私が政治から離れて二年たちました。所属する党派が無くなり、特定のイデオロギーにとらわれる必要もないので、普通の国民目線で、私が出会った政治家の中から、人として、政治家として尊敬できる十人を「十傑」として挙げました。
五十音順に、安倍晋三氏、石原慎太郎氏、江口克彦氏、太田昭宏氏、北澤俊美氏、小池百合子氏、小坂憲次氏、橋下 徹氏、平沼赳夫氏、村井 仁氏の十人です。以下に、これらの方々と私との接点と思い出を、回を分けて述懐してみたいと思います。
七、小坂憲次氏
元文部科学大臣、参議院議員。小坂憲次氏は２０１６年１０月２１日、惜しまれつつ逝去されました。当時のブログに書きましたが（http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12211952297）、私が他党の新人議員であるにもかかわらず、背後から肩をたたき、いろいろとアドバイスしていただいたこと、忘れられません。恐らく、見ていられなかったのだろうと思いますが、寛大なる対応に今でも感謝しています。私は中学３年生まで長野市に在住していましたが、中学生の私でも小坂一族のことは知っていましたので、その小坂一族直系の同氏に声をかけていただいたことを大変光栄に感じました。所属政党が違っていても、英語がうまく、紳士で、貫禄のある同氏は、私が尊敬し、模範とする政治家の一人でした。また、自民党内でも改革精神に満ちた方でしたので親和性を感じていました。改めて、心からご冥福をお祈りいたします。