美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。
美容医療はビジネスライクになりがちです。しかしそれだけではありません。美容医療を通じて人が幸せになれる、そう信じて仕事をしています。みんなが幸せになれば自身も幸せ・豊かになり、同業者に正しい情報を広く伝えればトラブルが減り、より良い美容医療が発展、さらに多くの人が幸せになる、それが願いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

2月11日の祝日はヒアルロン酸注入材レスチレンシリーズのメーカーであるガルデルマ社の新承認製品の盛大なイベントがありました。

 

 

ヒアルロン酸注入材は日本においては現在2社の製品のみが正規に厚生労働省から承認を受けています。そのうちの1社の製品に新たに2製材が承認品として加わりました。レスチレンディファインとリファイン。OBT(Optimal Balance Technology)という技術の製品です。ただ全く新しい製品というのではなく、海外では2008年ごろから長らく使用されていますし、当院でも医師個人輸入として既に使用をしていました。しかし承認を取得したということは厚生労働省から効果や安全性など様々なデータの提出を求められて、それをクリアしたということになります。

このシリーズの最大の特徴は動きに追随する伸縮性に優れているということです。今までの承認製材はNASHAというシリーズで動的剛性の高い積み上がるようなリフトアップする製品だったので、この2つのシリーズを使うことで持ち上げるだけでなく自然な動きを出しながらふっくら仕上げることも可能となります。2つのシリーズを共に主役として組み合わせるコンセプトによって、よりナチュラルで優れた結果を導くことができるのです。既に当院では多くの患者様から高い評価を得ています。

私はここ数年、海外の学会ではヒアルロン酸注入のセッションや各メーカーのセミナーをできるだけ聴講するようにしていました。未承認の製材は国内では宣伝できず、きちんとした情報も得にくいのです。OBTシリーズの承認を心待ちにしていたので、今回のイベントは私にとっても大変嬉しいものでした。

ガルデルマ社は注入治療を行う医師のネットワークであるGAINという組織を世界的規模で作っています。受けた講習、技術と経験値などをもとに本邦でもGAIN Japanが発足しています。その中で私はNational Mentor Trainerという全体を統括するポジションを任されており、今回のイベントでも色々な役割を担うこととなりました(別に優れているというのではなく、海外で講習を受けたり、諮問されたりなど一定の条件をクリアした年長者です)。

今回はGAINのグローバルを代表するメンバーの一人、旧知のDr. Stephanie Lamが来日し、OBTの様々な講演をされました。

 

まずは本社のブランドリーダーManon Gueld氏、日本法人社長北原氏、Lam先生、私にて開催のカウントダウン。

Lam先生から注入の基本的な考え方(AARTというプランニング)の解説があったのち、私がヒアルロン酸の様々な特性の違いを分析する手法について講演。

センスではなくサイエンスでヒアルロン酸を注入しましょう、という最近私がよく学会で話す根拠たるレオロジーについて解説しました。

 

その後Lam先生が再びOBT製品について特性を解説したのちに、日本人のMentor Trainer3名(梁川厚子先生、田中亜希子先生、慶田朋子先生)と私で実際の症例を供覧しつつ、その特性についてのパネルディスカッション。

 

発売イベントなので、特別な症例などは供覧していませんが、基本的な考えなどについて初めて使う先生方への情報提供でした。

国内Menteor Trainerの皆さんと。

 

ガルデルマ社は日本ではリスタートしたばかりの会社です。以前に一度日本市場をかなり縮小して他社に任せた経緯から、シェアは大きくはないのですが、世界では注入系で2大メーカーとして大きなシェアを持っています(韓国では日本の10倍のマーケット規模だとか)。まだまだ承認が取れていない製品はたくさんありますし、今後本邦でも伸びていくことが期待されます。私自身はその中でGAIN Japanのトップとして関わっていることを大変嬉しく思います。

