―次の日―
「おっはよ~!今日は私の誕生日~☆こんな私ももう19歳よ~!」
ざわざわっ!
ん?なんだ?
やけに騒がしい気が・・・
「あっ、愛~!」
「詩音が下にいんだけど。」
「皆、綺麗だぁ~って騒いでんの。」
「詩音ちゃんってモデルさんだもんね!」
ざわざわっ!!!
「めぐぅ~!それゆったら余計さわぐでしょーが!」
し~ちゃんは高校卒業して、
雑貨屋でアルバイトしてたら
スカウトされたんだよぉ!
いいなぁ~っ☆
「私ちょっとし~ちゃんトコ行ってくるわ!愛と清もっ!」
「あっそ。りっちゃんは行かんくていいの?」
「なんで?」
「なんとなく。」
「じゃ、ちょっと行ってくるわ。」
「めんどい~。俺行きたくない。」
「アホかっ!行くぞ!」
「えぇ~~~~?」
―下―
「し~ちゃん!」
「おっ!晴!清と愛も。」
「どーしたんだよ。」
「今日も休みなの♪だから、愛の屋上の件について・・・ね♪」
「し~ちゃん、ありがとぉ~!」
「あ、それとね?」
ゴソゴソ・・・
「ハイ!今日誕生日でしょ~?」
「わぁ~!可愛い!」
し~ちゃんがくれたのは、
お化粧グッズ。
「でも私化粧しないよ~?」
「私も!」
「いずれ使うようになるのよ。」
清人にはシューズだったよ!
私もシューズ欲しい・・・(笑)
「うぉー、これ使えそうだな。サンキュ~、詩音!」
「おー、いいもの貰ってんな~。久しぶりだな、し~。」
「どうもー。」
「なー、俺にはないのぉー?」
「ないよぉーだ!つーか、誕生日いつ?」
「明日。」
「そうなんだってー!びっくりでしょ?私達とひとつ違い。」
「そーいえば、しーちゃんの誕生日はいつ??聞いてなかったね。」
「びっくりするわよぉ!」
「?」
「なんと昨日!!」
「えっ嘘!」
「なんもあげてねぇんだけど!!」
「私も!ちょ、はやくゆってよ~!」
「そろそろ授業はじめっぞ。し~、お前今日授業見てくか?」
「あっそれいいね♪」
「それなら屋上の件も色々とね♪」
「そーさな~。」
「あ、じゃー見てく、見てく☆」
わーい、し~ちゃんが見てくれる♪
最近し~ちゃんと会ってなかったから、
昨日、今日とし~ちゃんに会えて
嬉しい!!
―上―
「みんな~!今日はし~ちゃんが授業見てくれるよ~!」
「マジかよ。」
「よろしくね♪」
「やっぱ綺麗だわぁ!」
・・・
―放課後―
「いよいよこの時がやってきた・・・。」
「ここで質問!!」
ここはし~ちゃんの家、し~ちゃんの部屋!
今は晴、し~ちゃん、私の3人しかいない。
「はいっ!」
「そんな緊張しなくても・・・w」
「好きな人はいますか?」
「いますっ!」
「よーし、分かった。もしかしてだけど、、、」
「どしたの?」
「??」
「それってりっちゃん?」
ほよ・・・?
「え・・・?ちょ、あたってんだけど!え?し~ちゃんエスパー?」
「マジかよ!なんでもできるな先輩!」
「ま、勘よ。勘。」
し~ちゃんすごいな~。
ピンポ~ン!
「は~い!!ちょっとゴメンネ。」
ガチャ。
「おー、りっちゃん!」
「よぉ、し~。」
「えっ!りっちゃん!?」
「ナイスタイミング!!」
「今ね、上で愛と晴と話してたの。来る?」
「おー、さみぃし入らせてもらうよ。」
し~ちゃん!!
なんつ~事を!!
タンッタンッ・・・
「どーも。」
「りっちゃん、どうしたの?」
「や、何となく。ここにいるかなーと思って。」
「ねぇ、し~ちゃん。トイレ行きたいんだけど・・・」
「分かった。この部屋でてすぐ右よ。」
「分かった~。」
「ちょっと私、お茶用意するね♪」
「あ、うん!ありがと」
「気がきくな。」
ガチャ、、、バタン。
―扉の外―
「やー、し~ちゃんナイスー!」
「晴もよくやったじゃない!」
「うまくやれよー!愛っ!!」
―扉の内―
どーしよぉ!二人だよ!
どーしよ、どーしよ!
なんか話題を・・・。。。
「なぁ、お前って卒業したらなにすんの?」
「ヴぇっ!あぁ、えっと、私はアルバイトするよー。」
「そう。なぁ、先生とかって興味ねぇの?」
「先生ー?私バカだから先生になれないよぉー!なれるならやりたいけどさ!」
「そうじゃなくて、先生で好きな人いないのって事。」
ちょ、何それ!
焦るあせる~!
「い・・・るよ?」
目の前にいる人の事です!
あんたの事です!
「ふーん。それって・・・」
なんだよ~!
「それって、羽並(はなみ)?」
「羽並は違うよ~。イケメンだけど性格悪そうじゃん。」
―続く―