1年間有り難うございました。 | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

本日で、今年の診療も終了です。
年明けは6日から平常通り診療再開となります。

休診期間中は1泊で温泉に行ってきますが、それ以外は家でのんびりしたり、少しクリニックで事務仕事をする予定です。久々にゆっくりできそうです。

今年は新しい治療を幾つか始めたこともあって、例年よりも沢山の患者様に来院頂き、クリニックの業績も上向きとなりました。有り難うございます。
患者様に支えられて、今年も良い仕事をさせて頂きました。まだまだ未熟ゆえに、ご迷惑をおかけした患者様もいらっしゃいますし、ご不満もあろうかと思います。改めてお詫びし、より一層研鑽して、もっと良質の医療を提供したいと思います。

来年のビジョンですが、
予約がなかなか取れない状況はここ数年来続く問題点ではありますので、徐々にではありますが、解決していこうとは思っています(毎年言っているような気がします....)。

また、より良い医療を目指して、学会活動も活発にし、国内外問わずに勉強に出かけ、新しい治療法も習得するつもりですし、それに必要な機器には適切な投資をする計画をしております。

個人だけではなく、業界全体の発展のためにも貢献できるよう、習得した知識や技術は、基本は隠さずに提供し、その上でオリジナリティを高めていきたいとも考えています。
実は昨秋、日本美容外科学会(JSAPS)の評議員という役職を拝命したので、業界においてちょっとは貢献できる様になるかなと思ってもいます。

私のような後ろ盾のない医者が、この業界において20年、美容医療では11年もの間活動できたのは、縁もゆかりもない私に対し、包み隠さずにご指導下さった数多くの先生方のおかげだと思っています。形成外科専門医や学位の取得への支援、研究の指導、美容医療の心構えや実際、技術の指導、今思えば恵まれた環境だったと思います。大きな医局でなかった分だけ自ら外へ出て行動しなければならず、そのため本当に沢山の恩師に出会えました。
当初は小さな医局に属し、医局分裂や転勤など、自分自身がやりたい事を達成できない不満から閉塞感に陥ったことも多々ありましたが、その都度素晴らしい出会いがあり、チャンスを与えてもらいました(こんなに沢山の機会と出会いを得た医者はそうそういないのではと自分では思います)。今はお亡くなりになった恩師も多く、直接恩返しできなかったのが悔やまれますが、その分業界全体へ少しでも還元したいと思います。
当時は挫折し、無駄になったと感じていた線維芽細胞・創傷治癒の研究や皮膚傷害の解析、レーザー工学の基礎、今思えば現在の仕事をする上での大きな武器となりました。幸運です。人生どうなるか分からないものです。

来年は、個から全体へというビジョンも含め、飛躍できる年にしたいです。

最後に、このブログを読んで頂いている多くの患者様や業界関係者の皆様、1年間こんなにマニアックな内容にお付き合い頂き、有り難うございました。
来年も皆様に幸せが訪れるよう、祈念いたします。

そしてまた来年も、何卒宜しくお願いいたします。