筋トレ、部分痩身と医療機器ACボディ・ウルトラアクセント | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

最近、ACボディに興味を持たれる患者様が増えています。
気がつけば毎日のようにご予約が入っています。予想外のヒット。
この治療法は、実際には痩身そのものではなくインナーマッスルを鍛えたり、大腿四頭筋群や腹筋群を鍛えるものです。
一度施術をお受けになった方は、従来のEMSと言われる筋肉の他動的収縮機器とは全く異なることをご理解頂けます。
最初は脂肪溶解マシーン(俗的な言い方ですいません)であるアクセントウルトラ(施術名ウルトラアクセント)の補助的に用い、運動を推奨してもできない人向けにと考えていましたが、単独で受ける方が多く、予想外の展開です。
加圧トレーニングやパーソナルトレーナーをつけたりするよりも安く済み、なにより自己努力が不要なのが良いと言う意見もあり、なるほどと思います。
当院で他のフェイシャルなどの施術を受けに来たついでに体験して、はまってしまう人も結構います。

ただ低周波治療器などが苦手と仰る方は、その同じ感覚:刺激感が駄目なようです....

このACボディ、
面白いように筋肉が収縮しますし、市販のEMS機器(腹筋何百回分と宣伝しているもの)とはその動きや強さ、収縮させる筋肉が異なります。そして重要なことですが、本来はメタボリック対策用にメーカーが開発しただけあって痩身機器と言うことはできません。運動しても鍛えられない大きな筋群を重点的に強化し、基礎代謝を上げる機器です。


そして、やはり
部分痩身はアクセントウルトラが最適です。
この効果、特に顔では早く分かるようです。初期の頃の(今でも日本ではスタンダードな)12~15分程度の短い時間の施術よりも、最近海外で一般的となった、ゆっくり長時間の施術に変更してからは、顔の効果が一段と上がったようです。そして、人から痩せた?と言われるのは、顔を見ての印象というのが最も多いでしょうし、案外顔を受ける人が増えてきています。他の同業ドクターに聞いても、同じ意見です。下腹や腰回りもなかなか好評なんですが、ボディより顔というのは美容皮膚科的なクリニックでは当然の傾向なのかもしれません。


ただ、運動療法とアクセントウルトラのコンビネーションは、現時点では非侵襲的治療で最強ではないかと思っています。