ToriOSの日本語化 | 見よう見まねのブログ

見よう見まねのブログ

CameraやPCなど、見よう見まねの悪戦苦闘

前回、何とかインストールに成功したToriOSですが、このままでは使えませんので日本語化します。

勝手知ったるDebian Jessieなので、簡単と思いきや、ちょっと手間取りました。

HPに掲載のマニュアルも読まずやったので、少し回り道。

 

文字化けで豆腐状態のデスクトップから、Synapticを立ち上げ、IPAfontsを入れます。

fonts-ipafont、fonts-ipafont-gothic、fonts-ipafont-mincho

端末から、$ sudo apt-get install fonts-ipafont の方が簡単でした。

 

デスクトップを更新して、漸く日本語表示が可能になりました。

 

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get upgrade

で、最新状態にしようとしたら、とても遅く我慢できません。

/etc/apt/sources.list の内容は以下です。Debian Jessieそのものです。

 

deb http://ftp.us.debian.org/debian/ jessie main contrib non-free
deb-src http://ftp.us.debian.org/debian/ jessie main contrib non-free
deb http://security.debian.org/ jessie/updates main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/ jessie/updates main contrib non-free
# jessie-updates, previously known as 'volatile'
deb http://ftp.us.debian.org/debian/ jessie-updates main contrib non-free
deb-src http://ftp.us.debian.org/debian/ jessie-updates main contrib non-free

 

エディターで、usをtwに変更、保存し、再度、

$ sudo apt-get upgrade

画面を見ていると、Debian Jessie以外に、Ubuntu 16.04用ppaも更新されています。

 

/etc/apt/sources.list.d/ に以下のファイルがあります。

mkusb-ppa-jessie.list
numix-ppa-jessie.list
torios-dev-fltk-torios-apps-jessie.list
torios-dev-torios-core-jessie.list
webupd8team-y-ppa-manager-jessie.list

これらは、Ubuntu Trusty(14.04) & Xenial(16.04)用ppaでした。道理で、Ubuntuが混じっている訳。

 

次は、日本語入力です。

何と、メニューからSynapticが消えています?!

$ sudo synaptic で立ち上げ、

mozc関連を見ると、三択です。

【1】fcitx-mozc

【2】ibus-mozc

【3】uim-mozc

Debian Jessieと同じ、uim-mozcを選びインストールしました。

 

今度は端末から、追加でアプリを導入。

$ sudo apt-get install bleachbit firefox-esr geany leafpad ntp

 

メニューから、PCmanFMを立ち上げ、他のパーティションを見ようとしたら、許可が無いと言う表示でマウント失敗。一体、どうなっているの?

 

mozcの日本語入力もできません。

以前使ったテクニックを応用します。

$ sudo geany ~/.profine  に以下を追記。

# for uim-mozc
export XMODIFIERS=@im=uim
export GTK_IM_MODULE=uim
export QT_IM_MODULE=uim
uim-toolbar-gtk &

 

再起動すると、

【1】PCmanFMでパスワード入力すると、他のパーティションを無事マウント。

でも、移動すると上部のタスクバーと重なり、「☓」のアイコンが操作できず、終了できない。

 

【2】日本語入力は依然できません???

うっかりミスで、uimが抜けていました。端末から、

$ sudo apt-get install uim

これで漸く日本語入力も可能に。~/.profile の設定は不要なので、削除しました。

 

HDDの掃除をしようとしたら、メニューからBleachBit(as root)が起動できません。

$ sudo bleachbit で起動し、大掃除。500MB程HDD容量が回復。

$ df で見ると、HDD消費量は僅か1.8GBです。この点は軽量Linuxの面目躍如。

オフィスアプリは入れず、OneDriveやGoogleDriveで使うのが良さそうです。

 

どうも、システムが全体的に不安定で、Debianのように行きません。派生の悲しさ?

メニューが消える度に、デスクトップ更新(Reload Desktop)が必要。

 

慣れ親しんだDebain Jessie派生だからと、鳥なるぬ鷹をくくっていたら、結構やんちゃで言うことを聞いてくれません。

 

ToriOSには未経験のアプリも満載で、使いこなす迄が大変です。

軽量Linux志向なら、アプリは最小限とした方がISOイメージも698MBに肥大化しないのに。。。

これなら、ネットインストールでDebian WheezyかJessieのLXDE環境最小インストールの方が便利で、安定動作。安心して使えます。

いっその事、

【1】LXDEを入れ、JWMを削除。

【2】固有アプリを全て削除し、Debianで使い慣れたものに総入れ替え。

をしたくなります。でも、それではTriOSの特徴が消えてしまいますね。。。

 

普段使っているLXDEのタスクバーが下部なので、設定変更しました。慣れの問題ですが。

 

WinとLinuxのマルチブート環境だと9時間ズレるので、エディター(geany等)で

$ sudo geany /etc/default/rcS

で以下を追記し、保存します。(Linux側をUTCでは無く、local timeに設定)

UTC=no

 

自由なる小鳥変じて鷹になる