USBでマルチブート | 見よう見まねのブログ

見よう見まねのブログ

CameraやPCなど、見よう見まねの悪戦苦闘

USBメモリーに、以前紹介したPC診断ソフトと、レスキュー用にPuppy Linuxを入れて、マルチブートで使っています。
今回はこれまでと違った方法でマルチブートUSBを作れないか、実験して見ました。

動作環境は、先日インストールした、Lubuntu 15.10です。
まず、ディレクトリを作って、ISO(FDD)イメージや、Puppyのファイルをコピーします。

(1)img   :HDD診断用FDDイメージ & メモリーテストのファイル
(2)Precise:先日リマスターしたPrecise571(セキュリティー、WiFiドライバー等更新)
(3)syslinux:syslinuxのファイル

PC診断用ソフトのISO(FDD)イメージ、メモリー試験
(2-1)DFT.img :HDD検査
(2-2)HDAT2.img:HDD検査
(2-3)memtest:memtest86+-5.01.binをリネーム
(2-4)MHDD.img:HDD検査


ダウンロード(DL)は以下から。

https://www.hgst.com/hdd/support/download.htm

http://www.hdat2.com/download.html

http://www.memtest.org/

http://hddguru.com/software/2005.10.02-MHDD/


syslinux関係のファイル
(3-1)chain.c32
(3-2)jp106kb
(3-3)memdisk
(3-4)menu.c32
(3-5)poweroff.com
(3-6)reboot.c32
(3-7)syslinux.cfg
(3-8)syslinux.exe


DLは以下から、
https://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/
http://www10.plala.or.jp/palm84/archives/misc/jp106.kbd

Puppy Linuxのファイル。

(4-1)goffice-precise_571.sfs (レスキュー用には不要ですが)
(4-2)initrd.gz
(4-3)puppy_precise_5.7.1JP.sfs (リマスター分)
(4-4)vmlinuz

syslinux.cfgの内容は以下としました。

DEFAULT /syslinux/menu.c32
PROMPT 0
KBDMAP /syslinux/jp106.kbd

Label DFT (Drive Fitness Test)
KERNEL /syslinux/memdisk
APPEND initrd=/img/dft.img

Label MHDD test
KERNEL /syslinux/memdisk
APPEND initrd=/img/mhdd.img

Label HDAT2 test
KERNEL /syslinux/memdisk
APPEND initrd=/img/hdat2.img

Label Memtest86+
KERNEL /img/memtest

Label Precise 571JP
kernel /Precise/vmlinuz   psubdir=Precise pmedia=usbflash pfix=ram
APPEND initrd=/Precise/initrd.gz

Label poweroff
MENU Label * Poweroff *
KERNEL /syslinux/poweroff.com

Label reboot
MENU Label *  Reboot  *
KERNEL /syslinux/reboot.c32


これを、sysnapticから導入したISO Masterを使って、ディレクトリをISOイメージに変換します。
ISO Masterを使えば、 ISOイメージのファイルの追加、削除、抽出が可能です。
但し、メニューには出てこないので、端末から起動します。
$ isomaster

立ち上げ画面です。

ディレクトリのファイルを追加し、「別名で保存」でISOイメージを保存します。

このISOイメージを、UNetbootinでUSBに焼きます。
Debian Jessieでは問題があるため、リポジトリに登録されていませんが、Lubuntu(Ubuntu)にはあり、インストールできました。

途中、既存定ファイル(menu.c32)を上書きしますか?と警告表示が出ました。

「Yes」、「Yes to All」、「No」の三択ですが、「No」を選択。

でも、「分からなければ、”Yes to All"を押してくさい。」は危険では?

Debainはリポジトリに無いので、直接HPからダウンロードしてインストールしたのですが、上書き警告が出ませんでした。これが、Debianで不調の理由?
Ubuntu系の方が親切ですね。

果たして結果は如何に?

無事USBでマルチブートで起動できました。
同じ事を、Bodhiでも試して見ましたが、同様に作成に成功しました。
まあ、LubuntuもBodhiも、基本は同じUnuntuなので当然の結果ですね。


リナで焼くマルチの機能便利棒