炭酸ガスレーザーの講演再び | 美容外科開業医の独り言

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外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

昨日は懇意にしているレーザーメーカーの年に一度のビッグイベント。

シネロン・キャンデラユーザーズミーティングに出席してきました。

炭酸ガスレーザーCO2RE(コア)の講演と、ラウンドテーブルディスカッションのお仕事。

CO2REは厚生労働省の承認を取得したばかりの機器なので、今年はこの機器関連の講演が多くなっています。

ほくろやニキビあと、傷跡の治療に効果を発揮します。

私はこの機器の開発に協力したという経緯もあって、思い入れの強い機器です。

コンピューター制御されたスキャナによって、均一に照射できる優れものです。この機器とルミナス社のアキュパルス(こちらも承認機器)を使い分けて日常診療をおこなっています。

以前から何度もこの機器についてはブログで書いているのですが、炭酸ガスレーザーというのは安価な機器が沢山あります。それでもほくろの治療は出来ますが、スキャナ付きとは別世界のような機器なのです。

治療でくぼみが残ったり、変形を来したりというリスクが圧倒的に少なくなるのがスキャナ付きの最大の魅力です。ベテランの医師は安価なタイプでも何とかなるとは言いますが、プロでもやはり高性能な機器でさらなる極みを目指したいものです。もちろん、私もその道の途中にいますが、大好きなこれらの炭酸ガスレーザー機器で、「自分史上最高」の結果を目指したいと思っています。

 

ラウンドテーブルディスカッションでは、様々な症例に対して数名の医師で治療法を公開検討しました。どうしてもマニアックな話しに傾きがちで、聴衆ドクターの日々の診療のお役に立てたかどうか。

 

このところバタバタと慌ただしく学会活動などしております。ピークのシーズンなのでもう一踏ん張り、です。