レーザーなどの機器メーカーももちろんですが、注入系のメーカーに関しても本邦での発展に寄与できるよう、期待に応えたいと思います。

昨今は国内の美容系学会の一部が商業的となり、やや辟易としている状況です。ビジネスも重要ですがサイエンスとして美容医療を実践していきたいし、またそれを志す若い先生方にお役に立てれば良いなと思います。企業主体であってもサイエンスとして講演させて頂けることに感謝。

 

 

 

 

 

先週後半は休診とさせて頂き、パリで開催されたIMCAS World Congress2026に参加してきました。2万人を超える規模の参加者を誇る世界最大の美容医療系国際学会です。

今回はこの学会に付随して企業の主催するサテライトセミナーでの講演でした。

当院でも好評のたるみに対する高周波機器デンシティについてです。

 

初日の午前中が出番。会場に到着してすぐに講演となりました。

これでお役目は終了したので、3日間びっちりとお勉強、のはずが、特に初日は人混みで聞きたい講演も会場に入れないような状況。

 

めげずに色々と聴講しましたが、今回は特に注入系の話を中心に勉強しました。

日本で承認をとっている2社のセミナーをはじめ、他社のセミナーも拝聴しましたが、面白いことに多くの企業はmenopauseつまり更年期に関わる様々な変化についてがテーマとなっていました。

 

注入材、特にヒアルロン酸系は我が国で承認されていない製剤が多くを占めます。そのため日本に入ってくる情報は限られていて、いつも海外の学会で知識を得るのです。特に未導入の製剤が組み合わさって初めて成り立つコンセプトなどを聞くと、日本は遅れているなと改めて感じます。

ただ最近はあまり目新しいものがなくなってきました。機器に関しても全く同じ状況。もちろん幾つかは面白いものがあり、試用や情報提供を依頼してきましたが、やや停滞傾向にあるような感じです。企業は新しいものの開発よりもコンセプトの発展や投資に注力しており、医療よりビジネスの印象が強くなってきました。

 

さて、学会ではまた世界中の友人医師たちと再会するのが楽しみです。今回は人が多すぎて、参加しているはずの友人の多くとは出会えずじまいでしたが、それでも色々と交流を深めました。

注入の世界的権威、Steven Lew先生

 

私が日本代表を務めるガルデルマ社GAINのトップファカルティ、Stephanie Lam先生

 

日本語堪能、世界的に大活躍のTingsong Lim先生

 

左からFotona社の社長と、日本語ペラペラで同社のキードクターRygaloff先生、レーザーの世界的な権威で日本大好きなMarini先生

 

まだまだ沢山撮りましたが、枚数制限もあり、これくらいで。

 

もちろん街ランも。

 

そして、実はこの出張中に誕生日でした、お祝いを沢山していただきました。日本の先生方、業者の皆さん、ありがとうございました。

 

ありがたいことに機内でも。

 

思い出深い出張となりました。

 

 

 

 

 

 

1月24日は韓国ソウルで開催されたSOMA Korea-Japanというイベントに参加してきました。

たるみ治療の高周波機器サーマクールに関する日韓の情報交換のイベントです。

日本からは5名の医師が参加。

 

サーマクールを主に、美容医療全般についての意見交換でした。

韓国ではサーマクールは販売が好調で、多くのクリニックに導入されています。韓国製の高周波機器で同類のものはたくさん登場しているのですが、その効果の強さと確立されたプロトコールは他の追随を許しません。日本国内では韓国製機器にやや押され気味ですが、やはりその効果は一線を画すものがあります。私自身もかなり初期から導入して長年使用しているユーザーです。

様々なことを討論し合って刺激を受けました。ただ私自身は高周波の基礎理論などかなり突っ込んだ話ができると期待はしましたが、やはり私がマニアックすぎて、それは空回りとなりました。

 

日韓の医師で記念撮影。

 

土曜午前便で韓国へ行き、日曜朝便で帰国という相変わらずの弾丸出張でしたが、きちんと韓国料理を堪能しました。

ランチは焼肉を食べて、

夜遅くに会議が終わった後、みんなでカンジャンケジャンを。

疲れましたが勉強になる会でした。

 

