家庭生活面の目標設定

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しばらくの間、人生六分野の価値観に
ついて書きます。

その人の人物像の高さは、何を価値観に
しているかで決まります。  

今日は「家庭生活面」についてです。

ネズミ捕り型の人に多いのは


家庭は安らぎの場だ
家族は血が繋がっているから放っておいてもうまくいく
家族は自由にするのが一番だ
子供も好きなことをさせておけばうまくいく

と思ってしまうんです。

これは間違いです。
大きな間違いです。

全くこの逆です。

家族に対してこそ目標が必要なのです。

昨日も書きましたが
人生で最も大切なのは目標です。

多くの人にとって
最も愛しているのは家族です。

その最も愛する人たちと
最も大切なことをすることが
人生で一番いいに
決まっているじゃないですか。

要するに家族と共に目標に向かうことが
最も大切なんですよ。

家族に目標を持っていないなんて
家族を愛してないのと同じなんです。

特に家族は
親に対する目標
子供に対する目標
兄弟に対する目標
そして何といっても伴侶に対する目標です。
広くは親戚も含まれます。

5年後、10年後、20年後、どんな家族に
なっていたいかという目標を立てた家族と
ただ単なる同居人の家族とでは
幸せの度合いが変わってきます。

20年前、大倦怠期におちいったママと
「恋人になる」という目標を立てました。

今は本当に仲がいいんです。
毎日、お互い冗談を言って、笑って
暮らしています。

20年前に立てた目標が
今、花開いているんです。

いいでしょ、目標って。

もう1つ、あります。

僕が29歳のある日の夜中
一本の電話がかかってきました。

兄の声で
「オヤジが死んだ」

人生最大のショック。

長い間、父は床に臥せっていたので
覚悟はしていたのですが
兄のあの一言は忘れられません。

あんなに泣いた日は
ありませんでした。

その後、本当に後悔しました。

「親孝行したいときには親はなし」
ということわざがありますが
正にその通りです。

その分、母にと思い
「母とは月に1回、美味しい食事をして
お小遣いを渡す」という目標を立て
24年間、欠かさず行いました。

最初は母も照れてたんですが
晩年は私との食事が、ある種
母の生きがいになっていたようです。

親の喜ぶ姿ほどうれしいことはない
って知ったんです。

いいでしょ、目標って。


  「家庭を見ればその人の人生がわかる」
         ~目次より~