第383話)「自己肯定感」と「学習指導要領」 | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

小学校の教職員研修で自己肯定感の話をするにあたり、学習指導要領では、子どもたちがどんな力を身につけることを目指しているのか見てみました。(「第382話)自己肯定感を育てる」のつづき)
 

 

「学習指導要領」は意欲があることが前提

 

私は「学習指導要領」をざっくりと、次のように理解しました。

『自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、よりよい社会や幸福な人生を切り拓いていく力』

とてもいいと思いました。ただ、現場の先生方は、悩むだろうなと思いました。

「自ら」ということは、意欲があるということです。ということは、自己肯定感があることが前提です。「生きていてもしょうがない」と思っている子は、自ら学びたいとか、行動したいという意欲は持てませんから。



それに、自己肯定感や意欲は、「持ちなさい」と言われて持てるものではありません。「意欲を持ちなさい」だと、「意欲のない自分は、ダメな子だ」と自分を責めて、よけいに自己肯定感を下げてしまいます。

 

 

小学生が「自ら学ぶ意欲」を持つのは無理?

 

愛され、自己肯定感が育ち、まわりに感謝の気持ちを感じるようになった子は、「大切な人に喜んでもらいたい、社会の役に立ちたい」という気持ちがわき、それが学びたいという意欲につながります。

でも小さな子どもは、ただただ愛されることを求めています。これは人類の本能です。子どもは守られ、大切にされないと生きていけないからです。

「大切な人に喜んでもらいたい、社会の役に立ちたい」という気持ちが大きくなるのは、思春期以降です。

そうなると小学生が「自ら学ぶ意欲」を持つのは無理なのでしょうか?


やはり、ほめたり叱ったりして勉強させるしかないのでしょうか?
(つづく)

 

 

 

◆少しでも多くの人に見てもらえるよう「人気ブログランキング」に登録しています。
1日1回、ここをクリックして応援(投票)してもらえるとうれしいです。

 

 

◆ 「親も子も輝く子育て」の記事一覧
子どもへの接し方を少し工夫するだけで、子どもの目は輝き始めます。親も、優しい気持ちと自信を取り戻します。

 

 

◆ 「バックナンバーへようこそ」
過去記事をカテゴリーに分けて、読みたい記事を見つけやすくしてあります。

 

 

◆ 心に寄り添うメッセージ集~シリーズ「君へ」 
生きる希望を探している子どもたちに贈る、私からのメッセージ集です。
でも、子どもたちが一番求めているのは、お母さんやお父さんから、こう言ってもらえることではないでしょうか。

 

 

◆講演のご依頼をお受けします
子育て講演、PTA講演、生きがい講演、中高生向けのキャリア講演をうけたまわります。心あたたまる感動と、やさしい気持と、夢と希望をお届けします。

講演の詳細はこちら
講演に関連する記事一覧はこちら
講演のご依頼方法はこちら

 

 

◆みやた あきらの facebook はこちら