子育て通信17)ママ友の幸せを喜べません | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第17号(2021年7月号)は、ママ友との人間関係についてです。


 

 

相談

 

幸せそうなママ友の家族がうらやましく、その幸せを素直に喜べません。こんなねたみ心を持つ自分は、子どもを育てる資格なんてないのではと苦しいです。

 

 

  

考え方


人は誰でも、いろいろな気持ちを合わせ持っています。たとえば友達が仕事で大成功したとしましょう。「おめでとう!」と祝福することでしょう。でも心のどこかに、ねたむ気持ちも合わせ持っていますよね。

祝福の気持ちの後ろにねたむ気持ちがあったとしても、あなたは友達を裏切ったわけではないし、敵になったわけでもありません。友だちの成功を喜ぶ気持ちも、ねたむ気持ちも本当の気持ちであり、自然な気持ちなのです。

人の心は「白か黒」ではありません。虹色で、しかも揺れ動いているのです。ですから、あなたの心にねたみの気持ちを見つけたとしても、それは自然なことなのです。



それに、行動には責任を伴いますが、感情に善悪はありません。「ねたみ」は不快な感情ですが、悪いことでもダメなことでもありません。そのママ友の悪口を言ったり、嫌がらせをしたりしなければいいのです。お子さんにも言わない方がいいでしょう。

また、ママ友の言葉の中に、あなたに対するねたみを感じたとしても、心配いりません。あなたの幸せを願う気持ち、あなたを好きな気持ちも合わせ持っているのですから。それでもあなたの居心地が悪いようなら、うまく距離を置いてください。

 

 

接し方
 

ねたむ気持ちがわいた時には、「ああまた、うらやましいと思っているな」と、その気持ちを受け入れた上で、やり過ごすといいでしょう。

「人の心は虹色」「感情に善悪はない」と頭では理解しても、ねたみを感じた時の自責感や自己嫌悪がすぐになくなるわけではありません。考え方の習慣はすぐには変わらないのです。

 

そんな時は、「ああ、まだねたむ気持ちを『悪い心』と誤解しているな。考え方の習慣が残っているな」と、心の中でつぶやいてみてください。

また、自分が幸せになれば、ねたみの気持ちはどんどん小さくなっていきます。毎晩寝る前に、嬉しかったこと、感謝できることを、5つ以上思い出してみてください。「子どもが、○○できた」「お茶の時間のスイーツがおいしかった」など、ちょっとしたことでいいので。

日々の中にちりばめられている喜びに目が向くようになれば、それだけで幸せを感じることができます。


※ 子育て通信の「感想」「質問」や、「とりあげて欲しい相談事項」がありましたら、【コメント】していただけるとうれしいです。
(「子育て通信17」完)

 

   

 

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