「百花」*原田美枝子さん、菅田 将暉さん | ~緑の木陰で、幸せな時を~

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北海道神宮の山にある愛と美と喜びの空間へ。

 

50歳で東京から札幌へ移り住み、目指すは生涯現役アロマセラピスト&ヒーラー。

 

自然からのセンス・オブ・ワンダーを大切に、日々の小さな喜びを綴っています。

 

ハーブガーデン&アロマ・ヒーリングハウス グリーンアーチ】へようこそ。

 

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いつもご覧いただいて、ありがとうございます。

 

先日の札幌は春の雪解けのような暖かさで、大きな交差点では広く水溜まりになっていて車のしぶきがすごかった。

 

夜はそれが凍ってツルツル路面になったと思ったら、今日は暴風雪で視界不良。

 

毎日というか、時間帯によって、ころころ変わる天候です。

 

どうぞご体調を崩されませんよう、ご自愛くださいね。

 

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さて、今日のブログは、最近観た映画の話を綴ります。

 

Amazon prime videoで「百花」を観て良かったので、続けて「浅田家!」「花束みたいな恋をしたい」を観ました。

 

映画って、見ないときはしばらくご無沙汰するのですが、たまたま観てそれが良かったりすると続けて観てしまいます。

 

この3作品は、詳しい内容や評価などは知らず紹介文だけで観ました。

 

 

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「百花」は原田美枝子さん、菅田将暉さんのW主演。もうそれだけで期待できました。

 

主演の原田美枝子さんは、ほとんど同世代、2,3歳上かなと思って一応検索したら、なんと同じ歳でした。

 

随分と落ち着いた大人の女性、65歳という人生の歴史と貫禄感じる・・・ 

 

デビュー当時の作品がセンセーショナルだったので、その後のプライベートと重なり、人としての強さとしなやかさが備わった芯がある女優という印象です。

 

 

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高橋恵子さんと少し重なるイメージがあり、お二人共若かりし頃世間を騒がせたことがありましたが、それが女優としての奥行きや幅をもたらしていると思います。

 

詳しい事情は知らないけれど多分、その時の自分の魂の声に従って行動した潔い女性。

 

当時は世間常識から考えると大胆で衝撃的なことだったかもしれませんが、時代が変化して追いついたと思います。

 

あるいは、ある一定の年数が経てば、かえって評価は良いほうに逆転しその人に厚みを与え唯一無二の輝きとなる。

 

だから人生何があっても、世間から何と言われても、諦めたり降りたりせず続けるべきなのです。

 

オセロの駒が、何かのきっかけで反対に変わっていくのですから。

 

 

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原田美枝子さん・・・なんというか、凄味を感じます。

 

表面は穏やかなのですが、体の中で炎が燻っているような、何かのきっかけがあればたちまち燃え上がるような、激しさを持ち続けているように感じます。

 

外側と内側の落差があればあるほど、女優としての魅力になると思います。

 

 

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映画の話に戻りますが、同年代の原田美枝子さんが、認知症のお母さんを演じるというのは時の流れを感じることでした。

 

自分を重ね合わせ、そういう年齢になったかという感慨です。

 

ちなみに、認知症の発生率を調べると、65歳以降が高くなり年齢を重ねるほど上昇します。

 

とはいっても、60代後半での発症率は1.5%で、70代になると約1割、80代後半になると4割くらいになるそうです。

 

60代後半の100人に1人が、70代は10人に1人、80代は10人に4人・・・と増えていきますね。

 

75歳というのが一つの節目で、発生率が急激に高くなり、女性のほうが多いそうです。

 

あぁ、あと10年かぁ~。

 

 

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原田美枝子さん、さすがです、演技力、女優魂!

 

映画の始まりは、スローテンポで多少じれったい感じがありましたが、それも全体の流れを通したときに意味のある演出だったということを感じます。

 

 

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W主演で、もう一人原田さん演じる母親の息子役が菅田将暉さん。

 

この俳優さん、本当に良いですよね~。

 

何を演じても素晴らしい・・・ 光るものを持っています。

 

外側の華やかなオーラというのではなく、内から放たれるオーラですね。

 

目の輝きでしょうか、持って生まれた感覚の良さでしょうか。

 

鼻の形がツンとしていて、日本人離れしている。

 

たしか「キネマの神様」で初めて知り、とても印象に残りました。

 

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あとからじわじわ心を揺り動かす映画で、演技派のお二人の共演が良い化学反応を起こし、映画の質を高めています。

 

セリフのない無言の時の表情で、観ている人に何を感じさせるかで俳優の質が分かります。

 

物語で例えると、行間部分。

 

トリートメントでいえば、直接触っていない時、手を置く前、離れた時。

 

空白の部分の質が良いということは、それ以外の部分が満ちているということ。

 

 

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母と息子の切なくも愛おしい物語。

 

親子の縁は一生続き、親の他界後も心に深く残る。

 

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これから観る方のために内容が分からない程度にすこし。

 

認知症は記憶が曖昧になりますが、認知症でなくても人の記憶というのは全て覚えていることはなく曖昧な部分もあります。

 

母親が鮮明に覚えている部分、息子が覚えている部分。

 

どちらかが覚えていても、一方は忘れている部分。

 

それが何かのきっかけで鮮明に思い出すと、それに付随してその時の幸せを思い出す。

 

 

 

途中、昔の記憶の映像が現れるので、少し混乱するかもしれません。

 

全部観終わると、なるほどそうか~となるのですが。

 

 

 

映画の中から、

 

黄色 服、花

 

1本

 

半分の花火

 

走れメロス

 

記憶

 

思い出泥棒

 

私の母も90代を過ぎてから少しずつ記憶に靄がかっって、家族をもう他界している肉親と間違えたり、遠くに住んでいる妹と思いこんでいたり幻覚を見ている様子がありました。

 

親が、特に母親が、認知症の症状で変わっていく姿は本当に辛い。

 

映画を観ながら、そんなことも重ね合わせ親子の永遠の愛を改めて思いました。

 

 

 

 

映画館で観たらもっと良かったな~なんて。

 

でも良い映画に出会えて感謝です。

 

俳優さんたちも素晴らしい上に、この監督さんは細部まで考えられていてすごいと思いました。

 

 

「告白」「悪人」「君の名は」の映画プロデュ―サーを務めた、川村元気監督の初作品。

 

これからも川村氏を注目したいと思います。

 

百花というタイトルは、花のような儚く美しく、けれども最後に残る「百の記憶」を託しましたと語っています。


(2023年5月の写真から)

 

 

 

 

 

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