今年最初のブログです。

新年早々ですが、新しい機器を導入しました。

ウルセラプライム。新型のウルセラです。ウルセラはたるみ治療機器HIFUとして最初に開発された機器。

2008年ごろ、製品化される前に日本で臨床データを収集すると聞いて、強引に機器を買ったのが私とウルセラとの出会い。まだ販売価格も正式に決まっていない頃、メーカーから世界で最初に購入したのです。理論、機序を聞いた時に絶対に間違いないと確信して、当時思えばとんでもない冒険をしたのです。沢山の患者様にも協力して頂きました。

パイオニアとして、そのデータを元に海外で講演したりと私にとっては思い入れのある機器です。

それから17年。ずっと同じ性能のままでした。そのうち韓国製の安価なHIFUがいくつも出てきて、影の薄い機器になってきました。ただ、超音波の音響レンズなどのパーツは素晴らしく、しっかりと引き上がる機器であることは変わりません。特に治療中にどの層に照射されているのかがリアルタイムで分かる可視化機能があることは他にはないアドバンテージです。

この可視画像の画面がより大きくなり、少しリファインされた形で新型となりました。マイナーチェンジに留まりますが、将来的な発展はあるようです。

実はこのウルセラプライム、海外では既に発売されています。日本では行政の様々な問題から未承認のまま輸入することも止まっていました。

まだまだそのプロセスは進行中ですが、まずは約10台ほどが第一弾として日本に入ってくることになり、メーカーからの個人輸入という形で当院でも導入になりました。日本初ですが、まあ10台のうちの一つです。

 

初代から順に。

初期モデルは材質が悪く、経年劣化で色褪せしました。

 

2号機

こちらはずっと綺麗な色。ご苦労様でした。

 

 

そしてウルセラプライム。

 

ウルトラセルのような気楽に実施できるHIFUももちろん良いのですが、本気モードでしっかりたるみを治療するウルセラの魅力は何物にも変え難いです。消耗品や機器本体の減価償却などを考慮するとどうしても治療コストは高くなりますが、その価値はあると思います。

 

当院では今年も最新の美容医療を提供します。

 

本日が今年最後の診療日となりました。

 

受診していただいた数多くの患者様に感謝申し上げるとともに、十分な結果が出せなかったり、ご迷惑をおかけした患者様にはお詫び申し上げます。

 

四半世紀以上を美容医療の世界で生きてきた医師として、経験を積み上げるほどにこの領域の奥深さや難しさを知り、日々学ぶ重要性を感じています。

今年は新しい機器の理論や安全性のみならず、ヒアルロン酸などの注入剤のレオロジー(流動学)という学問にも傾倒し、たくさん学ぶ機会を得ました。この歳になっても知らないことが多すぎて恥じ入るとともに、まだまだ成長していけると確信しています。より良い美容医療を提供できるよう、来年もたくさん勉強したいと思います。

 

来年は非常に有名な機器の新型をいくつか導入することが決まっており、また注入を主とする医師のネットワークについての国内外での組織構築にも関わることとなります。

この業界で少しでも役に立って、それが患者様の幸せへと結びつくような仕事ができたらいいなと思っています。

 

相変わらずビジネスは下手ですが、来年は少し値上げもするつもりです。円安と海外の物価上昇にて輸入材料の値上がり(機器の価格では以前の2倍になったものも)があり、ほぼ赤字の治療などもありますので、何卒ご理解ください。

 

もう若いとは言えない歳になりましたが、まだまだ研鑽を積んでレベルを上げたいという思いは持っています。

天才的な腕を持っていたり、カリスマ的な医師と異なって、私は凡人ですが、凡人でも天才に太刀打ちできるのがサイエンスです。サイエンスを学んで理論立てて診療をすることで、確実で良質な医療を行なっていきたいと思います。

 

