週末は京都で開催された第121回日本皮膚科学会総会に参加してきました。
私は形成外科医であり、疾患としての皮膚科は門外漢ではありますが、なぜかここ数年は講演の仕事を頂き、お仕事してます。
今回はたるみ治療器のHIFUに関する講演をさせて頂きました。
モーション式HIFUという気軽に低リスクで施術できる機器の理論、臨床の有用性と皮膚科診療における導入のポイントなどをイブニングセミナーで講演しました。美容医療においてはただ単に素晴らしい、効果の高い治療であることのみが重要なのではなく、痛みや腫れ、ダウンタイム、治療費用など多方向からベネフィットなどを考えていかねばなりません。それぞれの機器の良さを見出して、個々の患者ニーズに合った治療として提供することが我々の務めです。その点ではモーション式HIFUにも幾つかの利点があり、その部分をしっかりと解説させて頂きました。
セミナーの人の入りは今一つで、ちょっと残念。
もう一人の演者は、しばた皮フ科クリニックの芝田孝一先生。白斑のレーザー治療についてでした。専門外ではありますが、大変勉強になりました。
座長は大阪大学の種村篤先生。美容は専門外と言いつつ上手くまとめて頂きました。頭脳明晰。
ただ、諸般の事情により日帰り出張。京都の観光や味覚を一切楽しむことなく、帰りの新幹線でお弁当を食べつつ、パソコンに向かってお仕事です。書かねばならない医学書の原稿が大量に溜まっており、毎日バタバタしております。