この4か月間で多くの官僚の方々と会い、いろいろと考えました。
まず、脳科学を少々かじった者から見て、彼らの脳は優秀です。ただ、ときどき質問の答えをはぐらかされることもあり、要注意です。
専門的なことに集中するためか、若干柔軟性に欠けるところがあるように思います。ちょっと切り口の異なる質問をすると思考が停止してしまうこともあります。
しかし、人間、それほど多くのことに集中できるわけではないので、やむをえません。
むしろ、官僚には専門に特化してもらい、優れたシンクタンクとしての機能を発揮してもらったほうがいいでしょう。
その専門家集団を束ね、日本の進むべきベクトルを定め、政策決定して行くのが政治家の役割です。
そのためには、政治家は官僚以上の資質を備えている必要があります。特に、俯瞰力、調整力、統合力、決断力が重要です。
某党のように、官僚の協力なしで政治を自ら動かそうなどとは、愚かな考えです。
彼らの中にも改革を望む若手官僚は沢山いますので、日本再生を進める仲間として一緒に仕事をして行きたいと思います。
以上、政治は「脳を使った総合格闘技」であると実感している昨今です。脳を専門とする私にとってこれほど exciting な職場はありません。