では、今年もたくさんお世話になりました。患者様へ御礼申し上げるとともに、当院スタッフ、同業医師や業者の皆様、当院を支えてくれてありがとうございます。そして家族にも感謝。

 

来年は1月7日から診療となります。ただ何か治療経過で緊急のことがあれば、当院サイトの質問フォームからご連絡ください。

 

先週の日曜日はピコ秒レーザーについて講演しました。今年最後の講演。

最近忙しすぎて時間の余裕がなく、福岡日帰りの出張でした。本当は前泊して朝に大濠公園あたりをランニングしたかったです。



講演はピコ秒レーザーの臨床応用について。スタンダードなシミ治療から複数のハンドピースを組み合わせた全顔のピコトリプルという手法まで解説しました。顔全体のシミを含めた色素を綺麗にしていくピコトリプルは当院で人気の治療。治療後のカサブタも軽微で結果も良く、リピーターが多い手法です。もちろんきちんとポイントで取る方法に比べれば完治とはいきませんが、テープを貼るような様々な制限がなく、全顔で色調が改善するので受けやすい治療です。


一緒に講演した杉本陽子先生と。


講演後は食事会。美味しい料理とワインを頂きました。





そのまま空港へ向かい、東京へ帰ってきました。


今年も沢山の講演、学会発表をさせて頂きました。国内のみならず海外もあちこち行きました。まだまだ若いつもりですが、夜便で早朝帰国すると流石にその日はバテバテ。少しずつ講演活動もセーブして、若手に譲っていかないとと思いますが、一方でそれらを取りまとめる仕事も多くなりました。


ただ、学会の役員とか組織の運営とかは大の苦手なので、それらの仕事は徐々にセーブして、臨床医としてこれからも業界に貢献できたらなと思います。人に自分の知り得た知識や理論をシェアすることはとても楽しく、また臨床レベルが上がっていく事にも繋がります。


来年も1月は2回海外出張予定ですし、国内でも幾つかの大きなlaunchのイベントがあり、中心的な仕事をさせて頂く予定です。出しゃばりすぎず、若手を育成しながら、業界全体が正しい方向に進むよう見届けたいものです。

来年は我々の業界が厳しく管理される冬の時代に入ります。直美も規制され、開業も厳しくなります。そんな中では医療以外のビジネスやSNSの部分で競うのではなく、本来の正しい知識や技術を持って生き抜く事が大切だと思います。幸い30年近い美容医療の知識を持つ人間として、何ができるのかを考えていきたいと思います。


それより前に、医学書関連の原稿書きが溜まっており、年末年始で完成できるのか、焦ってます。


週末は台灣整形外科醫學会TSPSに参加、講演してきました。整形外科という名称ですが、形成外科学会です。中華圏では形成外科は整形外科と言い、整形外科は骨科となるそうです。

昔は日本で美容外科、美容形成も美容整形と呼んでいたくらいですので、その方が意味が分かりやすいのですが、先に整形外科があったので、形成外科の黎明期には名称をどうするか様々な議論があったようです。

 

さて、今回は台湾の古都である台南での開催。直行便はないので、台北から台湾新幹線の高鐡で移動。

列車のお供は駅弁。いつも台鐡便當で購入します。これはお勧め。

 

到着してすぐに学会の懇親会Gala dinnerに参加。

主賓席が用意されており、ちょいビビります。

 

楽しく談笑していたら突然日本形成外科学会の代表として挨拶をと。今回は日本から大学教授の面々がたまたま招待されていなかったようで、なぜか私が指名されたみたいです。事前に聞いてなかったので適当なことしか喋られず反省。

 

講演を依頼して下さった張先生と。

 

隣の席はリンパ管吻合で有名なマイクロサージャリーバリバリの山本匠先生でした。

 

 

翌日は学会へ。立派なコンベンションセンター。

 

講演の前に軽いランチ。牛肉湯を頂きました。学会の休憩コーナーで名物が頂けます。

 

