66回目の"あの時"が、訪れた日です。
8時に始まった式典には、参列団体は昨年より増えたものの、人数は5000人少ない5万人の参列でした。
例年に比べ、薄曇りで風があり、大変珍しく涼しい式典でした。
今年は遺族席に入るのに、警察官による手荷物検査が行われました。
いろいろ、国内的にも世界情勢的にも、不穏なものがあるためです。
去年は録りました写真ですが、空き缶総理では撮る気もせず。
数枚の風景写真のみです。
8時15分、運命の時に1分間の黙祷があり。
松井新市長と遺族代表の2人が、新たに追加された5785人の原爆死没者名簿を納め、27万5230人となりました。
松井市長は初めての平和宣言に、公募で選んだ被爆者2人の体験談を盛り込み、全ての被爆者からその体験や平和への思いをしっかり学び、次世代や世界に伝えていかなければならないと力説。
そして、臨界前核実験を繰り返すアメリカ合衆国を名指しして、核兵器保有国へ廃絶への取り組みを求めました。
また、この度の福島県や過去の世界における、原発事故をめぐり『核と人類は共存できない』との故・森滝市郎広島県被団協初代理事長の言葉を引用して、脱原発の声を紹介。
早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応を講じていかなければならないと、政府に訴えました。
それに対して菅直人内閣総理大臣は、式典の挨拶で『原発への依存度を引き下げ、原発に依存しない社会を目指す』と、公式発言。
但し、非核三原則の法制化については『原則を堅持する』とだけ述べるに留まりました。
確かに、非核三原則の法制化は危険に違いありません。
現在の国際情勢で非核三原則を法制化すれば、表向きは『日本は英断した』『日本は素晴らしい』『日本を見習うべきだ』と、世界は称賛することでしょう。
しかし実際には、地球上で孤立し、敵対国を増やすだけであるコトは明白。
『日本という国は"自主的に核兵器を保有しない"』という立場であって、初めて緒外国が対等に相手をしてくれる。
遠い将来から近い未来の間においては、非核三原則の法制化を、世界に先駆けて実施できるかも知れません。
でも…。
悲しいコトに、今はムリです。
現実問題、日本は核武装するべきです。
原子爆弾・水素爆弾の他、原子力潜水艦や原子力航空母艦など、世界における日本の立場や国力から鑑みれば、その責任から保有していなければなりません。
そしていつでも製造できる技術力と工業力を保持していなければなりません。
その上で『日本は唯一の被爆国として』核兵器の保有をしない!という立場を取り続けるコトが、日本という国を安定させ、日本に住む人々が安心して暮らせ、世界から核兵器廃絶に導ける。
法制化は、日本が世界に対して負けを宣言したコトになり、『みなさんは自由にやって下さい。日本は日本でやっていきますから』と、国際社会に背を向けた"引きこもり"の道。
"引きこもり"がたまに社会に出ても、それはイジメの対象になるだけ。
人道的にイジメに対しては、非難はされますが。
自らが原因を取り除き、変わらなければ、イジメからの脱却はできません。
人間個人個人での集団的イジメ(学校や職場)も、よく新聞や週刊誌で取り上げられますが。
国家とは個人という1人1人の集合体ですから、国が国をイジメるのも、かなり陰湿で攻撃的になります。
物を売ってくれなくなるだろうし、買ってもくれなくなります。から、輸入・輸出は壊滅。
外国で働いてる労働者の扱いも劣悪になるばかりか、旅行客に対しても蔑んだ扱いを受けるコトになります。
当然、ミサイルも飛んで来るでしょう。
イジメですから、日本国や日本人が、困ったり哀しんだり傷付いたりさせるのが目的です。
他に、思いもつかない差別を受けるでしょう。
そこから、原因を取り除き、自らを変えて社会復帰するよりも。
今、せっかくある社会的信用や地位を堅持し、社会的責任を果たす方が賢明です。
理想も大切ですが、現実も重要だと言う、お話しでした☆
原爆ドームの内部の写真・こちら→
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May the world be filled with peace and happiness.
(世界が平和と幸福で満たされますように)
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