日医会長選挙2020 ⇒ 横倉義武先生を応援します! | 宮沢たかひと Powered by Ameba

数日前、フェイスブックで突然「日医会長選挙で発信する情報をシェアするグループ」から招待状が届き、迷うことなく加入しました。

以下はその投稿文です。

 

簡単に自己紹介しますと、私は主に大学病院で脳外科診療を担い、2009年に脳外科手術現役をリタイアし、2012年に衆議院議員となり、2年間だけ永田町で働きました。その後は、脳外科の外来診療を続けていますが、昔も今も日医会員ではありません。私のように、内部の者でなく、全く日医と利害関係の無い人間による外部視点の客観的提言も選挙のお役に立つのではないかと思い、投稿させていただきます。

 

実は、私は世界医師会事務局長であるOtmar Kloiber 氏と古くからの友人です。1989年~1991年の2年間留学していたドイツ・ケルン市にあるマックスプランク神経病研究所での研究仲間でした。Kloiber氏は日本医師会の招きで日本を訪れるたびに私に連絡してきて、日医関係とは別に二人でよく会食しましたが、彼にとってはリラックスできる時間だったようです。議員時代にKloiber氏を介して様々な日医主催の会合に参加したことで、自然に横倉先生とお会いする機会が増えました。Kloiber氏は横倉先生の人間性と実績を非常に高く評価していました。

 

私は日医会員になったことはありませんし、日本医師会のことをよく知りません。議員時代はむしろアンチ日医で選挙を戦い、地元医師会からの支援も受けませんでした。日本医師会のあり方に疑問を感じ、日本医師会も変わらなければいけない、という思いがあったからです。

 

私は歴代の日医会長にはもちろんお会いしたことはありませんが、横倉先生は日本医師会にとって、そして日本国民にとって必要な日医リーダーであると高く評価をしています。高く評価した理由は、①アカデミックな思考、②高い国際性、③緻密な政治的配慮、以上の三つを備えていた方だからです。また、普段の会話では穏やかな方ですが、勝負所での交渉術は卓越しています。

 

元より私は脳を扱う医師ですので、組織ガバナンスの観点からリーダーの年齢に極めてうるさい人間で、議員時代から政治家の定年制やリーダーの認知機能に言及し、ブログにも提言してきました。70歳以上の認知機能には個人差があり、とくに重要な政治判断をするリーダーには軽度の認知機能障害もあってはなりません。その点で、横倉先生の75歳という年齢は微妙ではありますが、少なくとも私が接してきた横倉先生の認知機能と判断力に全く問題はなく、super brainをお持ちの方です。

 

この度のコロナ禍の中での横倉先生のご活躍は見事でした。当初は誰もが手探りのコロナ禍でしたから判断の迷いもあったかと思いますが、4月以降の政府への提言と活動は的を射たものばかりでした。また、継続してコロナ禍で日本国民のために働きたいという意欲も買っています。

 

以上より、是非横倉先生に引き続き日医会長として活躍していただきたいのですが、一つだけお願いがあります。このコロナ禍で日本医療のIT化は先進国の中でも遅れていることが明らかになりました。私は議員時代より、日本の医療基盤を共通のIT network でつなぎ、患者さんのデータを各医療機関が共有し、診療の効率化とスピードを促進し、医療費を節約できる国家的IT医療システムの構築を夢見ていました。オーストラリアやニュージーランドでは既に実現しています。当選後は是非、政府や厚生労働省と協力して優れた国家的IT医療システムの構築に邁進していただきたいと思います。

 

以上、横倉先生ご本人はもちろん、日医会員の誰に頼まれたわけでもなく、勝手に横倉義武先生を応援し、勝利を祈念しています。

 

 

2020613日(土)

 

脳神経外科専門医、元衆議院議員

宮澤 隆仁(Takahito MIYAZAWA, MD, PhD, MBA