子育て通信24)悪口を言われて泣いて帰りました | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第24号(2022年1月号)は、「友だちに悪口を言われたら」です。
 

 

 

相談

 

園から帰ると、「〇〇くんに悪口を言われた」と泣きだしました。こんな時には、どうしてやればいいのでしょうか?

 

 

考え方


「悪口を言われたよぉ」とママに言えるのはとてもいいことです。「ママなら、話を聞いてくれる」という信頼関係ができているということですから。



ただ、ママは困ってしまいます。相手の子に対して憤りを感じることもあれば、「そんなことでメソメソするなんて」と、歯がゆい気持ちになることもあるでしょう。

社会に出ても悪口を言われることはあります。ということは、「悪口を言われないようにする」ではなく、「悪口を言われても大丈夫」と思えるようにすることが大事です。

悪口を言われても、「ママやパパは、ボクのことが大好き」「ボクの味方になってくれる友だちはいっぱいいる」と思っている子は、「イヤなことを言うなぁ」ですみます。

「強い子」というのは、「キレて反撃する子」でも「我慢できる子」でもありません。「傷つかない子」です。無条件に愛されていると感じている子は、強いのです。

ただしそれが「悪意のある悪口」と感じたときには、「人がイヤがることはやめて!」と、抗議できると一番いいでしょう。ただこの抗議は、「できれば」くらいに思っていてください。「ちゃんと抗議しなさい」と強く言われると、「抗議できない自分は、ダメな子だ」と、自分を責めるようになりますので。

小学生くらいになると、悪口が繰り返されたり、抗議したのに止まらない場合があります。いわゆる「いじめ」です。大人の介入が必要になります。すぐに先生に相談してください。

いじめをキャッチするためには、普段から「気持ちを認める聴き方」で、子どもの話を聞いてあげてください。

 

 

どうすればいい?

 

① まず、なにがあったか聞いて、「悲しい」「くやしい」というお子さんの気持ちを、受け止めてあげてください。「話してくれてありがとう」「それは悲しいよね」「腹が立つよね」と。

② 次に、「そういうイヤなことを言う子もいるよね」と、いろんな子がいるということを感じさせてあげてください。「うらやましかったんかね」とか「なにか、イライラしてたんかね」と、相手の子の気持ちを想像してみるのもいいでしょう。

③ そして、「あなたは、そんな(悪口の内容)子じゃないよ。他の子はそれが分かっているし、あなたのことを好きな子はたくさんいる。ママも、あなたのこと、だい、だい、だーい好きだよ」と、ギュっしてあげてください。

その上で:
④ 「イヤなことを言われたり、されたりしたら、『人がイヤがることはやめて!』と言うといいよ

⑤ 「恐くて言えない時や、言ってもやめない時は、先生やママに言うんだよ
(「子育て通信24」完)

※ 子育て通信の「感想」「質問」や、「とりあげて欲しい相談事項」がありましたら、【コメント】していただけるとうれしいです。

 

 

  

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