ラジオを聞いていたら、オードリー・ヘプバーンの言葉が飛び込んできました。
私は、オードリー・ヘプバーン大好きですが、こんなステキな言葉を残していたのは知りませんでした。
私にとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。
―― オードリー・ヘプバーン
(英語 原文)
The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.
―― Audrey Hepburn
「ありのままで生きられる」ということは、「私はわたしでいい、ありのままの私でいいんだ」と、今の自分をまるごと肯定する感覚を持つことを意味します。
生き辛さから抜け出し、穏やかで満ち足りた人生を生きる上で、基本になる感覚だと私も思います。
オードリー・ヘプバーンは、「自分と他人の欠点を受け入れられるようになった」と言っていますが、「欠点を欠点だと思わなくていいことに気付いた」のではないかと私は想像しています。
オードリー・ヘプバーンは、角張った頬や、高い身長、痩せた身体などにコンプレックスを持っていたといいます。ところが、その個性を生かしたファッションと相まって、他の人にはない魅力を発揮することになりました。
同じ人間はこの世にいません。容姿、体格、肌の色、能力、知識など、どこかに違いがあります。違いは個性です。
では、「欠点」って、なんでしょうか?
無数にある個性の一つを「ある基準」で見ると、そこに優劣が生まれます。
あなたの個性の一つをその基準で見たとき、友だちのAさんより劣っていたとしましょう。でもそれだけでは、まだ「欠点」ではありません。
それを見たAさんが、「あら、あなたってずいぶん〇〇ね」と、あなたの個性をけなしたとしましょう。まだ「欠点」ではありません。
それを聞いたあなたが、「ああ、私はなんて〇〇なんだ」と思った時、はじめてそれがあなたの「欠点」になります。
Aさんにけなされたとき、もしあなたが次のように思ったなら、それは欠点ではないのです。
「それって、『違い』であって、優劣じゃないよな」
「あら、その基準で比べるって、なんの意味があるのかな」
「それはあなたの基準だよね。別の基準で見て、いいねって言ってくれる人もいるよ」
「その基準で見るとたしかにあなたの方が優れているけど、だからどうだって言うのかな」
「それって、見方を変えると、長所なんだけどな」
ですから私は、オードリー・ヘプバーンの言葉を少し言い替えてみることにしました。
人生に”勝ち負け”はないので、最初の「勝ち」という言葉も少しひっかかりました。ただ、「人生に”勝ち”があるとすれば、幸せになること」とも言えるので、そこはそのままにして、後半だけ言い替えてみました。
私にとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分にも他人にも欠点などなくて、違いがあるだけと気づいたことです。
(英語)
The greatest victory has been to be able to live with myself, to realize that neither I nor others have shortcomings, only differences.
(完)
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