ちょうどいらっしゃった日本人演者の順天堂大学形成外科、関征央先生と。マイクロサージャリーのホープです。美容と異なり形成外科では中堅がグローバルに頑張っているなあと今回感じました。写真中央女性は学会事務局のMs. Hung。台湾の形成外科の実情について、いろいろとお話を伺いました。

 

 

さて、講演はたるみに対する機器治療の戦略について、形成外科医でも分かるよう、料理に例えて解説。まあまあウケけました。

 

 

台湾では形成外科医は毎年25名ほどしか登録できず、狭き門だそうです。一度研修コースに入るとほぼ全員が専門医を取得するそうです。学会もこじんまりしてて、台湾人でさえも招待講演者以外は形成外科医でない人は参加できないとか。台湾でも「直美」は問題になってるそうですが、形成外科医にとっては全く別の人たちだそうです。

 

講演が終わり、今回招待講演者として参加した友人の皮膚科医Chao-chin Wang先生と高雄へ移動してディナー。NIBBONというフレンチのお店。日本で修行されたそうで、洗練された味に舌鼓を打ちました。

 

 

ご家族も一緒に。

ご馳走様でした。翌日早朝の高雄発の便で帰国です。午後から診療となりました。

 

滞在中はもちろん旅ランも。

 

寄り道して朝ごはんも。台南名物サバヒー虱目魚という魚など色々入ったスープ綜合湯と肉燥飯。

 

今年の海外出張はこれにておしまい。あとは国内の講演のみとなります。

 

気がつけば12月、師走です。

前回記事から4週ほど経ってました。

その間も様々な学会やセミナー等に参加して、時々講演などをしておリました。

 

Alma lasers Koreaが来訪(左端の麗しき女性が社長さん)。本社で開発中のハンドピースについて相談とテストの依頼を受けました。

 

その翌日はイタリアから高名な皮膚科医であるLeonardo Marini先生が当院来訪。プライベートでの日本旅行中に立ち寄ってくださいました。大御所の来訪でちょっと緊張しております。

 

翌週は新しい架橋型セルロース注入材のセミナーを当院で開催。

この製品は様々な(一般医薬品含めた)注射薬や食品などに配合されている増粘剤セルロースを架橋という処理で固めたもので、吸水性が少なくて入れた形状がそのまま維持され、流れたり膨らんだりしないというのが売りです。分解酵素もあり、鼻顎などにレディエッセや硬いヒアルロン酸の代わりになる製品かなと思っています。

 

その翌週は新しく国内承認されたヒアルロン酸注入材レスチレンOBTシリーズのトレーナー研修会。香港からグローバルトップの一人であるStephanie Lam先生をお招きしての勉強会。

レスチレンはNASHAというシリーズが国内承認を取得して久しいですが、リフト力のあるNASHAと対照的に伸縮性があり柔軟なOBTが追加承認されました。やっとです。すでに世界的には長期使用されている製材であり、ずっと待ち望んでいたのです。

私はこの製品を販売しているガルデルマ社のGAINという注入トレーナーのネットワークの国際的な資格を所有しており、現在のトレーナー陣の中で唯一ということでJapanではNational Mentor Trainerというポジションになっています。

OBTシリーズにはいくつかの製品がありますが、今回はレスチレンディファインとリファインという2製品が承認されました。非常に馴染みが良く、表情の動きに追随する製品で、その特徴は中〜低い動的な弾性率(G’)と高い伸縮柔軟性(xStrain)です(正しい用語ではないですが、わかりやすく書いています)。レスチレンリフトなど既存のNASHAシリーズは高いG'と低いxStrainが特徴の硬くて動かないリフト系に対して、OBTは柔らかくて動きに馴染む追随系です。既に使い始めましたが特に「ほうれい線」には非常に良い製品。他にも口周りや目の下など多用しています。これでやっとガルデルマ社の製品群で様々なたるみの悩みに対応できるようになりました。もちろん他社もそれぞれに特徴があり、私が勉強しているレオロジー(流動学)の理解とともに様々なメーカーの製品群から最適なものを選択、組み合わせてベストな結果を出せるようになるのではないかと思います。センスだけではなくサイエンスでヒアルロン酸を使っていきたいと思います。

