、エディター(Geanyなど)で、40_custom を編集、保存し、
$ sudo geany /etc/grub.d/40_custom
$ sudo update-grub
再起動すれば、メニューに反映されます。
デスクトップPCで新たにインストールしたいSSD/HDDを繋ぎ、完了後別PCに接続、起動し
$ sudo update-grub
でメニューを再構築します。この方式なら、USBメモリーやDVD/CDを使わずにインストールできます。
最新のNet Install用ファイルは、以下から"netboot.targ.gz"をダウンロードしました。
netboot.tar.gz 2023-12-10 00:20 49M
2つのファイルを解凍し、別パーティション(ex. sda4)にコピーします。
linux
initrd.gz
再起動し、メニューから"Linux Installer (sda4)"を選んで、以前と同様Net Installを進めます。
インストール後の主な作業は、
sudoが使えるように、/etc/sudoers をルート権限でエディターで編集、保存。
root ALL=(ALL:ALL) ALL
(user) ALL=(ALL:ALL) ALL <-- 追記。(user)は設定したuser名。
以下の事例を参考に、
/etc/apt/sources.listの編集。ルート権限でエディターで編集、保存。
私は、propose-updatesとして以下を追記しています。
deb http://ftp.debian.org/debian/ bookworm-proposed-updates main contrib non-free non-free-firmware
localeを日本に変更
/etc/local.genを、ルート権限でエディターで編集、保存。
# ja_JP.UTF-8 UTF-8 --> #を取る
$ sudo locale-gen で反映させ、
$ sudo locale で確認
LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=
あとは、日本語入力をはじめとするアプリの追加インストールです。
Linuxのインストール、環境設定は馴れないと結構面倒ですね。
初心者に敷居が高いことが、Linux普及の阻害要因と考えられます。
フリーでも一筋縄で行かぬ技