また、ジャンクカメラ(300円)を買ってしまいました。
プラカメの中に金属製カメラがあると、思わず手が伸びます。
Ricoh Hi-Color (リコー ハイカラー)諸元
1968年9月発売。シャッター優先式AE。前モデルAuto ShotのセレンをCdSに変更。
レンズは、35mm F2.8( 3群4枚)、前玉回転式。シャッターは、1/30、1/125(AE時)。
Auto Halfと同じ、スプリングモーターによる巻き上げ式。113 x 73.5 x 54mm。450g。
価格は、15,300円。ケース 1,300円。
48年前のカメラで、保管状態がとても悪く、サビや埃にまみれています。
電池室の蓋も開かない。多分、水銀電池の液漏れで錆びついている。
フィルムゲートも錆びています。
モルトプレーンもボロボロ。
裏蓋開閉機構部も錆ています。
ファインダーも曇っています。
巻き上げ不能、シャッターも切れず。本当に保管状態の悪いジャンクです。
絞りは2枚羽根なので、面白い形。まるで海洋生物のクリネオみたい。
兎に角、前面から分解して行きます。ネジは古いカメラなので、全てマイナスネジ。
これが絞り機構です。
絞り羽根2枚を、上部のレバーで開閉操作。
前面カバーを外します。
右肩が電池室で、液漏れで腐食した跡=緑青があります。
更に絞り機構を分解。レンズも前群と後群に分離できます。
絞り機構を分離すると、シャッターに到達。
シャッター機構です。
シャッター機構を分解。シャッター羽根は2枚で固着は無く、正常でした。
レンズは保管状態が悪かったので、カビだらけ。
全般的にとても状態の悪いカメラですが、せめてレンズだけでも再生利用できるかな?
金属に憧れ手が出る性悲し