キハ40系 / 広島駅で物 思う
日没直前から日没直後の広島駅を往来する、芸備線のキハ40系です。
高いビルが西側へ建っているので、既に陽は当たらず、ちょっと薄暗い写真。
今年の夏は異様に暑かったですが、やっぱり写真を撮るなら夏季が好いですね。
あぁ、駅で撮らなきゃ冬の夕方も、いい感じなんですけどね(笑)
ヘッドライトとテールライトの両方を点けて、出庫車であるとをアピールしている、キハ47形の2両編成。
途中から下りのN700A新幹線と並走して、8番ホームへ先に停車です。
基本的に2両編成のキハ40系は、キハ47形の背中合わせの運用ですが、稀にキハ40形が2両でやって来ると、ちょっと得した気分になります(爆)
とは言え実際に乗客が多いと、キハ47形の方が乗る方も使い勝手は抜群なんですけど。
9番ホームを出て行くキハ47形を見送って、入れ替わりに入線して来たのは、キハ47形の3連。
JR西日本の公表したデータによると、芸備線は広島~新見間の全区域で、営業利益は出ていないことになっています。
朝もですが、夕方も結構な利用率で乗客数も多くて、いつも混雑しているのですが、やはり線路の維持費はかなりの高額なのでしょう。
ただ、輸送密度や運行本数など広島近郊区間と同レベルな私鉄 他社路線と比較すると、路線維持の経費がかかり過ぎのように感じるのは、どうしてなのでしょう。
安全性の向上のため、JR西日本管内の他の路線と同クラスの設備を投入しなければならないから、維持費が高額になるのでしょうか。
保線費用を抑えるために低速運転をしたりと、経費削減に務めてはいますが、致し方なしな状態で、過剰設備なのかも知れません。
あと分岐器 = ポイントの数も経費高騰の原因ですが、列車本数を増やすと交換駅もたくさん必要になるし、レールの保全経費もハネ上がります。
利用者数と運行本数のバランスは、難しいのかも知れません。
そう言えば、混雑率が132%と全国4位の可部線も黒字路線では無いようなので、ひょっとするとネットワークシステムを根底から見直さないといけないのかも知れません。
本来はそうしないとダメなものの、国鉄から既存のシステムを引き継いで更新し続けて来て、それが本州の西日本一帯を網羅しているが故に、どうにもならないという現状があるのも知れません。
などと、空想しながら8番・9番ホームを出入りする列車を、写真を撮らずに眺めていたりもしていました。
8番ホームに止まっているキハ47形の上を、″いい感じ″でN700A さくらが入線して来たので撮ってみましたが、写真の出来栄えは″いい感じ″には、ちょっとなりませんでしたわ••••••(汗)