Pathological liar (病的嘘つき)
25年ほど前、ドイツの研究所でドイツ人研究者から教わった言葉。
素晴らしい論文を次々と有名な国際雑誌に発表し、優秀な研究者だと思われていた研究者であったが、その論文の多くはねつ造であったという事件があったと。
このような研究者を、Pathological liar と表現していた。
昔からあることらしい。
帰国後、日本の医学部でも同じような事件があった。
その事件では、筆頭著者はすべての責任を負わされ、去った。
共著者となっていた上司が批判されることはなく、責任もとらなかった。
今回のSTAP細胞事件でも、小保方さんは黙っていれば去るしかないであろう。
しかし、間違っていないという信念、STAP細胞は存在するという科学者としての確信があるなら、
そして、Pathological liar の烙印を押されたくなければ、
まずは自分の非を素直に認めた上で、理研の上司たちと闘えばよい。
科学者の矜持 を守るために。