miyomamaと肺がん -3ページ目

髪が抜ける・・・。

お昼休みにmiyomamaから電話がありました。

自分からほとんど電話してこないので、何かあったのかと電話に出ると


「すごくショックなことがあった・・・。

髪の毛を洗ったらね、ゴソッと抜けたの!テレビみたいに・・・。

家の中を歩いても、ハラハラ落ちるし。すごいショック・・・。」


いつからかと聞くと、2、3日前からといい

「見るからに髪が無くなってきている」といいました。


3番目の薬を選択する時に、主治医は「女性だから脱毛がある薬は最後にしましょう!」と

脱毛の可能性が低い薬を選んでくれたのですが、これまでの蓄積からなのかな?


ウイッグを用意する?と聞くと、

「帽子をかぶれば大丈夫。必要ないよ。

でもこうなって、やっと自分が病気だって実感したよ。」と笑って言い


話の最後には


「今までにない症状だから、薬が効いてるんだよ、きっと。

 その他に気持ち悪くて食べ物が食べられないとかじゃないし、

 好きなものが食べられているほうがいい!」と、自分を納得させていました。


私にできることは、明るく話を聞いてあげて、良い方向に考えられるよう

話をもっていき、励まし続けることだけですがmiyomamaには効果的です。


そして、miyomama自身で3番目の薬を始めると決めたこともあり

少なくとも、治療に後ろ向きにはなっていないようです。





3回目の検査(1クール目)

○本日の検査

血液検査は特に大きな変化なし。


○10/30にインフルエンザの予防接種を受けたことを伝える。


昨日、注射をした周囲が大きく赤くなっていたので驚いたのですが

「痛いわけでも、かゆいわけでもない」というので様子を見ることにしました。

それも今日は、すっかりきれいになっていました。


先生に、「お風呂に入って、強くこすりませんでしたか?」と言われ

そんな気もすると思ったらしいです。


こすっちゃダメだよ・・・。

2回目の検査(1クール目)

○本日の検査

血液検査は多少数値が下がっているものもあるが、特に問題なし。

注射前から高めだった肝機能の数値も少し下がった。


○インフルエンザの予防接種について

来週早々までに、注射を受けたほうが良い。



自覚する副作用も全く無い状態なので、ひとまず安心です。


先生に、インフルエンザの予防接種が受けられる

自宅近くの診療所をおしえてもらい

血液検査の結果表にメモ書きまで書いてもらったそうです。


1回目の検査(1クール目)

○本日の検査

レントゲン検査は10/6と比較しても特に変化なし。

血液検査、特に問題なし。


前回、骨髄抑制がひどかったので、

先生の方で25日、27日、29日と予約をいれておいてくれたのですが、

今回は何の問題もないので

次回は29日で良いと言われたそうです。


先生に「仕事をやすんで治療に専念しているからかな?」と言われたようで

そうさせて良かったと思いました。


体調は?との問に

miyomama曰く、「普通だよ。」


3番目の薬-アムルビシン(カルセド)開始

今日から3日間外来にて、アムルビシン の注射を受ける。

(注射の前に吐き気止めの点滴をするので、全部で1時間程かかる。)


前回受けた心電図のチェックは問題なしとのこと。

今日の血液検査の結果、数値が少し下がっているが投薬には問題なしとの判断。


1ヶ月ほど休んだおかげで、血管の太さも戻ってきたと言われたそうです。

「薬が漏れると、細胞が壊死してしまうので注意が必要です。」

と主治医から説明を受けていたのですが、

3日間、何事も無く終了しました。



治療に専念するために(傷病手当金)

仕事を休んで治療に専念するに当り、

お給料がもらえないことが問題になってきます。


とりあえず何か保障はないかと、miyomamaの会社の保険組合のホームページを見てみました。

そこには「病気やけがで仕事を休み、賃金が支給されないときに

被保険者と家族の生活を守るために傷病手当金が支給されます。」とありました。


この手続きには、

「傷病手当金請求書」に、賃金を支給していないという事業主の証明と、

「休んで治療する必要がある」という医師の意見の記載を受けて、提出してください。

とありました。


これにより、保険組合より標準報酬日額の3分の2が給付されるということです。


この手続きをお願いしたいところですが、miyomamaの場合

年齢的なこともあり、解雇される可能性もありましたので、すんなり行くか不安がありました。


幸い、直属の上司の方が配慮してくださり、9月分は有給休暇としてくれ

10月からについてはこの傷病手当金の手続きをしてくださることになりました。

仕組みの上では最長で1年半、この手当金がもらえるはずです。(途中で解雇されなければ・・・)

とりあえず、miyomamaも安心したようです。


この傷病手当金ですが、国民健康保険には「無い」仕組みのようです。

国民健康保険にも特定の業種の方が入れる組合があるようですが、

例えば東京食品販売国民健康保険組合には、やはりありません。


私自身は国民健康保険なので、

同じ状況になった時の対応を考えておかなくてはいけないのかと

ちょっと焦っています。

化学療法を始める

今日は、miyomamaと父と私の3人で主治医の話を聞きにいきました。


先生:遺伝子検査の結果、遺伝子異常は検出されなかったので、使おうと思っていた薬が効きません。

    別の抗がん剤で治療することになります。

父:それはイレッサのことですか?

