「なんで俺の応援してくれない訳?」
「あんたのが年上だろ!」
「留年してっからな!」
やー、留年もおもしろいもんだね~w
勉強できないけどね!!
「よーい、ドン!」
タタタッ!
「ゴール!・・・・・・ゴール!」
「えぇぇぇぇぇ!」
「清人が・・・」
「め・・・めぐに勝った・・・!?」
「清人ってあんな速かったっけ!?」
「あーら、成長したんだねw」
「俺は負けねぇんだよ。」
何アイツ!超かっこつけてんだけど!
うざっ!
「りっちゃーん、タイムは~?」
「一番はそこだよねー♪」
「おー、んーとな・・・。清が10、2。めぐが10、3だ。」
「お♪タイム上がってんじゃんw」
「ちょー上がったわ。」
嘘だろぉ!
そーいや最近、清人も陸上部入ったもんねー・・・
あ、言うの忘れてたけど、私と晴とめぐと日向は陸上部だよぉ♪
最近清人も入ったんだ!
「うーし、次は日向と愛、晴の3人!よ~い・・・ドンッ!」
タタタッ!
・・・やっぱり日向は速い・・・!
それに晴も速くなってる・・・!!
「ゴール、ゴール・・・ゴール!」
「やっぱり日向が1位かー・・・。はえーな。」
「あたりめぇだろ?」
「もぉ~!速いよ二人とも!」
「や、晴もじゅーぶん速いかんな?」
「りっちゃん、タイムは?」
「日向が9、7。愛が9、8。晴が10、00だ。」
「はえっ!晴までもが俺のタイムを抜いた・・・!」
「あたりめぇだろ。」
・・・
―帰り―
ガチャ。
私が靴箱を開けたときだった。
「ん?何コレ。」
「どしたの?」
「や、これ・・・」
「うぃーす。ん?どした~?」
「なんかあったん?」
「ん?それ、ラブレターっぽくね?」
は・・・?
ラブレター?ラブのレター??
私に?留年してるぞ!?
スポーツバカだぞ!?
そして本当のバカだぞ!?
「開けてみたら?」
「う・・・うん。」
カサッ・・・。
『僕は3年の岡野証(おかの あかし)です。
突然ですが、明日の放課後、
屋上で待ってます。』
「なんだこれは・・・!?愛にラブレターを送るやつがこの世にいんのか!?」
「おいコラ!」
「でも、愛はかわいーよ?」
「顔だけな。」
「おめぇ失礼だな。」
・・・って無理無理無理!!
私好きな人ぐらいいますよ!?
って、まだ言ってなかったね。
私の好きな人はりっちゃん。
この事を知っているのは
晴だけ。
「晴、めぐ、どぉしよぉ~!私こんなの初めてで・・・どうすればいいか・・・!!」
「私、しらんよ~?」
「私も知らないよぉ!そうだ!ここでモテモテのし~ちゃんに聞けば・・・!」
「ん?どしたの?」
「詩音。」
「こんにちわー。」
「どもっす。」
「わ~!し~ちゃぁ~ん!」
「おうおう、どうしたのー?」
「実は・・・」
「すごいじゃなん、愛ぁ!こーゆーのは好きな人がいなかったら
付き合ってもいいと思うよ。(イケメンのみ。)でも、好きな人がいるなら
行って断るのが一番!」
「さすがし~ちゃん!」
「し~ちゃん先輩!!!」
―続く―