2月11日の祝日はヒアルロン酸注入材レスチレンシリーズのメーカーであるガルデルマ社の新承認製品の盛大なイベントがありました。
ヒアルロン酸注入材は日本においては現在2社の製品のみが正規に厚生労働省から承認を受けています。そのうちの1社の製品に新たに2製材が承認品として加わりました。レスチレンディファインとリファイン。OBT(Optimal Balance Technology)という技術の製品です。ただ全く新しい製品というのではなく、海外では2008年ごろから長らく使用されていますし、当院でも医師個人輸入として既に使用をしていました。しかし承認を取得したということは厚生労働省から効果や安全性など様々なデータの提出を求められて、それをクリアしたということになります。
このシリーズの最大の特徴は動きに追随する伸縮性に優れているということです。今までの承認製材はNASHAというシリーズで動的剛性の高い積み上がるようなリフトアップする製品だったので、この2つのシリーズを使うことで持ち上げるだけでなく自然な動きを出しながらふっくら仕上げることも可能となります。2つのシリーズを共に主役として組み合わせるコンセプトによって、よりナチュラルで優れた結果を導くことができるのです。既に当院では多くの患者様から高い評価を得ています。
私はここ数年、海外の学会ではヒアルロン酸注入のセッションや各メーカーのセミナーをできるだけ聴講するようにしていました。未承認の製材は国内では宣伝できず、きちんとした情報も得にくいのです。OBTシリーズの承認を心待ちにしていたので、今回のイベントは私にとっても大変嬉しいものでした。
ガルデルマ社は注入治療を行う医師のネットワークであるGAINという組織を世界的規模で作っています。受けた講習、技術と経験値などをもとに本邦でもGAIN Japanが発足しています。その中で私はNational Mentor Trainerという全体を統括するポジションを任されており、今回のイベントでも色々な役割を担うこととなりました(別に優れているというのではなく、海外で講習を受けたり、諮問されたりなど一定の条件をクリアした年長者です)。
今回はGAINのグローバルを代表するメンバーの一人、旧知のDr. Stephanie Lamが来日し、OBTの様々な講演をされました。
まずは本社のブランドリーダーManon Gueld氏、日本法人社長北原氏、Lam先生、私にて開催のカウントダウン。
Lam先生から注入の基本的な考え方(AARTというプランニング)の解説があったのち、私がヒアルロン酸の様々な特性の違いを分析する手法について講演。
センスではなくサイエンスでヒアルロン酸を注入しましょう、という最近私がよく学会で話す根拠たるレオロジーについて解説しました。
その後Lam先生が再びOBT製品について特性を解説したのちに、日本人のMentor Trainer3名(梁川厚子先生、田中亜希子先生、慶田朋子先生)と私で実際の症例を供覧しつつ、その特性についてのパネルディスカッション。
発売イベントなので、特別な症例などは供覧していませんが、基本的な考えなどについて初めて使う先生方への情報提供でした。
国内Menteor Trainerの皆さんと。
ガルデルマ社は日本ではリスタートしたばかりの会社です。以前に一度日本市場をかなり縮小して他社に任せた経緯から、シェアは大きくはないのですが、世界では注入系で2大メーカーとして大きなシェアを持っています(韓国では日本の10倍のマーケット規模だとか)。まだまだ承認が取れていない製品はたくさんありますし、今後本邦でも伸びていくことが期待されます。私自身はその中でGAIN Japanのトップとして関わっていることを大変嬉しく思います。
レーザーなどの機器メーカーももちろんですが、注入系のメーカーに関しても本邦での発展に寄与できるよう、期待に応えたいと思います。
昨今は国内の美容系学会の一部が商業的となり、やや辟易としている状況です。ビジネスも重要ですがサイエンスとして美容医療を実践していきたいし、またそれを志す若い先生方にお役に立てれば良いなと思います。企業主体であってもサイエンスとして講演させて頂けることに感謝。
























































































