子育て通信22)習い事が長続きしません | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第22号(2021年11月号)です。
 

 

 

相談

 

子どもが「やりたい」と言って始めた習い事ですが、どれも長続きしません。「あきらめグセ」がついて何事もやり抜くことができない子になるのではと心配です。

 

 

考え方


習い事を「やめたい」ということは、その習い事(またはその環境)がお子さんには合わなかったということですから、ムリに続けさせない方がいいでしょう。

習い事は、将来の役に立ったり、自信がついたり、集中力を養うことにつながります。ただそれは「結果」であって「目的」ではありません。「目的」は、子どもが「好きなこと」を見つけて楽しみを増やしていくことです。

「やりたくないこと」を続けることは楽しくありません。そのストレスが、嫌な経験として心に傷を残すこともあります。ですからムリに続けさせない方がいいのです。

そうはいっても、子どもは、ちょっとしたことでやる気が出たり、「やめたい」と思ったりします。ママとしては、一時的な気分でやめてほしくはありません。また、「もう少し続ければ、おもしろさが分かるのに」と歯がゆい気持ちになることもあるでしょう。

そういう時は、「あと5回行ってみて、それでもイヤならやめる」など、「今、やめる・やめない」以外にも選択肢があることを教えてあげてください。

そのうえで、どうするかは子どもに決めさせます。子どもは、自分の意思を尊重してもらえたと感じ、自分の道を切り開く力が養われます。 

子どもは、友だちと遊んだり、ひとりで本を読んだりと、自分の「興味のあること」や、「好きなこと」を楽しみながら成長していきます。習い事は、子どものそういった成長の一つの機会です。

続けることに意味があるのではなく、好きなことを見つけて、それを楽しむことに意味があるのだと考えて、お子さんを応援してあげてください。

 

 

どうすればいい?


子どもが習い事をやめたいと言ってきたら

1)子どもの気持ちを聞く
子どもの気持ちを聞いてあげてください。気持ちを言えない時は、言えないほど追い込まれているか、気持ちを言葉にできない時です。ムリに聞き出さずに、次の「選択肢を広げる」に進んでください。

2)選択肢を広げる
「今、やめる・やめない」以外にも、「少し休んでみる」「あと1か月続けて、それでもイヤならやめる」など、選択肢を増やしてあげてください。

3)子どもにゆだねる
その上でどうするか(どの選択肢を選ぶか)は、お子さんにまかせます。

選択肢を選ぶ際、「ママはこうするのがいいと思うよ」と、親の意見を言うことは悪くはないのですが、小さな子はママに気に入られようとムリをすることがあります。「どうするかはあなたが決めればいいんだよ」という、中立のスタンスの方がいいでしょう。


※ 子育て通信の「感想」「質問」や、「とりあげて欲しい相談事項」がありましたら、【コメント】していただけるとうれしいです。  

(「子育て通信22」完)

 

 

 

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