 

研修会の後は、企画でLam先生との対談収録。

 

その後はみんなでお寿司を。

 

 

その翌週はレーザーのトップメーカー、キャンデラ社のユーザーズミーティング。2つのセッションで座長を務めさせていただきました。

広い会場。たくさんの聴衆です。

本社社長も来日し、挨拶。

 
相変わらずバタバタと学術的な仕事をしています。
もう一つ、同業者向けですが、Alma lasers社のサイトに私のインタビュー記事が掲載されました(こちら)。主にテノールについてです。英語ですが、読んでみてください。若さを保つPrejuventionの重要性を強調しています。
 
さて、今週末は今年最後の海外出張で台湾に行ってきます。

 

11月8、9日は東京でAMWC Japanが開催されました。

 

 

日本で唯一の定期的に開催される美容医療系の国際学会。本部はモナコ。

私は初開催時から委員会のメンバーの一人としてプログラム作成や演者の招聘などに関わらせて頂いています。

今年は1800名強の参加者数。毎年順調に人数が増えています。比率としては海外からの参加者の方が多くて、学会の雰囲気は日本ぽくなく、良い感じです。

この学会は英語または日本語で講演できるので、英語が少し苦手でも何とかなるし、英語講演が不安でもチャレンジできる学会なので、若手のホープが多数応募してくれました。

私は裏方的な仕事のほかに、講演と座長も務めさせて頂きました。

初日はrising star sessionの座長を。若手の講演の取りまとめ役です。

 

海外のDr.に混ざって、日本から3名が演者に。質疑応答も良い盛り上がりでした。私は何だか保護者みたいな感じですが、今後若手が世界に羽ばたくきっかけになってくれれば良いなと思います。

 

演者の皆さんと。今後も頑張ってもらいたいものです。

 

その日の出番は早々に終わったので、あとはお勉強をゆっくりとしたかったのですが、諸々の雑務をこなしつつ、夜はspeakers dinner。来年3月に閉店となるとうふ屋うかいへ。

 

 

 

 

メンバーの殆どは知り合いのテーブルでワイワイ食べて盛り上がり、

 

その後は東京タワーツアーをして、さらに飲み足りずにワインバーへ。日本、台湾、韓国、マレーシア、インドネシアのチームで夜中まで呑んだくれました。

こういった接待も重要なお役目です。学会のためだけではなく、この人間関係が今までも自身の役に立ってきたのです。

 

翌日は朝からまたお勉強。質問したりコメント求められたり。

そして午後最後のセッションでは座長と演者。高周波機器の基礎理論と臨床についてお話ししました。日本語でも難しいのに英語で物理学的な説明をしたので、語彙の不足もあり難解だったかも。

最近は機器の理論をお話しすることが多くなりました。我々の世代では普通に議論していたことも今の若い世代にとっては難しく、なかなか理解してもらえません。しかしやはり機器を使った治療をしている以上はきちんと基礎から理解して使いこなしていくべきだと思います。少しでも役に立てたかなと。

 

 

同じセッションで演者の先生方と。

 
この学会に参加することで日本以外の国がどのような治療をしているのが、何に興味を持っているのかがわかります。もちろん海外の学会に参加した方が最新の情報も手に入れられますが、躊躇している医師には絶好の機会です。SNSのアップロードに時間を費やしているくらいなら、このような学会に参加して勉強する方が患者様への最善のことだと思うのです。
来年は9月に開催予定です。
 
さて今週末は日本皮膚科学会東京支部学術大会のシンポジウムで講演してきました。
 
進化するデバイス治療ということで、しわたるみに関する機器治療のスタンダードから最新の情報までをお話ししました。
 
演者の先生方と。
写真左端の青木律先生が講演されていた中で、厚労省からカウンセラーの職務に関しての通達(リンクはこちら)があった旨のお話がありました。美容医療をおこなっている医師やスタッフは周知のことと思いますが、カウンセラーが患者様から話を聞いて、治療法を提案すること自体が医師法違反という当たり前のことが改めて通達されました。通達が出れば違反すると最悪の場合は逮捕され懲役刑になるので、医療従事者は十分に認識してください。

