いよいよ、Nikon L35AF用35mm F2.8レンズのEマウント改造の最終章です。
Eマウント用φ52mmリバースリングに、レンズボードを直接接合しました。強度も大丈夫。
無限遠調整は、レンズ側で行います。
絞りが全閉となるのを防止するため、黒色プラ片のストッパーを接着しました。
絞り開放バネが外れ易いので、上の写真のように黒ゴム系接着剤で固定しました。
距離リングとレンズ連動リングが干渉するので、切断しました。
前面にレンズと名板を組み込み、
鏡筒と絞り機構はFlash Fujica Date、レンズはNikon L35AFのコラボレンズが完成です。
コンパクトにまとまって、とてもいい感じです。苦労して手作りしたので、愛着も湧きます。
でも、Nikon特有の左右逆転現象に遭遇しました。
Nikonは35mm レンジファインダーの初号機Nikon I 以降、ZeissのContaxに習い、左ネジを採用しています。一眼レフや、ミラーレスも同じです。レンズの装着は右に回すのでは無く、左回転です。
距離リングも、左に回すと最短距離。右に回すと∞。
今回、Fujicaのレンズ鏡筒にNikonのレンズを組み込みましたので、∞~0.9mの距離指標が逆になっています。即ち、0.9mの位置が∞、∞の位置で最短距離。
距離指標を使わず拡大画像でピント調整をするので、支障はありませんが、何か間違えそうです。いっそ、距離指標を全部黒で塗りつぶそうかと言う気になります。
左右逆ダビンチ様にニッコール