scimはパッケージマネジャから導入できますが、これだけでは日本語変換できません。
ならば、自前でビルドに挑戦です。果たして上手く行くのかな?
Debian Synapticから、scim-anthy、anty を検索し「Visit Homepage」から最新版のソースを入手しました。どちらも約7年前のものです。
scim-anthy-1.2.7.tar.gz (2009-01-29付)
https://osdn.jp/projects/scim-imengine/
anthy-9100h.tar.gz (2009-02-09付)
https://osdn.jp/projects/anthy/
上記ソースを適当なディレクトリに展開し、ビルドを試みました。
準備作業として、以下をパッケージマネージャからインストールします。
slitaz-toolchain 5.0: SliTaz meta package to rebuild or install current toolchain.
slitaz-dev-pkgs 1.2: Meta-package to install a complet set of devel packages.
参考情報として、下記を拝読しました。どうもありがとうございます。
SCIM FAQ
http://www12.atwiki.jp/linux2ch/pages/131.html
SliTazにおける日本語環境の構築 (復讐編)
http://blog.ss1200.lomo.jp/?eid=411
(1)anthyをビルド
# ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc/anthy
# make
# make install
# ldconfig
(2)scim-anthyをビルド
# ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
# make
# make install
# ldconfig
(3)GTKをアップデート
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
(4)scimの設定:以下を ~/.profile に記載
export XMODIFIERS=@im=SCIM
export XIM="scim"
export XINPUT="xim"
export XIM_PROGRAM="scim -d"
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim
scim -d &
(5)再起動すれば、scimが使えます。
leafpadで日本語入力できました!感激です!
これでもう、Firefoxでキツネを使わずとも、スムーズに日本語入力ができます。
ようやくSilTazも一人前に使えるようになりました。
LXDE環境なので、小さなDebianと言った感じです。軽くて使い易いですね。
これまで、無線端末用ドライバーをビルドした経験はありますが、日本語入力は初めてです。お蔭で、とても良い勉強になりました。
この経験を活用すれば、今後いろんなLinuxの日本語化ができそうです。
感激の日本語できたビルドして