美容レーザー:スタンダードな機器を見直す | 美容外科開業医の独り言

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木曜は、某業者さん、メーカーと一緒にお酒を飲みながら新しいレーザー機器について談義しました。

最近世界的には、レーザーの開発に関して行き詰まっています。高周波(ラジオ波)や超音波などが花盛りです。
レーザー機器は従来からあるものを微妙に変えてより良くする方向にあるようです。

どうも米国における某研究所の力が強くなりすぎ、開発が集中してしまっていることと、特許などで縛られているのが一因ではないかと思います。本当に医学の発展を願っているのか、それとも個人の資産を増やすのが目的で研究しているのか。

そんな中、従来から使用されている波長のレーザーを上手く改良し、スタンダードな治療と画期的な治療ができる、ちょっと発想の新しい機器を作ろうと意見を求められました。
詳細は書けませんが、某波長のレーザーにある既成概念を吹き飛ばすような、そんな機械ができるのではないかと期待しています。

昨年くらいから、レーザー機器の開発や、新しい機器の照射方法などについて業者と打ち合わせすることが多くなってきました。最新の機械をいち早く使わせてもらう、そのレベルから一歩先に進むことができるようになってきました。
マニアックだと自負している私なので、ついついこういった相談には力が入ります。既に幾つかの機械でアイデアが採用されて機器が開発されたりしています(例えばeCO2plusなど)。
しかし今度は、ちょっと根本的な部分から関与できそうなので楽しみです。
でも逆に言えば、海のものとも山のものともつかぬ機械になるので、展開によっては白紙になる可能性もあります。
既にある理論を展開し、そして思いもつかぬ発想で照射する、それを狙っていますが、果たして上手くいくかどうか....