CPU機密漏洩問題でIntelに集団訴訟 | 見よう見まねのブログ

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Intel、AMD、ARMなど全てのCPUに影響する機密漏洩問題で、Intelに集団訴訟が起こされました。

CPU脆弱性問題でインテルに複数の集団訴訟。公表の遅れや修正による性能低下の損害を主張

http://japanese.engadget.com/2018/01/06/cpu/

 

理由は、2017年06月にこの脆弱性問題を知りながら公表せず、パフォーマンス低下対策による費用増加が予想される為。

更に、Intel CEOが問題の公表直前の2017年11月末に、自社株約27億円を売却していたことも、インサイダー取引の疑いがあります。

2018-01-03のNY市場でIntel株価は一時6%も下落しています。


【注】この記事で、「来週までに影響を受けるCPUの90%に修正が行きわたる」との記述がありますが、正確には、「過去5年間に発売されたCPUの90%」です。
脆弱性は1995年以降のCPUに内在しており、サポート期間5年を過ぎたCPUへの修正版はリリースされません。

 

市場にある数十億台のIntel CPU搭載PCの多くが危険な状態に晒さされており、企業としての社会的責任は、「保証期間外」で免責されるのでしょうか?

2017年のWannaCry事件で、Microfostは社会的影響の重大性に鑑み、保証期間切れのXPにも修正パッチをリリースしました。

Appleは最近のMac OSのルートでログインできるバグや、iPhoneのバッテリー問題で、ユーザ目線で謝罪し、対応を図っている印象があります。

 

因みに、フォーブス発表の2017年の最も信頼される会社トップ20にIntelは入っていません。

世界で「最も信頼される」250社リスト、任天堂ほか日本の42社を選出

https://forbesjapan.com/articles/detail/18060

IT関係でランクインしている主な会社は以下です。

 3位、Alphabet(Googleの親会社)

 4位、任天堂

 7位、Apple

10位、パナソニック

16位、Microsoft

19位、IBM

 

企業や経営者の利益優先の姿勢は、やがてユーザの離反を招くのでは無いのでしょうか?

顧客優先の姿勢を貫く企業が存続して欲しいですね。。。

 

入ってる損して得が商売は