ピコ秒発振レーザーの素晴らしさ | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

先週末は福岡で講演でした。

その前の週、日本形成外科学会総会が福岡で開催されたので,2週連続となります。

今回は医師向けの企業セミナーで、ピコ秒レーザー ピコウェイについてでした。

講演は菜の花皮膚科の菅原由香子先生とご一緒でした。

 

ピコ秒レーザーのピコウェイは現在当院で非常に人気がある機器です。刺青やシミへの治療に効果を発揮しますが、最近最も評価が高いのは、顔全体の色調と質感の改善に対してです。かさぶたが殆どできずに、3回程度の治療で改善していく手法です。

従来、顔全体というとフォトフェイシャルなどの光治療が主役でした。しかしピコ秒レーザーはその効果を大きく変える可能性を秘めています。

そのなかでピコウェイは第2世代のピコ秒レーザーと言われ、3つの波長を実用的な出力で照射できます(波長が異なれば効果も異なります)。さらにはフラクショナルレーザーモードも発振できます。

これらを全て組み合わせておこなう美肌治療なのです。

3つの波長を顔全体に照射することで様々な変化をもたらすこの治療は、1つの波長での従来型ピコレーザー治療と異なって、メラニン系だけではなく肌質の改善まで得られるため、患者満足度が高く、その客観的データを供覧しつつ講演させて頂きました。

 

ピコウェイの最大の特長は波長以外にも,そのパルス幅(照射時間)の短さです。光音響効果というものを最大に発揮し、ごく短時間による照射で周囲へのダメージを最小に抑えます。他社製の約半分のパルス幅で、専門的にはなりますが、同じ出力なら光音響効果は4倍になるのです。それのどこが良いのか、何が画期的なのかを力説しすぎて、ちょっとマニアックな講演になったことを反省。。。。

現在、この照射方法は当院でのみ実施していますが、来月には海外でその詳細をお話しして開示する予定です。

 

さて、福岡なので今回は地元の海産物、活いかを食べました。

 

よせば良いのに、その帰り道、ラーメンを。。。。

 

反省。。。。