こんにちは。
小野美世です。
ご質問をいただきました。
美世さんは、我慢した言葉たちや飲み込んだ感情などをどう昇華させてきたのでしょうか？
お答えしますね。
もう伝えることができない相手、できたとしても関わりを持ちたくない相手であれば、
自分の言いたかったことって結局何だったんだろう？を探して、ひとりでブツブツ言ったり、自前のワークをしたりします。
まさにこの記事の内容ですね。
でも、その相手がまだ今も同じ家の中にいて、これからも関係を続けていきたいとなると…しっかり考えなければなりませんね。最後までお読みください^ ^
言い返せなかった悔しさ。
すごくわかります。
こんなメッセージの中の、ご質問でした。
なるほど。
本当は、夫と素直なコミュニケーションをとりたい。
だけど、過去に言われたことを恨んでて、言い返せず飲み込んで我慢した自分にも腹が立ってる。
だから、言われたことを素直に受け取れないのがずっと続いている。
…ということですね。
これ、嫌だよね～。
「つまんねぇやつ」
「くだらないやつ」
「よくそんなんで〇〇できるね？」
なんだって？？？
今、なんと？？？
こんなことを言われたら、私も一生根に持ちますね。
絶対許さないね。←
「負ける？」やりたくないそんなのって気持ちになります。
（いかん、深呼吸しよう…）
これを言い返せずに飲み込んで我慢したなら、その思いはどれだけあなたの心の中で暴れまわっただろうか。
それを思うと、いたたまれません。長い間、暴れまわる気持ちを抱えるしかなくて、つらかったと思います。
なのに、「本当は、夫と素直なコミュニケーションがとりたい」という自分のやわらかい気持ちをすくいあげているのだから、本当にすごいことです。
さて、どうしたら、この思いを昇華できるだろうか。
言いましょうか。
あまり言いたくないけど、本当はずっと言いたかったことを言う。
やっぱりそこに行きつくんじゃないかと思います。
それを避けて、かっこよく思いを昇華できたら一番いいし、安全です。
だけど、「言い返せなかった」「自分の気持ちは飲み込んだまま」これが結局気にかかっているわけなので、
あなたの口から、あなたの気持ちを発する
やっぱりここに、戻ってくるんじゃないかな。
今、「論点をすり替えて攻撃してしまう」ということは、全く何も言えないわけではないと思うんです。攻撃はできる(;'∀')
肝心なことはちょっと言えないけど、攻撃ならできる、といったほうがいいかもしれません。
それと、「過去のことを掘り返すとさらに拗れてしまいそう」という気持ちを考慮して、じゃあ、今どうしたらいいかを考えてみると…。
私なら、こうしてみますというのをちょっと書きますね。
まず、結局自分の課題は
「自分を守るために、肝心なことのひとかけらでもいいから、口に出す」
だと認識します。
はぁ、言うのか、嫌だなぁ。
結局それかぁ、言ったあと、夫は絶対言い返してくるだろうな、それにさらに腹が立つんだよ…
そう思われるかもしれません。
ここでちょっとストップ。
「言い返せない」に隠れているもののひとつとして、
相手から腹の立つことを言い返されて、さらにこちらが傷つくのが嫌、怖い、そのときにまたどうしていいかわからなくなる
というのがあると思います。そこでどうせうまくできないんだから、じゃあ最初から何も言わないほうがいい…となってしまう。そんなことはないでしょうか。（私はこれすごくある）
目標を下げましょう。
これは自分の口から自分の気持ちを出す練習なんだ。
言えた時点で私の勝ちだ。
相手の反応？いや、それはどっちでもいいや。
口から出せたら、さっさと退散しよう。だってもう私の目的は終わったし。
私なら「そういう気持ちでいてみよう」と決めます。
言い逃げするのです。
これまでは、その言葉の応酬も制してこそやっと自分の気が晴れるんじゃないか…と思われていたはず。ハードルが高すぎます。そこは、今は無視する。
そして、「口から出す言葉」もあらかじめ決めてしまいます。
練習なのだから。
こっちはビギナーなのだから。
そうですね、私ならどうするかな。
「ひどい」
「その言い方、傷つく（悲しくなる）」
あるいは、
「言ってることはわかるけど、ひどい」
「言ってることはわかるけど、その言い方傷つく（悲しくなる））」
このうちのどれかを言おうと、あらかじめ決めておくと思います。
きっと、旦那さんが言ってくることは、本人としてはささいな指摘なのでしょう。あれがなってないとか、これがなってないとか。（勝手な推測ですが）
本人としては言いすぎている認識もなく「だって事実を言ってるだけだけど？」くらいの感覚なのかもしれません。自分以外の人も、自分と同じように言えるもんだろう、と思っているのかもしれません。
そして、おそらく、あなたにとっての「これを言えたら結構スッキリするかも」な言葉はこれじゃないかと思います。
もっと私に、気を遣ってよ。
いかがでしょう。
これ、言ったことありますか？
いつも、あなたばかりが気を遣っていますよね。
いいなぁ、私だって気を遣われたい。そういう気持ち、ないでしょうか。
私ならこれ、口癖のように言うようにします。
自分の中の大切なニーズなんです。
これが暴れているのでずっと素直になれないのかもしれない。
（もちろん、何か言い返されても、答えません。言えたことが大事だから）
そして、こんなことも言ってみると思います。
「いいなぁ、そんなにポンポン悪気なくきついことが言えて」
「うらやましいなー、そのスキル」
「私にはないんだよ。だからいつも困ってる」
うらやましいという気持ちを全面に出すのがポイント。だって、うらやましいのきっとあるもんね。最初は嫌味っぽくなってもよろしい。
この、いつもとは違うことを言いながら、いい機会がくるのを待ちます。
そして、言えそうだ！と思ったら、「肝心なこと」を言います。
いきなり肝心なことを言うのはハードルが高いですから、「それを言いやすくする環境」をまずは自分で作ってみるのです。
旦那さんに伝えたほうがいい「肝心なこと」は、私に下さったメッセージにもう書かれていますよね。
だけど、過去に言われたことを恨んでて、言い返せず飲み込んで我慢した自分にも腹が立ってる。
だから、言われたことを素直に受け取れないのがずっと続いている。
これです。
そして、言えたら逃げる。（逃げていいよ！）
私なら、こんな順序でやってみると思います。
そしてね、もしも、どうしてもどうしても言いたくなかったら、
ひとりでブツブツ言う
自前のワーク（イメージの中で夫に言いたいことを言う系のやつです）
これを繰り返して、自分の気持ちがちょっとでも変わらないかな？と観察します。
これで気持ちが少し変わって、「ひどい」くらいなら言えるかも！とか、今日は素直に聞いてやってもいいか、と思える一瞬があるなら、それでよしとしてもいい。
これでも全然変わらなかったら、諦めますね。
諦めて、自分の課題「相手の前で口に出す」をやる。あぁ、いやだ…
本当は、素直にあなたの言うことを聞きたい
これは本当にすごい破壊力を持った言葉ですよ。
何よりまず、可愛い。
旦那さんがなんと言おうが、私は可愛いと思う。
参考になれば幸いです。
日々の気持ちが少しでも変わる何かが見つかりますように。
もしタイミングがよければ、質問dayでもお答えできますので、また聞いてくださいね。
メッセージありがとうございました。
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