「性格ねー・・・。」
「性格は大事だよぉ~!」
りっちゃんは性格いいよねー。
「俺って性格いいかな~?」
「あんたはいいよー。」
「てかそろそろ時間じゃね?」
なんの?
「何の?」
「こくはっく~の。」
「あぁ!そうだったっ!!し~ちゃぁ~~~~ん!」
バタバタバタ・・・
「ははっ。可愛いやつ。」
―下―
「愛。どうしたの?」
「そんな慌てちゃって。いい事でもあった?」
「こく・・・こく・・・こくはっくーの!時間~・・・!」
「わ~!そうじゃん!」
「ちょっ!着替えて着替えて!制服はさすがにだめだろぉ!」
―10分後―
「はい、できた!」
「愛かわい~!」
「じゃ、いってきま~す!!」
「いってらっしゃーい!!」
あー、緊張するっ!
どうしよう~
っつーか岡野証って
誰だ?
ま、行ってみりゃ分かるよな。
「ついたぁ~!」
ガチャ
「あ、ど・・・うも。」
「こ・・・こんにちわ。」
「手紙・・・読んでくれましたか?」
何この人!
超イケメン!
でもりっちゃんの方が
上だなぁ~★
「読んだよ・・・」
「それで・・・あの、僕、篠田愛華さんのことが好きです!付きあって・・・」
「ストーーーーップ!」
「ん?清?何?どうしたの??」
「こいつ、俺のだから。」
え?え?え?
なに?『俺の』って・・・
ちょっと待て!
ん?なんだぁ~!?
ああああああああ~~!
よくわからん!
「じゃ。」
「清・・・?」
「あー・・・ごめん。」
「ちょっと待って!分かんない!何?何が起こったの?」
「分かんなくていいよ・・・。じゃぁ!」
―詩音の部屋―
「ただいまー。」
「どうだった?」
「ちゃんと断れた?」
「えっとね?よく分かんなかった。」
「よく分かんないって?」
「えっとね。付き合ってって証って人がゆった瞬間に、
清が来て、「こいつ、俺のだから。」って言ってー
そんで何が起こったの?って聞いたら、「分からなくていいよ」
だって。」
「何アイツ!ナルシ君だな~。っつーかかっこつけ!」
「ちょ、それってさぁ・・・」
「なんだかんだ言っても清人も愛の事好きなんじゃね?」
「えーーーーーーーーーーーーーーーー!?
や、ないないない!!てか無理~!清ってかっこつけじゃん!
しかもナルシ!顔はいいけどでも性格あかんし、無理!!」
「はははっ!清、失恋?かわいそ~ww」
「ぶははっ!りっちゃんそれゆっちゃ清がかわいそーよ!」
「もー、笑い事じゃないよっ!!」
―続く―