先生:イレッサは効果がないということです。だから、別の薬を使います。

    今、一番効果があるといわれているものを試します。ただし、効いたとしても100%治るということは

    残念ながらありません。できるだけ、小さくするということしか出来ません。今、症状が出ている以上

    何もしなくていいという状態ではないので、抗がん剤治療を始めましょう。


    3週間に1回、点滴を行います。副作用の出方によっては通院治療も可能です。

    しかし、薬の値段が高く、1回80万円ぐらいかかってしまいます。

    高額医療が適用されるので、3か月たてば戻ってくることになるので、その後は負担が

    軽くなるとは思います。ただ、3週間に1回なので、ひと月で2回、治療を行う時が出てしまいますが。

    

    一番効果があるといわれているものから試さないと、効かないものをいくらやっても

    意味がないですから。

    ただ、この薬を試しても、効くという保証はありません。効果がなければ、別の薬を試します。

    

    初めての治療になるので、副作用の観察もしなくてはならないため初回は入院してください。

    副作用としては、吐き気・アレルギー反応・出血、特に鼻血や血痰が出たりすることがあります。

    ヨウ酸を抑えるために、事前にビタミンB12を注射し、続けて飲み薬で補給していきます。



メモ書きについて聞く前に、先生からはこんな説明がありました。

当然ながら、抗がん剤治療をやる前提で話す先生。

ここで、質問させてもらいました。


私:こちらから、質問させていただいて良いですか?

先生:どうぞ

私:まず、肺がんには4種類あると調べたのですが、母はどれですか?

先生:○○上皮がん。腺ガンの一種です。

私:ステージはいくつですか?

先生:反対の肺に転移しているので、4期ということになるでしょう。

私:治療を受けなかった場合、どうなりますか?

先生:悪化します。

    そうならないために、今の段階で腫瘍を出来るだけ小さくするほうが良いということです。

父:抗がん剤しか方法がないのですか?

先生:食事療法、免疫療法や丸山ワクチンというのを聞いたことがありますが、きちんとした結果が出ている

    のかはわかりません。


実はこの時、肺胞上皮がんの「肺胞」の部分はこんな感じ?ぐらいしか聞き取れていなかったのですが

先生が、淡々と話す人でなんとなく威圧感のようなものを感じ、聞き返せなかったのです。

この先生、話しづらいな、という印象。


最終的に、先生の「入院の手続きを進めていいですか?」の問いにmiyomamaが頷き、

化学療法を始めることになったのでした。


この時、なんとなくモヤモヤしましたが

「一番効くとされている薬」で簡単に小さくなるかも。と思ったのも事実です。

結果的に化学療法を行う結論を出してしまいましたが、やらないという結論を出す根拠がなかったことが

理由です。これについては、しばらく考えました。そのことについては改めて書くことにします。


(また当時はメモの仕方が下手で、改めて文章にしてみると、と完全には再現出来ていないことを

 記しておきます。)


免疫力を高める

食事療法について書いてある本の他に

「免疫力を高めるといろいろな病気がよくなる」という内容の本も買いました。


「免疫力を高めることがとても大切である。」ということを知り

今後、抗がん剤治療を行うにしても、これは意識しなくてはいけないことだと思いました。


○免疫力を高める方法

「体を温める」

miyomamaは平熱が35度台でした。これでは病気になってしまうそうです。

毎日、お風呂で温まってもらおう。


「適度な運動」

毎日、散歩をするように仕向けなくては。


「爪もみ」

爪の付け根を刺激して、免疫力が高まるという方法。

だまされたと思ってやってみて!と勧めてみよう。



もう一つ、

抗がん剤治療のことを考えるためには

現在のmiyomamaの状態を詳しく聞かなくては始まらないと気付いたので

明日の診察の時に聞く事をまとめました。

これを持って、明日に臨みます。

抗がん剤治療について

今日会った友人から、「実はガンが見つかったんです。」と明るく伝えられた。

miyomamaと同じ日に告知されたそうです。


実は・・・。とmiyomamaのことを話すと、色々と教えてくれました。


抗がん剤は、良い事ばかりではない。

笑っていると免疫力が高まる。

免疫力を高めれば、ガンは治る。

手術をしても、結局治らないことも多い。

余命3ヶ月と言われた知り合いが、食事療法やその他(足裏マッサージや気功など)いろいろやって

今でも元気に活動している。


など。


そこで、食事でガンが治るという本を買って読むことにしました。

その中に、抗がん剤は毒だからやらない方が良いが、やるとしても

抗がん剤と平行して食事療法を行うことで副作用も抑えられると書いてありました。

私は抗がん剤治療をするかしないかに関わらず、食事療法を始めたほうが良いと思いました。


しかし昨日、父が本を数冊買ってきて、

頭ごなしに「食事療法をやらなきゃダメだ。」と言って本を渡したようです。

するとmiyomamaは「何でそんなことしなくてはいけないの!」と怒ったそうです。


miyomamaの性格からして、それでは上手くいかないのは分かっているのに

父は、伝え方が下手なのです。


miyomamaの性格を考えながら、miyomama自身の病気との向き合い方について

何が本当に良いことなのか、3/10までに考えなくては。

そのために私自身の考え方をまず、持たなくてはいけない。

肺がんとは?

肺がんとは、どんな病気なのか?

ここから調べるために、インターネットで検索。

とにかく基本的なことを教えてくれそうなサイトを手当たり次第読んでいきました。


肺がんにも種類があること、肺がんの進行程度をステージで表すことなど

概要がわかってきた当りで見つけたのがエルねっと という肺がん啓発を行っているサイト。

こちらの「知っておきたい、医師面談時のポイント 」が私の頭を整理してくれました。


ネットの他に、本屋さんにも行きました。

がん関係の書棚に並んでいたのは、基礎知識を満たしてくれる本と、

代替医療などをすすめる本でした。


どちらの本も数冊手に取り、少しずつ立ち読みをした後、

「新たな情報を手に入れないと、どれを買って読むべきかが判断できない」

と思ったので、その時は何も買いませんでした。


分かったと思ってきたら、また分からなくなる。

それのくり返しが始まりました。