TwilightExpress と SwallowAngel / 京都鉄道博物館 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

TwilightExpress と SwallowAngel / 京都鉄道博物館


保存展示が解かれて処分保留中のトワイライトエクスプレス カニ24と、狭軌世界最大最速の蒸気機関車 C62を、併せて撮ってみました。

C62-2号機はリニューアルオーバーホールによって、ヘッドマークの位置が正規の場所に戻されて、凛々しい顔立ちとなっています。

この姿となって私の最初の写真は、いつまで京都鉄道博物館にその姿を留めているか分からない、カニ24とのコラボにしました。



冒頭の写真はC62 2とクハ117-1そしてカニ24-12を、C622メインでの3ショットで。

そしてオリジナルブルートレインカラーの24系 オロネ24と、スワローエンゼルの愛称由縁のツバメマークの除煙板を。

C62と言えば20系ブルートレインを牽引する最後の特急運用が印象的ですが、特急富士・さくら・あさかぜ・ゆうづるは、永遠の日本史の記憶です。




まぁそこに写るのは20系客車ではなく24系客車ですが、ここ京都鉄道博物館ではそのオマージュとして、過ぎ去った栄光の日本を見ることができます。

続けてはトワイライトエクスプレス カニ24の連結面と、SLスチーム号として生きた蒸気は吐くC62ですが、カニ24がその位置だからこその写真が撮れます。

スチーム号に乗ると、カニ24とオロネ24を1枚に収めることができるのですが、この日はちょうど良い位置にDE10-1118号機がいてくれました。



SLスチーム号の担当機もせっかくのスワローエンゼルなので、除煙板のツバメマークも写るように撮ってみました。

ただ、SLスチーム号が発車する時に流れる放送にあるように、車両から手や顔だけでなくスマホやカメラなども出してはダメなので、ルールは守りましょう。

でないと、カニ24の場所を移動されたり解体されたり••••••••になる可能性も高くなると同時に、取り返しのつかないケガを負うことにもなります。



そしてラスト3枚はホームから、ツバメマークとカニ24そしてオハ25、トワイライトエンブレムを併せてみました。

写真を撮っている内に、あいにくの雨となってしまいましたが、しっとりとした雨の写真こそのアンニュイ感のある風合いになりました。

アンニュイ(ennui)とは「活力を喪失し気怠い精神状態」を指す英語ですが、情景的には「憂鬱までではないブルーな空間」を現す、独特の雰囲気の落ち着いた風景のことなんですけど、日本では死語ですかね?



去日の″TwilightExpress カニ24″でも語りましたが、広く報道もされた通り今年5月にカニ24の保存展示を終了すると公式発表され、現在は処置を保留されている状態です。

まだ収蔵車両ではあるものの、既に保存展示車両ではないカニ24ですが、かつては12系を使用した″SLスチームびわこ号″や″特別なSLスチーム号″のために、試運転車両として走ったこともありました。

試運転は休館日に実施されたため、蒸気機関車に牽引されるトワイライトエクスプレス••••••••C56-160号機とカニ24-12の姿は、誰の目にも触れていないことは残念でなりませんけど。



京都鉄道博物館の保存展示車両として収蔵された4両の客車と1機の機関車の他に、以前は最後のEF81-113号機がまだ現役中で、トワイライトエクスプレスとトワイライトエクスプレス瑞風の共演イベントもありました。

この時のイベントではカニ24は屋外退避していて、ダブルトワイライトのイベントでは蚊帳の外でしたが、屋外ではキイテ87と向きが逆だったのでコラボにもなっていなかったのは残念でなりません。

ただ屋外で留置されていたキイテ87は、扇形庫の前に鎮座していて蒸気機関車と共演もしていたので、C62-1号機とC56-160号機の炭水車と合わせて撮影してみました。



そしてトワイライトエクスプレス収蔵車5両の中の1機であるEF81-103号機ですが、この機関車は後ろへ食堂車 スシ24-1と展望寝台車 スロネフ25-501を従えています。

展示スペースもトワイライトプラザと命名されての特設エリアなので、数十年が経って博物館の経営方針が変わらない限り、安泰なトワイライトエクスプレスだと思われます。

このトワイライトプラザの扇形庫側には名機 EF58-150号機とブルートレイン オロネ24が展示されており、蒸気機関車の駐機位置次第でゴハチと24系が、各形式と共演してくれることがあります。



まぁ本題を終えてオマケの写真が今日は多いのですが、せっかくのトワイライトエクスプレスとスワローエンゼルの共演なので、いろいろ過去記事から再掲載してみました。

C61-2号機が単機で留置されている時には、左側にオロネ24、右側にEF58が見える状態で写真が撮れましたが、左右どちらかに他の機関車も留置されると、どちらか一方のみとのコラボとなっていました。

サロンカーなにわも今年で誕生40周年ですが、青函トンネルを越えて北海道へ渡る寝台特急も遠い過去の記憶となり、特急北斗星も記憶の彼方の存在です。


ところでなんですけど、保存展示中のオロネ24の方向幕ですが、いつも″特急日本海 大阪″の表示なので、時々″特急日本海 函館″も幕を回して掲出して欲しい気もするのですが、動かすと壊れたりする可能性があって難しいのですかね?

初めて北海道へ行ったのは19歳の時で、東京駅まで0系新幹線そして上野駅から1M1便1Dという、ゴールデンルートでした。

そして青函トンネル開業日は函館駅にいたのですが、それ以降のことなんですけど、特急日本海によって北海道がより身近になって、トワイライトエクスプレス以上に思い入れが、私にはあるんですよね。

ー追伸ー

 

2023(令和5)年12月初頭。

カニ24-12は、解体そして搬出されたようです。

京都鉄道博物館の展示車両には、収蔵車両は文化財だと表示していますが、鉄道事業者にとっても博物館にとっても、鉄道車両は決して文化財ではないと認識している証しです。

ただ、絵画や彫刻そして遺品などと比べて、鉄道車両はその大きさ故に、収蔵品を貯蔵しておくことが非常に難しいことも事実です。




特急さくら号100周年,さくら100年



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