小説♯3 | Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

[空へ羽ばたけ]

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―次の日―

「おっはよ~!今日は私の誕生日~☆こんな私ももう19歳よ~!」

ざわざわっ!

ん?なんだ?

やけに騒がしい気が・・・

「あっ、愛~!」

「詩音が下にいんだけど。」

「皆、綺麗だぁ~って騒いでんの。」

「詩音ちゃんってモデルさんだもんね!」

ざわざわっ!!!

「めぐぅ~!それゆったら余計さわぐでしょーが!」

し~ちゃんは高校卒業して、

雑貨屋でアルバイトしてたら

スカウトされたんだよぉ!

いいなぁ~っ☆

「私ちょっとし~ちゃんトコ行ってくるわ!愛と清もっ!」

「あっそ。りっちゃんは行かんくていいの?」

「なんで?」

「なんとなく。」

「じゃ、ちょっと行ってくるわ。」

「めんどい~。俺行きたくない。」

「アホかっ!行くぞ!」

「えぇ~~~~?」

―下―

「し~ちゃん!」

「おっ!晴!清と愛も。」

「どーしたんだよ。」

「今日も休みなの♪だから、愛の屋上の件について・・・ね♪」

「し~ちゃん、ありがとぉ~!」

「あ、それとね?」

ゴソゴソ・・・

「ハイ!今日誕生日でしょ~?」

「わぁ~!可愛い!」

し~ちゃんがくれたのは、

お化粧グッズ。

「でも私化粧しないよ~?」

「私も!」

「いずれ使うようになるのよ。」

清人にはシューズだったよ!

私もシューズ欲しい・・・(笑)

「うぉー、これ使えそうだな。サンキュ~、詩音!」

「おー、いいもの貰ってんな~。久しぶりだな、し~。」

「どうもー。」

「なー、俺にはないのぉー?」

「ないよぉーだ!つーか、誕生日いつ?」

「明日。」

「そうなんだってー!びっくりでしょ?私達とひとつ違い。」

「そーいえば、しーちゃんの誕生日はいつ??聞いてなかったね。」

「びっくりするわよぉ!」

「?」

「なんと昨日!!」

「えっ嘘!」

「なんもあげてねぇんだけど!!」

「私も!ちょ、はやくゆってよ~!」

「そろそろ授業はじめっぞ。し~、お前今日授業見てくか?」

「あっそれいいね♪」

「それなら屋上の件も色々とね♪」

「そーさな~。」

「あ、じゃー見てく、見てく☆」

わーい、し~ちゃんが見てくれる♪

最近し~ちゃんと会ってなかったから、

昨日、今日とし~ちゃんに会えて

嬉しい!!

―上―

「みんな~!今日はし~ちゃんが授業見てくれるよ~!」

「マジかよ。」

「よろしくね♪」

「やっぱ綺麗だわぁ!」

・・・

―放課後―

「いよいよこの時がやってきた・・・。」

「ここで質問!!」

ここはし~ちゃんの家、し~ちゃんの部屋!

今は晴、し~ちゃん、私の3人しかいない。

「はいっ!」

「そんな緊張しなくても・・・w」

「好きな人はいますか?」

「いますっ!」

「よーし、分かった。もしかしてだけど、、、」

「どしたの?」

「??」

「それってりっちゃん?」

ほよ・・・?

「え・・・?ちょ、あたってんだけど!え?し~ちゃんエスパー?」

「マジかよ!なんでもできるな先輩!」

「ま、勘よ。勘。」

し~ちゃんすごいな~。

ピンポ~ン!

「は~い!!ちょっとゴメンネ。」

ガチャ。

「おー、りっちゃん!」

「よぉ、し~。」

「えっ!りっちゃん!?」

「ナイスタイミング!!」

「今ね、上で愛と晴と話してたの。来る?」

「おー、さみぃし入らせてもらうよ。」

し~ちゃん!!

なんつ~事を!!

タンッタンッ・・・

「どーも。」

「りっちゃん、どうしたの?」

「や、何となく。ここにいるかなーと思って。」

「ねぇ、し~ちゃん。トイレ行きたいんだけど・・・」

「分かった。この部屋でてすぐ右よ。」

「分かった~。」

「ちょっと私、お茶用意するね♪」

「あ、うん!ありがと」

「気がきくな。」

ガチャ、、、バタン。

―扉の外―

「やー、し~ちゃんナイスー!」

「晴もよくやったじゃない!」

「うまくやれよー!愛っ!!」

―扉の内―

どーしよぉ!二人だよ!

どーしよ、どーしよ!

なんか話題を・・・。。。

「なぁ、お前って卒業したらなにすんの?」

「ヴぇっ!あぁ、えっと、私はアルバイトするよー。」

「そう。なぁ、先生とかって興味ねぇの?」

「先生ー?私バカだから先生になれないよぉー!なれるならやりたいけどさ!」

「そうじゃなくて、先生で好きな人いないのって事。」

ちょ、何それ!

焦るあせる~!

「い・・・るよ?」

目の前にいる人の事です!

あんたの事です!

「ふーん。それって・・・」

なんだよ~!

「それって、羽並(はなみ)?」

「羽並は違うよ~。イケメンだけど性格悪そうじゃん。」

―続く―