 

前回の続きです。

KOREADERMA2025 2日目。

この日は自身の講演がなく、朝から聴講してお勉強。ランチタイムは某企業の新製品開発の打ち合わせ。前回様々な改良アドバイスをしていたので、工学的なすり合わせと、具体的に何を改良してくるのか幾つかの案を聞いたり、プロトタイプを見たりしました。

ほか合間で企業のインタビュー、別会社の戦略についての相談、今評価用に借りている機器の照射プロトコールのアップデート講習などなど、気がつけばバタバタした1日となりました。

夕方からは台湾の友人Dr. Patrick Huangの依頼でアジアの「直美」を含む美容医療領域の医師の増加と質の低下などをどうするかという小さなグループディスカッションに参加。日本、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどから医師が参加。オブザーバーで来てねという話でしたが、コメント求められて話す事に。

各国とも日本と同じ問題を抱えていますが、国によっては資格のない医師が治療できない項目があったり、様々な制限を国が設けてコントロールしています。韓国台湾が日本と似ている状況。広告の派手さは台湾が上か。

 

まあ日本もひどくて、法律で規制しているのに広告が放置されています。ちょっと話は逸れるのですが、先日当院は国の機関からホームページの違反があると指摘されました。「形成外科専門医」と書いているが、この書き方は違反であると。確かに正式には「日本専門医機構認定形成外科専門医」ですから違反なので書き直しました。

ただ、そんなことで違反と指摘するならインスタ諸々の違反写真を取り締まれば良いのにと思ってしまいます。外郭団体が監視しているので、簡単に違反件数と指導実績を上げられるので仕方ないのかなと穿った見方をしてしまいます。

 

この美容医療の様々な問題点、まだまだ解決策が見つかるレベルではないですが、このグループからもっと大きな組織を含んだネットワークに繋がっていくと、面白いアイデアや国を動かす力になるのかもしれません。

 

 
そして、そのまま夜はGala dinnerへ参加。

まずはオープニングからNANTAで。

 

私はなぜだかVIPテーブル。会長やご高名な先生方と同じテーブルで、ちょい緊張。

私、2年前にこの学会のambassadorを仰せつかり、それ以来待遇が良いのです。もっとすごい先生もいらっしゃるのに申し訳ありません。

 

会長Hangrae Cho先生の挨拶。

 

アメリカレーザー学会のPresidentであるAshish C. Bhatia先生の挨拶。2日前のジェイシス社のセミナーでもご一緒させて頂きました。

 

そしてフラクショナルレーザー開発などで有名なD. Manstein先生。

 

著名な先生方も多数出席されていましたし、親しくなるチャンスなのですが、日本人は少なめの参加。

 

ということで後は写真撮影に勤しみます。

Manstein先生、タイのW. Manuskiatti先生、日本の坪内先生と。

 

Maistein先生、タイのWichai Hongcharu先生、韓国のW. Koh先生と。

 

タイのThanya Techapichetvanich先生、Vanravi Vachatimanont先生と

 

香港のHenry Chan先生と

 

私と似ていると噂の台湾のEric Chang先生と。ちなみに帽子を取るともっと似ています(笑)

 

韓国のJongSeo Kim先生と

 

こんな感じで、楽しく親睦を深めました。多くの友人を持てたことは私の財産であり、ここから得る情報や裏話が患者様へ還元されていくのだと思います。

 

 

さて、もちろんランニングも。会場ホテルは漢江に近く、ランニングには良い場所でした。

 

韓国グルメも。

ソルロンタン。

 

よく分からないけど、メニューではコムタンと書いていました。

 
バタバタな学会参加でしたが、これで海外は今年あと1回だけ。あとは国内です。